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2012年12月31日月曜日

似顔絵、年の瀬、と落語「幾代餅」

千波湖を散歩する。
白鳥のウンコを踏みそうになる。
根性の悪い黒鳥がカモを追っかけまわしてたりする。
ちょっと昔に不良中学生が金属バットフルスイングで白鳥の頭だか首だか芯でとらえる・・なんて事件が新聞に載ったりしてたけど・・今は、平和。ジョギングしてるおっさんだの手をつないだカップルの前をグエッ、グエッ言いながら我物顔に横切る。・・・人の方が避けるのを知っているから結構偉そうに歩道を横切る。

散歩で歩きながらイヤフォーンで聞いているのは、古今亭志ん朝の「幾代餅」。いまどき・・・・カセットウォークマンで・・・・もう製造してないよなこんなの・・・・中身のテープも30年近く前の学生時代に録音したもの・・・・・いまどきなら、なんとかポッドとかデジタル録音機器で聞くんだろうが・・・おっさんはベルトに引っ掛けたカセットウォークマン。ソニー頑張れ!
そうそう志ん朝の幾代餅・・・姿海老屋の錦絵の花魁・・おいらん・・幾代太夫に一目ぼれする、つき米屋の職人さんの噺だぜ・・・・錦絵ったらブロマイド・・・・古いね・・・今ならグラビア・・・それも絵だろ・・・・その絵に一目ぼれ。

似顔絵と言えば・・・・落研で卒業の寄せ書きのアルバムに風公君が描いてくれたっけ・・・
ほんとに、こんな親父になりたかったなぁ






ちっちゃな女の子に・・・・・・
君は、生まれてから、まだ1歳と6か月ぐらいしか立っていないからわからないだろうけど・・・
お父さんのDVってやつで、実家に帰ってきた君の20歳のお母さんは、乳癌であぶなくなってるお母さんのお母さん・・・君のおばあさんの介護と・・・子供の君を返せと言ってくる君の25歳のお父さんとにはさまって・・・自分の将来がわからなくなって・・・・薬を飲んだ。
まだ・・20歳だもんな・・・
君は、施設に・・乳児院に入ることになった。
「福祉」ってやつは・・・君を幸せにはしてくれないかもしれない。・・・乱暴で無職の25歳の君のお父さんに育てられることより、見ず知らずの他人に乳児院で育てて貰うことのほうが幸せかどうかなんて・・・誰にもわからない。・・・・あとは、君が持ってる生き延びる力と・・君が持って生まれた運。
大丈夫・・・君がお母さんと福祉の窓口に来たとき・・・ひとり遊びをしてお母さんに甘えない手のかからない・・・・・ニコニコしたかわいい児だったもんな・・・ずっとニコニコしてなよね・・みんなが君を好きになるように・・・君はまだ1歳ちょっとだもんな・・・・おっさんたちは君になにもしてあげられない。

すいません。年の瀬に・・・
伝助さん、今年は茨城で飯でも食べましょうというお誘いに答えられず・・・・来年はぜひ。
ブログ見ていただいた皆様・・よいお年をお迎えください。

2012年12月3日月曜日

「バトンを渡したランナー」と「元気ですかぁ!」と一之輔さんの部室落語

日大芸術学部の落語研究会から落語家になった春風亭一之輔さんの落語の枕に出てくる落研時代の話にあるじゃないですか・・・・・・
部室のある建物の屋上でスキンヘッドの女性の先輩からしごかれる・・・・スキンヘッドの女性の先輩ってのもすごいけど・・・・・「道具屋」の声だし・・・・「声が小さい!」・・・・「まだ声が小さい!!」・・「声が小さ~い~!」・・・しまいには・・・「お前の為にやってんだぁ!!!」・・・・・・

大学違うし、年代も違うけど・・・・俺たちの頃だって似たようなことやってた気がする。
1年の頃は4年生に理由もわからず怒られてた・・・・先輩がタバコ持ったら、失礼しますと言ってマッチで火をつけろとか・・・先輩には絶対服従とか・・・逆らうなとか・・・1年男子は頭、坊主にするとか・・・
そういう何だかわからない伝統とか・・・先輩後輩関係とか・・・・当時はこんなものに意味なんかない・・・ナンセンスだ・・・・こんなの学生の”落語家ごっこ”じゃねーか・・・・・俺が上の代になったら絶対やめてやる・・・・・・とか、言ってたんだけどさ・・・・そういう意味の分からない理不尽な部活がなぜか懐かしい・・・・・ばかばかしいと思うんだけど懐かしいんだから・・・しかたがない・・・もう戻れないし・・・思い出の場所なんて、今じゃどこにもないんだけどさ・・・

昔付き合ってた女の人に会った・・・会合でね…飲み会かな・・・
もう、二度と会うことはないと思ってた娘に・・・・娘ったって、大学出てからもうすぐ30年なんだけど・・・二人だけしか知らない思い出なんか話せるのかなとも思ってたけど・・・・「元気そーだね・・」・・・「元気ですよ・・・」・・・その立ち話がすべて。30年は長すぎる。

子供さんのいる同年代は、子供さんも育って・・・だんだん人生の主役は子供さんの時代になっていくんだろう・・・・・親になるということは、どっかでバトンを渡すリレーのようなものなんだろう・・・・バトンを渡した親は、へとへとになって芝生に座り込んで・・・・元気に走ってく次の世代の子供さんの後ろ姿をまぶしそうにみてるランナーなんだろう・・・・・
だけど・・俺なんかは・・・・独り者のこのおっさんは・・・バトンを持ったまま走り続けるしかないんだろうな・・・・・芝生に座り込むこともできなくて・・・へろへろになってもバトン握ったまま走る・・・そんなもんだな。・・・・・・元気ですかぁ・・・・元気ですよ。

2012年11月20日火曜日

「おすわどん」と「ガーコン」とよく走ってたよなー

まだ、パソコンが治らない。

最近行った落語会は10月17日の茨城県立県民文化センター再開記念(東日本大震災で施設が壊れて、使えなかったのだ)

桂 歌丸 独演会
開口一番
 春風亭 昇也・・・・・・「ライオン」
 春雨家 雷太・・・・・・「あわびのし」
 桂 歌丸   ・・・・・・「おすわどん」
                   すごい噺だよなぁ・・商家の後妻さんが病気になったのは、毎晩、店の前で、後妻さんの名前「おすわど~ん」を呼ぶ怪しい声のせいか?・・・怪談か?・・・いーぇ。
それは、・・・・・・・「お蕎麦、うどん」です。・・・このダジャレのためだけの噺・・・・ばかばかしくって、笑っちまった。

-------- 仲入り ----------

 ナイツ・・・・・・・・・・・漫才
            面白れぇなぁ…・まだ30歳代かぁ・・・
桂 歌丸   ・・・・・・「紺屋高尾」

それから、今年も昨年に引き続き行ってきました。11月10日、笠間稲荷神社の裏っての嘉辰殿の大広間?・・・・座布団抱えて。
高田文夫プロデュース
「かさま落語会」しょの十七・・・・残念ながら高田さんは、欠席。

喜楽家楽喜・・・・・・「雑排」
       前回、座布団の前後間違えて柳亭市馬 落語協会副会長に注意されてた座布団・・・今回はしっかり確認してた。

川柳つくし・・・・・・・「健康診断に行こう」
       この人は、なんでかいっぱいいっぱい感を感じてしまうのだ・・・・来年は真打になられるのかなぁ・・・・ほかの噺も聞いてみたいような・・そうでもないような・・・ガーコンとかやればいいのに。

川柳川柳・・・・・足が痛いということで、正座補助用具を膝の下に入れての高座・・・81歳?・・・学生の頃寄席で見たまんま、おんなじ高座・・・・若干、パワーは、落ちた気がするけど・・・元気に歌ってた。

-------- 仲入り ----------
昭和のいる・こいる・・・・・・・漫才
       へーへー、ほーほー 歌ってました。いつもの漫才・・いいよね。
川柳川柳・・・・・・「ガーコン」
        いまどき揺れながらジャズを歌ってる大学生がいないように、田舎にも足踏み式脱穀機を使ってる農家なんていない・・・でも、昔の高座そのまんまだからいいや・・・
座布団から立ち上がって痛いはずの膝を前に出してガーコン・ガーコンやってました。80歳過ぎたんだなぁ・・・・

最近、走ることがない・・・
落研のころは、いつも走ってた気がする・・・
水曜日の校内寄席の準備で、金屏風を抱えて走ってた・・・風呂敷に包んだ大太鼓を背負うようにして走ってた・・・・寄席が終わって次の時限の授業に間に合わないと夢中で走ってた・・・発声練習の枡方山まで・・走ってた。
みな好き会の上野 本牧亭の前の呼び込みが終わって、早く先輩の落語が高座が聞きたくて楽屋口まで走ってた。
部室にOBの先輩がみえて、森永の食堂まであずかった万札を握って走ってた・・・先輩のデラックス定食?と部員の1ランク、2ランク下の値段の定食の食券を買って席を押さえようと走ってた・・・

何かにつけて、走ってた・・・なんで、あんなに走ってたんだろう。

2012年11月7日水曜日

さよなら、またね。を言うのが苦手だ。と落語「大山詣り」と「君の友達」you‘ve Got a Friend

子どもみたいな感情で恥ずかしいんですが・・
さよなら、またね。と言って握手して、みんなバラバラと解散していくのが、苦手だ。
出来るなら、みんなが盛り上がっているのを見ながら、そーっといなくなるような別れ方がいい。
さびしくなるのは、・・・すいません誰だって嫌いですよね。・・・さびしいのはお前だけじゃない・・ですよね。ちゃんとしなくちゃ・・・

落研のOB会・・みんなやさしいね。ありがとうございました。
何十年かぶりは、頭髪や、腹回りや、名前が出てこない(芸名はすぐ出るのに)・・全体写真を撮るときの中腰の苦痛や撮り終わった後のふらつきにあらわれる。

しゃべるのに夢中で料理がいっぱい残ってた。

宴会の締めは、三本締め。八海さんの音頭で締める。
「皆さん、お元気で・・死んだ人もいないし・・・お怪我(毛が)無くってお幸せ。」

落語「大山詣り」のように、泊まった後のはとバスでも、禁を破って喧嘩して頭を坊主にされたわけでもないのに・・・無くなってたなぁ・・・毛。・・・・俺もね。

「You‘ve Got a Friend 」(君の友達)

・・・・歌詞の意味は、たぶんこんな意味だった。キャロル・キングの歌だ

君の頭の上に暗雲がたちこめて
やーな気分の時は、呼んでくれよ、俺の名前を呼んでくれ
俺は、すっ飛んでいくよ。
いつでも、すっとんでいくからさ・・
君には、友達がいるんだぜ。
(by キャロル・キング)

でも、金は貸せない。・・俺だって無い。
(by 大福)

俺に用事があったら口笛を吹いてくれ。
(by ハンフリー・ボガード)

俺に用事があったら総務課を通してくれ。
(by 大福)

で・・・業務連絡です。
先日、バキ君が神田のOB会で撮った皆さんの写真のSDカード借りたので落としたデータは、メールで送ったりするにはデータ量が多いのでCDにでも焼いて送らせていただきます。
少しお待ちください。
ただし、牛車の送付先・住所が変わってるようで・・・誰か正しいのを教えてください。


2012年10月28日日曜日

君が僕を知ってる・・かな?落語「お血脈」と「火炎太鼓」

まあ、独り者の・・ぷー太郎あがりの俺だから・・
この先、どっかで参っちゃたり・・・・食い逃げで捕まったり・・・おねえちゃんのお尻触って怒られたりしても・・・・・
あの頃の落研の仲間が僕を知っててくれるかなと・・思ってる。

今までしてきた悪いことだけで、僕が明日有名になっても・・・どうってことない・・まるで気にしない・・君が僕を知ってる。
離れ離れになんかなれないさ

あいつなら食い逃げ、お尻触ったり・・それぐらいの悪いことは、やるでしょう・・・

だいたい、あいつの落語「首提灯」とか「阿武松」とか「小言幸兵衛」とかへったくそだったんですから・・・・・・・でも、首提灯で首を切られたことに気が付いた町人が・・・「人間の精神は、肉体の限界をはるかに超える・・・気合いだ!気合いだ!気合いだ!・・・」と首をもとに戻そうとする・・なんぞという素人ながらのオリジナルのくすぐりは、・・・・面白いところもあったんですよ・・・・誰か言ってくれるかな・・・・

というわけで、今までしてきた悪いことの・・・罪状消滅して極楽に行けますようにと・・・
長野県、善光寺に行ってきました。
(パソコンが壊れており写真がアップできないのが残念。)

一緒に行った人が、国宝 松本城が見たいといい・・・・俺が善光寺が見たいと言ったので・・旅先は長野県に決定。
俺は、春風亭昇太さんではないので・・・お城に興味が全くない。お城の急な階段を休日で混雑する中を登ったり降りたりしたので・・・すっかり筋肉痛。・・・・・外で甲冑を着けた武者装束の方と並んで記念写真・・・・・現像してみたら・・・八墓村の心霊写真みたいだし・・・ディズニーランドでクマのプーさんと並んで写真撮るのとは、わけが違う。・・・

で、長野駅からバスに乗って・・・善光寺。ほんとは、お血脈の印 てのを押してもらって来たかったんだけど・・これは、7年とかごとにやってる開帳の時でないと見られないらしく・・・残念。・・・五右衛門に頼んで盗み出して貰わないと・・・

ともかく、長い参道を登り・・・いくつかの門をすぎて・・明治のころに再建された仁王門・・・高村光雲制作の仁王像・・・・すげえ迫力。

本堂の前で、ふたりの財布から小銭かき集めて・・・賽銭・・投げ込んで・・・・祈る。
「今年も、二人で旅が出来ました。・・・病気も何とか手術せずに済んでます。・・・もう少しこんな時間が続きますように・・・・・・・・」

本堂に入って・・・びんつる様の木像 は、触っても良いらしく自分の悪い部分をみんな触っていくので、顔なんかつるつるになってた・・・・・「俺の悪いところは・・・頭と・・・糖尿病系の腎臓はこの辺か?・・・・・あとは・・・座像なので股間をさすっていく人はいないなぁ・・さすがに・・・・」失礼しました。

ふと、横を見ると・・・あれ!「火炎太鼓だ」・・でかいなあ。
あの古道具屋の甚平さんが一分で仕入れて300金、300両で、見事に商売した・・・あの火炎太鼓があった・・・甚平さんのおかみさんが・・・「まあー お前さんは商売が上手・・・おっぱい触らせてあげると喜んだ?・・・・」あの火炎太鼓がなぜ、ここに・・・まあいいや、たぶん善光寺だからな・・・自分でも納得した理由はわからないけど・・・

紅葉には、少し早い長野の旅でした。
伝助さん・・・・僕は、伝助さんの「猫の災難」・・・「牛ほめ」・・・も大好きでした。(もう少し大ネタを例に出せって?)・・・・あの頃の伝助さんを少し知ってます。うまい!日本一です。・・・落ち込むようなことは、何もないです。

2012年9月24日月曜日

「俺のサマーウォーズ」と「けがれなき乙女に宿りし・・・」と落語「宗論」

今年の夏は、ほんとに暑かった。わが、築30年近いアパートの・・エアコンが壊れ・・・洗濯機が壊れ・・・冷蔵庫が止まった。

そして、ついにパソコンがつながらなくなった。・・・・そんなわけで、地球に優しい・・・自分に厳しい夏を過ごしておりました。

夏の出来事としては、ディズニーランドに行ってきました。・・・仕事であります。
世の中には、母子家庭・父子家庭などのご家庭があり・・・・しかし、お父さん・お母さんは仕事が有り、お金もかかるので夏休みだからといっても、どこかに出かけることが難しい。・・・・・そこで福祉の事業としてバスを用意し、ディズニーランドのパスポートを手配してそういう親子さんの夏の思い出づくりをしてもらおうという事業の随行事務局であります。
昔は、お母さま方・・・強かった。
バスの車酔いの薬はないか・・・(大人用の薬をだすと)・・子供が飲むのだから半分に割って出せ!・・・とか、帰りにバス会社の用意した「フーテンの寅」さんのビデオなど流してもらっていると・・・子供が見るんだ!アニメとかないのか!・・・そりゃあ・・大変で。
児童扶養手当と言って・・離婚や死別によって子供さんを一人で育てるお母さん達を手助けするための手当があるんだけど・・・旦那さんから養育費が出てたり・・・別な男性と一緒に住んでたりする事実婚状態だと部分支給や差し止めになったりするんだけど・・・児童扶養手当を受給しながら・・もう一人子供さんを妊娠したりする強者もいたりするわけで・・・・そういうことしないで妊娠できるのか?「けがれなき乙女に宿りし聖なる・・」・・あなたは・・キリストの母ちゃんか?・・・・

でた。落語「宗論」?・・・・・「いやァお父さま、気を鎮(しず)めていただきます、興奮してはいけません。そもそも、イエス・キリストは、ユダヤの国、夫なき、清き少女の腹に宿らせられ、馬小屋において、産声(うぶごえ)を発せられました。時の人民は、これぞまことの神であると信じたであります。ところがある年(とし)、ユダヤの国に、大飢饉があったであります。あわれむべき人民は、食を断(た)たれェ、飢餓に苦しみ、ことごとくゥ、地上に倒れたであります! そのときに、イエース・キリストは、この、人民を救わんがため、天にむかって、お祈りを捧げました。『ああ天にまします神よ、このあわれむべき人民を救い、給い!』といったであります。すると、天からは、パンがくだり、野菜がくだり、肉がくだり―
「なァにをくだらないことォいってやァんで……

でも、最近は親子さんもおとなしくなり・・・集合時間も守ってくれて・・クレームもなく・・仕事は楽になった気がします。一緒に事務局として随行した女性職員達はランドの施設の中にいれば、フリータイムにしてあるので、それぞれ乗り物に乗ったり、買い物したりと歳、相応に楽しんでおりましたが・・・

俺は、高いとこ、早い乗り物、狭い空間、人ごみ・・・大嫌いであり・・
入口前で集合写真のカメラマンをやり全体集合写真、親子世帯別・・それぞれの家族ごとに撮った後は・・・遠くのシンデレラ城を見ながら、日がな一日少しでも涼しいところを探してウロウロと単独行動に出るわけでありました・・・・なんで昼飯食べるためだけに30分も40分も並ぶのか・・普段の牛丼屋の昼飯なら10分とかからないぜ・・・・アメリカのネズミとアヒルと下半身裸の黄色いクマと・・外人の姫君・・・なんてこった。

そして、9月になると敬老会であります。
小さな町とは言え、75歳以上限定とは言え・・3千数百人の対象者に対して客席数600席のコミュニテーセンターを会場に設定・・もしいっぱいになると大変だなー・・と思っていると開催日の数日前に会場のエアコンが壊れる事態・・・冷却用の水を吸い上げるポンプが故障して修理には数か月かかるとの話。

「どーすんだよ、客は75歳以上の高齢者だぜ・・戦争で助かって「敬老会」で参っちまったら話にならんだろう・・」
「中止にすっか?」・・・「招待状3千数百枚全部配達済み・・・記念品も3千数百個届いてるぜ」

ともかく、会場や記念品の準備と並行してレンタル会社に電話をかけまくり、大型の可動式のクーラーを探すが・・・・この猛暑で、どこも出払って在庫がない・・・だいたいこういうものは1か月単位で貸し出すものらしくどこもダメ。
業務用の大型扇風機なら何とかなるというので・・
小さなスポットクーラー1台と大型扇風機5台をレンタル。

しかし・・冷えた空気がどこからか出るわけでもなく・・暑~い空気が扇風機で、どよ~ん、どよ~んと回るだけ・・・空気が動くだけ、やんないよりいい!・・・いいのか?・・・ということで、当日の会場はご想像ください。

いろんなものが壊れていくのとともに・・・俺の夏の戦いは・・サマーウォーズは、人知れず続くのでありました。

最近好きなんだ。「赤プル」さんのネタ。
小学校の帰り道、
松波さんちに寄って、庭のホースの水 飲ましてもらうのが流行った ことがあるんだかんな。

2012年8月25日土曜日

呼び出し電話・公衆電話・・落語「蛍の探偵」と「まめだ」

8月下席夜主任は春風亭一之輔さん・・・私は昼の部林家しん平さんの骸骨かっぽれを見た。

















学生からぷー太郎の時代は、俺の部屋には電話が無かった

学生アパートの時は、大家さんちから呼び出しで
「電話ですよー」と呼ばれ、大家さんちの玄関先で黒塗りの受話器の重たい電話器を借りて話した。

こちらから電話するときは、公衆電話から電話できるけど、かかってくるものは、大家さん呼び出しになった。
今は、携帯だのメールだのあるから連絡がつかないなんてことは、あんまりないんだろうけど・・・・
 NHKの「昼のプレゼント」なんて番組で、1週間いろんな大学の落研に日替わりで出て欲しいなんて出演依頼の電話も大家さんちの玄関先で聞いた

 一度、牛丼君からの電話があり、話してたら遊びに来ていた牛丼君の友達が代わって電話の向こうから・・・「何か、面白いこと言ってみて・・落研。」というので、・・・
何も考えず「う・ん・こ・た・れ」と元気よく話したら、静かな大家さんちの玄関先に“うんこたれ”の声が染み渡っていったのを憶えてる。
・・・・俺は、小学生の子供か・・・

今は、ほとんど(茨城弁では「ほとんど」は、「ほどんと」というふうに、にごる場所が変わる・・関係ないけどね)使うことが無くなった公衆電話でも、当時は連絡には使ったなぁ・・・

落研を辞めたがっていた後輩の女子部員の相談を受け・・・・泣き出しそうな女の子の話を公衆電話で聞きながら・・・俺は、落語がどんなに面白いか・・伝えようと当時、好きだった桂米朝さんの落語「まめだ」という噺を・・・・電話越しに話してあげた。

 いたずらが過ぎて怪我をした、まめだ(豆狸)が子どもに化けて、貝殻に入った良く効くという塗り薬を買いに来る。・・・お金がないから銀杏の葉っぱを一銭に変えて・・・

毎晩、毎晩・・薬屋さんが売り上げを調べると銀杏の葉っぱが1枚入っていて一銭足りない・・
不思議に思っていると・・・ある日、お寺の境内で体に貝殻いっぱいつけて死んだ子狸が見つかる・・・
紙や布に伸ばして貼るという薬の使い方が分からずに・・貝殻ごと体にたくさんくっつけて・・
そんなもんが効くかぁ・・・可哀想なことをしたなぁと和尚さんに頼んで境内の隅に埋めてもらうことにしてお経をあげる・・

近所の人もみんなで線香の一本もあげる・・みんなが帰ったそのあとで・・・
秋風がサーッと吹いて銀杏の落ち葉が死んだ狸の周りに集まった・・・
「・・・見てみい・狸の仲間からぎょうさん香典がとどいた」

それから落語「蛍の探偵」も・・
 田舎から大阪見物に来て道頓堀のあたりに宿をとった・・・なにせ夏のこと、えらい蚊で蚊帳の中まで入ってきて眠れない・・・蒸し暑いし寝苦しい・・・こうなったら・・川へ飛び込んだら、涼しいし蚊の襲来からも逃げられると・・道頓堀川に飛び込んだ。
冷やこうて気持ちがいいし、川面を風も・・蚊も気づかんじゃろう・・と裸になって川に浸かっていると・・・フワリ、フワリと蛍が飛んできた・・・「あぁ・・あかん!虫の探索が提灯ともして探しに来よった」

公衆電話口で一所懸命話してたら・・・
泣きそうでグズグズしてた女の子が静かになったので・・・「どーした?」・・・・・「・・・眠くなっちゃいました・・」
(まったく、女ってやつは・・・)・・・・と思ったけど・・・

電話を切って、坂の下の電話ボックスから・・・坂の向こうのアパートまで夜の住宅街をぶらぶらと歩いて帰った。・・・・彼女は、その後、卒業まで落語研究会にいたと聞いている。

・・・・遠い。遠―い、昔の話。携帯電話もメールも無かったころの・・・たぶん彼女も忘れた昔の話。
遠くの花火は、音が後から来る・・少し物悲しい・・残暑ももう少し

2012年8月8日水曜日

「交渉・折衝能力向上」研修と落語「子ほめ」と肌荒れを防ぎ、キメを整える「ガマの油」


筑波山に行くとですね・・・
いやだ!いやだ!・・と言ってるのに、総務課のマキちゃんが「駄目です。お金払ってしまってるんだから、行って下さい!」・・・というわけで・・・

渋々、行ってきました「交渉・折衝能力向上」研修・・・管理職のための研修だそうだ。
座学で・・・・何とか研究所の講師先生の講義を拝聴する。

相手の心理の読み方
中国の古典、「論人」より(呂不葦 ろふい?)からの引用で「八観六験」
①これを喜ばせて、その守りをためす
②これを楽しませて、その偏りをためす・・・・・・・・

なんだかなぁー・・・要するに、相手を喜ばしたり、楽しませて・・いい気持ちにさせるのが交渉には、良いってんだな。

ロールプレイング、なんて言うのもやらされた、施設建設の為の用地の買取交渉の設定で、交渉を渋っている相手の家を訪問して交渉するという・・・寸劇芝居のようなもの・・・
こっちは、せっかちな性分・・・・・訪問するやいなや、本題を切り出す・・と・・・
講師先生より駄目だし。

「あーーーそこは、いきなり本題に入らないで・・・相手方との関係をいい感じにするためにも・・・世間話なんかから入った方がいいですね・・・・・・話題に困ったらキーワード「は・な・し・か・た」
は・・・・は、「流行」(はやり)
な・・・・は、「仲間」
し・・・・は、「趣味・仕事」
か・・・・は、「環境」
た・・・・は、「食べ物・(グルメ)」「旅」なんかもありますね・・・そんな話題で攻めろなんだそうだ。

なんでぇ・・・「仮に相手が、商用で西の方に行ってたとすると・・・・どうりで、お顔の色が黒くなりましたね・・・・・・・・あなたなどは、元が白いのですから・・」・・・・・ってやつ落語「子ほめ」じゃねーか

ガマの油売ってるんですが・・その効能は、ヒビ、アカギレ、霜焼けに火傷、金そうに切り傷、出痔、イボ痔、切れ痔、走り痔、脱肛痔。横根、雁瘡瘍梅瘡、打ち身、くじき、腫れ物一切、下の病に効能が・・・・無いようです。「肌荒れを防ぎ、キメを整える」となっております。



世辞の一つも言って相手をいい気持ちにさせて・・・いっぱい飲ませるか?・・用地手放すか?
確かに・・・世辞・・・世渡りの都合上、腹にも無いことも、平気で言う・・俺もそんな親父になっちまった。
腹にも無いことも、平気で言って相手をいい気持ちにさせて・・・・仕事をもらい・・・振り上げたこぶしも引っ込めてもらったこともある。

昔、町長と酒を飲み、「町長さんの前で恐縮ですが、・・・・なぞかけをやりまーす。・・・」
「俺等の町で見せたいものは・・・とかけまして・・・盲腸手術で、お腹を開いて中を見た医者が驚いた・・・と、ときます。・・・盲腸手術で、お腹を開いて中を見た医者が驚いた。ととく・・・その心は・・・・・腸・・腸・・・町長がすばらしい!!」

歯が浮くね。・・・でも、落語はさぁ、俺の勝手な思い込みかもしれんけど・・・・・大なり小なり世辞は言うけどね、必要だけど・・・・ほんとはね、そんなものはさ・・・・どっかで、笑っちゃってるんだよね・・・・・・。腹にも無いこと言ってんじゃぁねえってさ・・・・・・・・俺、今は、真面目な顔して世辞も言うけどさ。・・・・・あのころ・・・落研で・・・子ほめ 聞いてたあの頃は・・・確かにそう思っていたもんさ。世辞なんて言うやつ、どっかで笑ってた。・・・・すっかり大人になりました。

2012年7月31日火曜日

もと放火魔さんからの電話と落語「らくだ」・・暑い夏

茨城の小さな小さな町で小さな小さな七夕祭りがありました・・
すいません。最初に業務連絡。
伝助さん、八海さんお電話ありがとうございました。
びっくりして・・・・なのに・・そっけないあいさつですいません。
びっくりしたせいです。懐かしいお声聞けました。・・・・変わらない声が嬉しかったです。

さて、本題。
「・・・だから!グダグダ言ってないで、手前ーら、説明に来い!」

いくら、頭を下げるのが仕事だと言っても・・・・・たまには、カチンと来ることもある。・・・・こんな電話は・・・

電話の相手は、「もと放火魔さん」10数件の放火の罪で7~8年そういうとこに入ってお務めして・・・最近、帰ってこられた方だとしても・・・

もと放火魔さんも歳をとる・・・・
聞けば「緊急通報なんたら」というボタンを押すと救急車が呼べる装置を65歳以上の一人暮らしの家には付けて貰えるというじゃないか・・・・・・なんで、俺んとこには、そういう福祉の説明がないんだ?・・・・・差別すんな。
というのが、もと放火魔さんの主張。

呼び出されたお宅で
「手前ぇなんか・・・すぐに辞めさせてやる・・・簡単だ・・お前、わかってんのか!・・・・」
小一時間・・・クレームを聞く・・・
「クレームには、我々の気がつかない問題点が隠れていることがある」・・・昔、先輩から教わったことがある・・・・・・・が・・・・・・ここには、隠れてないな。

だいたい・・・御近所も・・・お知り合いも、怒らせると火をつけられる・・と噂だった方だ・・・・・証拠が無い時代は、噂だけど。
捕まっちゃうと・・・ある意味、事実だったわけで・・・・

「手前ぇなんか・・・すぐに辞めさせてやる・・」と言われれば・・・(口には出さないが)「やるならやってみろ」という言葉がのどまで出かかる・・・・・やるならやってみろ・・と言えば・・・なんだっけ・・・そうか「死人にかんかんのうを踊らせる」・・・・落語「らくだ」思い出す。

ふぐを食べて死んだ嫌われ者のらくだ/・・本名 馬?・・・死んだら喜ばれる・・・というか、みんながホッとする人ってのは、確かにいると思う。

してみると、ここで、こうして呼び出されて・・・訳のわからん・・・苦情を聞かないといけない俺は・・・・らくだの兄貴分、丁の目の半次にとっ捕まった屑屋の久六さんの役回りか・・・

帰り道・・・言い返さなかった分だけ・・・いやーな気分が体の中に膨らんでくる。
「かんかんのぅ・・・・きゅうのれす・・・きゅはきゅれす・・・・さんしょならえ・・」
かんかんのう、口ずさみながら帰ってくる。

たとえ死んだら喜ばれるらくだでも・・・・・緊急通報システム、入ってりゃぁ・・・・ボタン押せば救急車来るし・・・・・入れましょう。もと放火魔さんとこにも、死ななくてすむかもしれんから・・・それが、現実の俺達の仕事。・・・暑い夏だ。。

2012年7月14日土曜日

金玉のでかいおじいさんと「孝行糖」と歌舞伎町の「みな好き会」

おじいさんは、80歳を過ぎている・・・知的障害がある・・・やっと自分の名前がかけるぐらいの・・
そけいヘルニア?・・・で、金玉がソフトボールぐらいある。・・・・この大きさは・・俺は男として負けを認める。

得意技は、「うそ泣き」である。・・・・大声を出して自分の主張が通らないと・・・「ひーーーん」と泣くのだ・・涙なんか出ない。・・・涙出さない松田聖子の泣き顔に負ける気はしないけど・・・80歳過ぎたおじいさんの泣き顔は、最初ちょっと負けそうになった。
生まれつき障害のある・・・・障害というよりは・・・個性かな。・・・おじいさんは、親御さんや近所の人に世話を焼いてもらって・・・生活習慣を教わり・・・悪いことをしないようにしつけられ・・・・バスの洗車・清掃とかの仕事を教わり就職して年金ももらえるようにしといてもらい・・・地元で生きてきたんだ。・・・・・どこでも行けるところは、杖をついて歩いていく。金玉かばいながら・・・体をかしげながら・・・・ズッコタッコ、ズッコタッコ・・・

落語の「与太郎」のように・・・・「孝行糖」を思い出す。
親孝行のご褒美を元手に町内の方々が、与太郎に商売をさせようと飴屋に・・・売り声が楽しい。
「孝行糖孝行糖・・・孝行糖の本来は・・うるのこごめにかんざらし・・かぁやぁにぎんなん・・にっきにちょうじ・・・チャンチキチンスケテンテン・・・昔々のモロコシの二十四孝のその中で・・・老らい子といえる人・・・親を大事にしようとて、こしらえ上げたる孝行糖、食べてみな、おいしいよ、また売れたったらうれしいね。」
楽しい歌だ。

しかし、おじいさん、いかんせん長生きだった・・・面倒見てくれた近所の方よりも長生きだった・・・一人暮らしが難しい歳になってしまった。
何年か前、俺が判定委員会にかけ・・・・施設と調整し・・・身元保証人になる人をを探して出身地の心当たりを、車に乗せたおじいさんを連れて・・・「この方・・お知り合いではないですか?・・・」と一軒一軒まわって・・・やっと見つけた御親類は・・・「お付き合いは出来ないので・・・保証人にはなれません。」と断られ・・・・何とか調整して・・「養護老人ホーム」に入所させたんだ。

半年後・・・・自由人のおじいさんは・・・集団生活など出来るわけもなく。
毎年行ってる水戸の「黄門祭り」に、連れってくれれば我慢するというので・・休日返上で黄門祭りに連れてって・・という我々の引きとめ工作もむなしく・・・施設と喧嘩して施設を退所した。・・・施設は俺達と一緒におじいさんの大声やうそ泣きに立ち向かっては、くれなかった・・・露骨に迷惑そうだった。・・・俺の失敗だったんだ・・・たぶん。施設のせいではない。

今は、東日本大震災で家が駄目になったので・・・致し方なく・・・うそ泣きにも立ち向かってくれる別の施設で・・・・・それでも時々「帰るんだー!」と施設の職員さんを困らせなながら・・・大きな金玉で頑張っている(俺、金玉すきだなぁ・・)

7月13日の金曜日・・・新宿歌舞伎町2丁目で専修大学落語研究会の対外発表会
私の写真は恒例の初代風柳先輩の後頭部で・・すいません。

みな好き会があったので、行ってきた。
仕事終わってからで・・・・6時開演に間に合わず7時過ぎに滑り込み

桂小文治先輩の補導出演は、間に合わず
立川談修さんの「芋俵」は見られた。

談修さんの高座でのお辞儀は、談志さんみたいで・・・丁寧できれいだ。
もうすぐ、真打なんだなぁ。

ヒザ代わりの「いろもの」は、漫才やってた・・・漫才の方がパワーがあって声も出てる・・・今は、落語の方が「いろもの」っぽい。
トリは、女性の4年生が・・・「紺屋高尾」をやっていた。
20歳前半の女性のやる「廓噺」だけど・・・・・・ふわっとした・・・不思議な「紺屋高尾」・・・誰の落語で覚えたんだろ?・・・・・

昔・・昔・・・君によく似た落研部員が俺達の代にいたんだよ。君のお母さんぐらいの年代かな・・
2年でやめってったけどね・・・・・思い出してしまいました。楽しかったです。みな好き会も・・後輩さん達の落語も。

2012年7月7日土曜日

怖い夢・・・落語「野晒し」・・子どもであること親であること・・

この間・・・・夜中に目が覚めた。内容は忘れたけど怖い夢をみて・・汗をぐっしょりかいていた。
夢なんてめったに見ないのになぁ・・・なんか・・昼間あったっけ・・そうか・・・お骨だ。

以前にブログで書いた「首なし遺体」の処理・・・・・管内で見つかった首なし遺体の火葬・・火葬場からお寺までの間・・・・同僚の運転する車の後部座席でひざの上に乗せた骨壷が・・・・・・無縁仏の焼いたばかりの骨が入った・・・陶器の骨壷の入った箱がだんだん温まってくる・・・・いい気持ちのものではないよな・・

たぶん・・・そのいやな感じが・・・見させた怖い夢。俺は霊感なんてないから・・・目覚めた映画と落語だらけのひとり暮らしのアパートの布団の上で・・・・・・落語「野晒し」を思い出す。釣りに行った向島でどくろを見つけて・・不憫に感じて弔ってあげる・・あの噺。

私は向島で屍をさらしておりました者・・・あなたの功徳(あの、「野を肥やす骨をかたみにススキかな・・・盛者必滅会者定離、頓証菩提、南無阿弥蛇仏」の句の徳なのかな)・・・によりまして今日初めて浮かばれることができました・・・行くところへ行かれます。お礼に参じました。おみ足なりともさすりましょう・・・・・

いいです。来なくても。
自分の人生は自分で責任持って・・・・第一・・あなた首が無かったし・・・・

あれから怖い夢みないから・・・・良かったと思っていたら・・・
昨日は、生活保護の方が亡くなり・・・・・親でも離婚して縁が切れているので・・・と言い張る子どもさんはご遺体の引取りを拒否・・・・・公費により火葬・・・・無縁仏として処理されることになった。

2,3日前病院から、葬儀社まで付き添って運んできた・・・・子どもさんは来ない。
死亡届は、届出人が限定されるので・・・・無理でも同居してない親族の娘さんに書いてもらう。
何とか埋葬(火葬)許可証が出た。
火葬場に・・・娘さん・息子さん顔を出したけど・・・・・何もせず・・・骨だけ拾って・・そそくさと帰る。
寺には、入ってもらわない・・・無縁仏なのだから。

なくなった方と・・・息子さん・・・60歳は過ぎているだろう、その人は顔がそっくっり・・・
余計に・・・・・腹も立つ。

いくら離婚した父でも・・・・母は再婚して・・・何もしてくれなかった父親でも・・・・他人にはわからないひどい父親だったとしても・・・・亡くなったら仏様・・・・公費なんか使わずに子どもさんの手で送ってあげるのが・・・・埋葬してあげるのが・・・・・人として・・・

やめとこう。・・・・・親の気持ちも・・・縁を切られた子どもの気持ちも・・・俺にはわからない。

でも、俺と一緒にやり直してもらおうと思っている・・今お付き合いさせていただいている彼女と彼女の子どもさんは、・・・・俺の「子別れ」は・・・不遜ながら・・幸せにしたい。
怖い夢は・・もう見ない。
大子町の「たき丸」君との遭遇、頭に滝だの鮎だの・・子どもさんの手のつなぎ方がショックを物語る?

2012年7月4日水曜日

ひらたい顔の男と落語「万病円」と「宇宙の法則」

映画テルマエロマエのロケ地だそうだ、水戸市七つ洞公園
漫画が面白いので・・・映画も観たが・・・・
ローマの戦地に露天風呂を作る・・・・お金もかければいいというわけではないが・・・・かけなければ・・・そこは日本にしか見え・・・・いや・・・いつかローマに行ってこよう・・・・・文句はローマを見てから言えってんだ・・・俺。

しかし、水戸市は何でこんなローマ風建築物が点在する公園作ったんだろう?・・・・ひらたい顔の私なんぞは・・・風景にまったくそぐわない。
でも、このライオンの口から出てくる水は・・・付近の田んぼの用水なんかから流入してくる水でしょう・・たぶん。・・・どーもわからん・水戸市と・・・ローマ・・・・すべての道はローマに通じる?
テルマエロマエは、ローマの公衆浴場の話。
私も落研時代にとっくんだ噺に万病円というのがあった。・・・・万の病をまるめ治めるというお薬・・万病円・・・・なにぃ!病の名を集めて万あると申すか?!昔から病の数は四百四病と決まっておるわ!・・・いつから万に増えた?・・・よーし。申してみい・・・ひとつでも足りないおりには、そのほう捨て置かんぞ!!・・・・・あんまり聞かないよね。こんな噺。何でこんな噺憶えようと思ったのか・・・・先代の三遊亭金馬師匠のテープ。・・日本国中の落研の学生が絶対に持ちネタにしない噺を1本ぐらい憶えたいと思ったのさ・・・・

この噺の発端は、銭湯でお侍が、ふんどしを洗うところから始まる・・・・
個人的には、ここんとこ・・交差点で車ぶつけられて・・・交通事故・・・なんか気が滅入ったりするもんで・・・寝付が悪い・・・・寝しなに聞いていたのが・・・・「ザ・ドリフターズ」のベストアルバム・・・・ドリフターズって言っても・・・8時だよ!・・の方の・・・荒井注さんが歌っております。
「いやじゃあ~りませんか、チョンガーは、(ちなみに朝鮮語、独身の男の意味らしいです)・・・・靴下3日は、我慢してお尻の破れを手で隠し・・・銭湯でついでにパンツ洗う・・・・ほんとに・ほんとに・々・・ご苦労~さん。」
みんな、昔から銭湯で下着を洗ったり・・・・・しないよね。

最近の彼女は・・・・自分探し・・・・・自分がしたいことが見つからないんだそうだ。

でもさ・・・・人は、赤ちゃんとして生まれて来る時・・・・両手いっぱいの荷物を握って生まれてくる・・・・だから、成長しながら何かひとつ手に入れると・・・代わりに何かひとつ手放さないといけない・・・・・何か手に入れたら必ずひとつ手放す。これは「宇宙の法則」で決まっているんだ。

これから君が自分探しの旅で何を手にいれ・・・何を手放していくのか・・・・・側でみてるからさ・・・・変なものを手放したら・・・・俺がひろって行こう・・・・代わりに俺が手放したものは・・・・

伝助さんが・・・昔・・・ネタ見せに行かれた話。お聞きしました・・・当時・・・・怒ってましたよね。

私も評論家や批評家は、嫌いです。・・・自分でやってみろ。です。・・素人でも、・・初めて会う人の前で落語やって、笑わせみせろ・・・話はそれからです。上から何か言うな・・です。
小説でも映画でもそうですけど・・・・その噺で何を言いたかったか・・・も、大事ですけど・・・・言いたかったことを、どんなふうに噺したかも大事だと思います。


てっぺい君ブラックホワイトって何?スーパーの七夕短冊

2012年6月20日水曜日

新宿3丁目、夜の末広亭で「でかい女」の歌声を聞いたぜ。


ピンボケの新宿3丁目
通常、落語や色物の定席である末広亭は、1ヶ月を上、中、下席を落語協会と、落語芸術協会の交互10日興行なわけで・・・・・6月の中席は、落語芸術協会の方。

仕事ちょいと早めに切り上げて、行って来ました新宿末広亭・・・・久しぶりであります。変わってねー。夜席、一般2,800円は、ちょっと高いかな・・・・6時過ぎると少し安くなり・・・7時過ぎるとまた安くなるらしいけど・・・まあいいや・・・入っちまう。

前座さんが、座布団返しやマイクのセッテイングでドタバタしてるとか・・・・一席終わった開口一番さん?とこに客席から御祝儀渡すお客さんがいるとか・・・・下座のお囃子さんの三味線にあわせる太鼓のテンポが若干ずれてねーか?・・・・・・とか、言いたいことはあるけれど・・・久しぶりの寄席じゃねーか、楽しめ、楽しめ・・・俺。

江戸家まねき猫さんもみられたし・・・もうすぐ桂文治さんになるらしい桂平治さんも見られた・・・・
若干、お客は少ないが・・・・・・新聞によれば、落語芸術協会の興行の夜席で客が少ないので、立川流とかと合同興行などの話もあり・・・・・・その前に芸術協会所属でない芸人さんも出演させててこ入れも・・・まずはやってみるということで・・・・・・

お目当てあの、でかい女「オオタ スセリ」さん・・・・・コントと歌であります。
ショートコントを2つ・・・・ひとつは「選挙応援」のコント・・・・だんなの選挙応援にきた奥さんが、応援演説をしているうちに・・・・暴走していく。・・・・じっくり暴走していく展開が面白いんだけど・・・今回は短めに・・・・ダイジェスト・・・・・面白かった。

で、ギターをもって歌。負け犬女のキャイン、キャイン・・・を少し歌って
あの・・・・「ストーカーと呼ばないで」を生で聞いた。
でかくて・・・・・鍛えた甲高い早口の・・・・・1960年生まれと聞いたが・・・・この人は、・・・そうなんだ・・・可愛い人なんだということを認識した。

寄席の興行の中に異分子を・・・・・空気が寄席の芸人さんではないわなぁ・・・・・入れることで、プログラムが活性化する・・・・・かどうかは、これからの話。俺は評論家じゃねーし。
オオタスセリさん見られて面白かった。それでよかった。
終電近くの常磐線・・・・・いい気持ちで帰ってきた。
立川流Bコース 奥山コーシンさんも出てました

2012年6月17日日曜日

山の上の大学と、ひと山越えるアパートと奇跡のダイエット



通勤途中のコンビニの軒下のツバメの巣・・・子どもつくり過ぎだろ
 その大学は、伝助さんのお友達が小説に書くように・・・確かに山の上にあったし・・・俺の見つけた月額15,000円の格安のアパートは、・・・・伝助さんが四合の酒を飲んで帰るには・・・・それは、ひとやま越して歩かないといけない・・・理不尽な場所にあった。

大学入学当時・・・浪人時代に太って80キロ以上あった体重が・・・・山越のアパートに住んで、山の上の大学に通い始めておよそ半年で60キロ近くまで減った・・・・本を書こうかな・・・・「私は、こうしてダイエットに成功した・・・奇跡のダイエット法」

ブログの「松風亭日常」で伝助さんが、書いてた友川かずき、や三上寛、小室等・・・・私も伝助さんほどディープでは、ないけど・・・多少は聞いてた・・・かすってる程度だけど。

友川かずきは、風呂屋で見たというのは、当時何度か伝助さんに聞いた気がします。・・・三上寛は・・・茨城の田舎の高校生の頃かな深夜放送で吉田拓郎かなぁ、コンサートの告知してて「・・・・・・「みかみかん」も来ます。」と言ってたのを聞いて・・・・これは、たぶん「みか・みかん」という女の子のフォークディオかなんかで・・・みかちゃんとみかんちゃんという可愛い女の子を想像してたら・・・・「三上工務店が行く・・とか、夢は夜ひらく・・なんか後々聞いて・・・・・打楽器みたいにかきならすギターと野太い歌声・・・宮沢賢治にも通じる東北人の顔・・・びっくりしたのを覚えてます。

小室等さんは、雨が空から降れば・・・・なんでしょうけど・・・・「老人と海」・・いいですよね。私は、本牧亭でやってた「政治寄席」ってので中山千夏さんが歌ってるの聞いてから、大好きな歌です。

あと、伝助さんもお好きと聞いている「森田童子」・・・・・俺達より一世代上の・・・学生運動とかの世代のにおいのする・・・・歌。
俺達は、背伸びして・・・いきがって聞いてた気がします。
あの山の上の大学の落語研究会は、当時、学術文化会という組織に属しており、この自治祖組織は、ヘルメットにはZのマークいわゆる「◇〇派」で、俺が入学する前の年には、対立する派閥の組織の襲撃を受けて幹部が二人頭割られて亡くなっており・・・・文化会の事務局の部屋のドアには亡くなった二人の写真が貼られてたのを憶えてます。・・・・この部屋いくのいやだったなぁ。

で、その襲撃事件の記念日?メモリアルデイ・・・には、追悼集会が細々と行われ・・・・能天気な落研は、その日に校内で寄席を開催し「・・・・お客さ~ん!・・お笑い、大笑いの落語。いかがですかぁ~・・・」とやって・・ふざけるな!!・・と追悼集会の運動家たちに追っかけまわされた・・という話を先輩から聞きました。・・・そんな、においがまだ残っている時代だったんでしょうね。

だから、森田童子の「僕達の失敗」という歌が、俺達と同年代の脚本家の野島伸二(字が違うかな?)の脚本の「高校教師」だかのテレビドラマの主題歌で評判になったとき・・・・なんか大事にしてた歌を宴会のカラオケで歌われてしまったような・・・・・こんなふうに使うなよ・・・と思った記憶があります。・・・・・・・・「さよなら僕の友達」という歌は、大森一樹監督の「オレンジロード急行」という映画の挿入歌でいい感じで使われてます。
・・・・・・ほんとに、俺達が気心の知れた昔の仲間と歌いたい歌がカラオケには入ってません。・・・でも、これでいいと思います。もうおっさんです、俺達。

2012年6月10日日曜日

「ハリネズミジレンマ」と「あやめ祭り」と「最後に聞く落語」


サービスカット・あやめ娘?さん。撮らしていただきました。


あれは、もう14,5年前になるのかなぁ・・・

元、大学の落語研究会にいたとか・・・頼まれれば、余興で落語ぐらいはやるらしい・・・なんてことで、町の生涯学習の公民館講座で、町民の方を対象にした「落語研究会講座」なんてのをやらせてもらってた頃に・・・・・

ひとりの奥さんから、「あのー・・私の父のことなんですけど・・・・」と相談があった。
末期の癌だそうで、入院中・・・病名もそうだけど・・・・治療もきついそうで、ベットでふさぎこんで元気が無い。・・・・・元は明るい楽しいことの好きな人だったので、落語でも聞かせて笑わせてあげたい・・・・落語のテープとかCDとか、買って来ようと思うんですけど・・・誰のがいいでしょうかね・・・とのことだった。

落語は、同じ噺でも演者によって面白いの面白くないのあるし・・・・演題によっちゃあ、人の生き死に笑いの種にしてるのもあるし・・・・そういう状態で聞くのは、きつい噺もあるんで・・・・ほんじゃぁ、私が選んでカセットテープに入れたの作って差し上げますよ。・・・2,3日待ってて下さい。

帰って・・考えた。大学時代の落研の遺産で落語の録音音源は、腐るほどあるけど・・・・さて、誰のどんな噺を・・・・・
マニアっぽくない爆笑ものだなぁ・・・橘家円蔵(当代)の猫と金魚とか火焔太鼓かなぁ・・・三遊亭円歌の「山の穴・穴の授業中」・・「月給日」・・・・「浪曲社長」・・・立川談志・・・「勘定板」は、いいとして・・・「黄金餅」「らくだ」は、絶対駄目だな・・・・・・桂枝雀の「代書屋」・・・「つぼ算」なんてとこかなぁ・・・「地獄八景」は、まずいか・・・・・

なんて、考えて60分テープ2本ぐらい作ってあげた・・・・この作業は、楽しかったなぁ・・・落語ソムリエみたいでさ・・・

で、1~2週間したら奥さんが・・・・「ありがとう、ございました。・・父も枕元で聞いて笑ってました・・・
もっと聞きたいようなので、出来ましたら、・・・もう少し別なのも・・テープお借りできませんでしょうか?・・・・・・」

いいですよ。・・・・・・また、作って差し上げた。・・・・・・で、また何週間かしたら、奥さんが菓子折り持って来られたので・・・
「楽しんでいただいてるようですね・・・・今度はどんなのにしましょうか?・・・新作で春風亭柳昇さんの「結婚式風景」なんて面白い・・・・・・・?・・・・・

「お世話になりました。・・・・父は先日なくなりまして・・・穏やかな最後で・・・落語楽しんでました・・ありがとうございました。これ、つまらないものですが・・・・・・」

お礼は、こっちが言いたかった。・・・・・落語選びで昔のテープいっぱい聞いたもんなぁ・・・楽しかった。

もうだいぶ、昔の思い出。
俺が、死ぬ間際には・・・・どんな噺を聞きたくなるかな。
女性会?の皆さんが踊っておられました。そろいの浴衣がきれいでした。
あやめ祭りで潮来市へ。
去年に比べて、だいぶ復旧されていたけど・・まだ電柱も路面もでこぼこ残ってた。
頑張ろうぜ。
去年は、二人で来たけれど・・・今年は、ひとり。
淋しいし、ひっついていたいけど・・・近づきすぎると、お互いの針がチクチクして、相手を傷つける・・・「はりねずみジレンマ」というらしい。・・・・ほど良い距離感。けっこう難しいもんだ。


2012年6月5日火曜日

湯屋番の番台は・・、「ミイラは悲しい」とス・ス・スカイツリー?

上野の国立科学博物館、「インカ帝国展」を観に行って来た。
お付き合いさせていただいてる女性のリクエストでありました。


このポストカードを大量に購入した若いお嬢さんを見ました。どこへ送るの?
混んでましたが、面白かったであります。空中都市マチュピチュ・・・たぶん現地には行くことはないだろうから・・・・3D映像で見せてもらった・・・めまいするぐらいの映像でした。
ただ、ミイラが展示されて、その展示ブースは特に人だかり・・・・でも、俺は500年以上も経ってから・・・・地球の反対側の国まで運ばれて・・・みんなに見られるのはいやだ。ミイラは悲しい顔をしている。・・・・・・もういいよね、亡くなったら仏様。早く静かに眠れるといいね。・・・そう、俺が観にいくのが悪いのか・・・すまん。

上野公園から、不忍池に向かって・・・石段を降りる・・・・彼女も元気に降りる。
「重い病気で・・弱ってなくて・・・ごーめんなさいね~ぇ!・・・ごめんあそばせ・・おーほっ・ほっ・ほっ・ほ・・・(笑いながら石段をどす、どす降りる)」・・・・・・(お前は、エースをねらえ!能天気な「お蝶婦人」か?)・・・から元気・・・でも、元気ならいいや。・・・ずーっと元気でな。

不忍池のそばにある「台東区立下町資料館」に寄る。・・・これは、私のリクエスト。
二階には風呂屋の番台が移設されている・・・・登って記念写真。
あこがれの女湯をみる・・登ると結構高いのだ。毛深いけつの客が男湯に・・




















伝助さんが・・・落研時代の持ちネタの話で・・・・書いてた「湯屋番」・・・
「宇都宮の釣天井飯」がわからなくて・・・柳家小さん(先代)のを聞きました。
親方の家の二階にやっかいになってる勘当された若旦那・・・・親方のかみさんがよそってくれる茶碗のご飯が・・・・釣天井・・・・・将軍暗殺未遂の宇都宮の釣天井屋敷・・・・昔なら、講談ネタでみんな知ってる事件・・・(史実は違うのかもしれないけど)・・・だったんでしょうね・・・「湯屋番」・・面白い噺だなぁ

さて、わが町ではこのタワーを「スカイ・ツリー」と呼ぶ・・・・・・わけはない!


どう見たって・・・火の見やぐら・・いや!スカイツリー


2012年5月29日火曜日

青い空と弁当、思い出したぜ落研ブギー

週末は、障害者スポーツ大会・・・
土曜日に休日出勤で準備のテント張り・・・みんなでで60数張りのテントを張る・・・しばらくはテントは見たくない。
日曜日は、大会・・休日出勤2日目、良い天気、青空だ。・・・・・筋肉痛はあさってぐらいがピークで、出るな。
障害者の方は、基本的にのりが良い・・・・知的障害の方も、音楽が流れれば、踊りだすことに躊躇は無い。・・・確かに自分が思っているように動くというより・・不随意に体が動いてしまうという人もいるけど・・・・みんな笑っている。・・・楽しんでもらっているならテント張りの筋肉痛も気にならないぜ。・・・・と言うか・・・・・・いや、・・・正直・・・やっぱり体だるい。

ダウン症の子達は、顔に特徴があって・・・・すぐわかるけど、特徴的にみんな愛嬌がある・・・音楽が聞こえると、のりのりでダンスしてた・・随行の施設の職員さんは大変だろうけど・・・可愛いなぁ・・みんな。

お手玉を相手の陣地に投げ入れるゲーム・・玉がきれいだった。
大学入って・・・落研入って・・・・・先輩後輩の関係とか・・・・部の雰囲気・・・ゆるいかなぁ・・・なんて思ってると、正式入部後、数日して・・・・・・「諸注意」・・が、先輩から発せられて・・・・・「1年生、男は坊主にしてください!」・・・となる。・・・・今は、そんなこと無いんでしょうけど・・・当時はね。

入部同期・・・・というか、俺が入学したときは、すでに前年から入学してた?・・・松風亭風公くんは、ブルース男だった・・・地元青森・・・伝助さんが80年代に旅をしたと言ってた弘前で・・・ブルースバンドでギターを弾いてたとかで・・・肩まで髪を伸ばしてた・・・・・・この人は、坊主頭には、しないだろうと思ってたら・・・・・・諸注意の後、きっちり坊主頭にしてきた・・・・落語やりたいんだなぁ・・・と思った。
落語は、入部してから落語に目覚めた俺とは違って、よく知ってたから・・・・入部当時色々・・・話をした・・教わったことも多かった。

落語の枕でさぁ・・・「嘘つきを呼びにやらせる、ひながかな」・・・・(ひまだなぁ・・あの、嘘つき呼んでこいよ・・野郎のうそ話でも聞こうじゃねえか、なんて意味かな)・・・から、ぽーんと「嘘つき弥次郎」に入るなんて演出は、かっこいいよな。

「隅っこの、無口は嘘を知っている」なんてのから噺に入るなんてのもいいよなぁ・・・

面白れぇ噺が、あるんだよ・・・店の二階に「吉原」作っちまうんだよ・・・・・何それ!?・・
「二階ぞめき」なんて噺があることも風公くんに最初に教えてもらったっけ・・・

そう、ブルースの・・音楽の話も・・・・「ブギ」なんての知ってる?・・・・だからさぁ・・・中抜きの三連符・・「タッカ、タッカ、タッカ・・・」こんなフレーズ・・・・って、レスポールタイプだかのエレキギターで、弾いて見せてくれたっけ・・・・・
俺は、ブルースなんて言ったら・・・・淡谷のり子・・だし、ブギなんて言ったら・・服部良一で笠置シズ子・・・だから、・・・まあ、・・・そんなとこで。

だから、わざと・・・ブルースったって、昔、どっかで川が氾濫したとか・・・・・黒人さんが四つ角のところで車がつかまらねぇ、ってなげいてるとか・・・・・パン屋でパン粉こねるとか・・・卑猥な意味があるらしい・・・そんな、日本の民謡みたいなもんだろう・・・どーせ。
なんて、からんで・・・いや、こんな唱もあるんだよ・・・こんなの聞いたら気に入るか?・・色んなレコード聞かせてもらったっけ。・・・・・あんまり憶えてはいない。ごめん。・・俺は、淡谷のり子までだ。

青空の下、陽気に音楽にのって踊る・・・・みんなをみてて、少し思い出した。

青空の下の芝生で食べる弁当はそれなりにうまい。


2012年5月19日土曜日

「あんたにはわからない」と「28年ぶり昔噺の会」と「クールな暇つぶし」

朝から・・・朝っぱらから・・だぜ。

22歳の息子さんの暴力に悩む生活保護のお母さんからの相談を受ける。
1,000円、2,000円と金をせびる・・・・
携帯電話の利用料を払わせる・・・3万円なにがし・・・どこに電話してるんだ・・
グーでは殴らないらしいけど、髪の毛つかむ・・・蹴とばす・・・マーボー豆腐を頭からかける・・

ちょっと、不謹慎だけど、落語「天災」を思い出す。

お手紙は残らず拝見しましたが、あなたにひとりのおっ母さんがお在りと・・・
これを、あなたがうちちょうちゃくをする・・・ぶったりなさる・・・
よせよ・・・殴ったりしねえよ・・・・・こちとら蹴とばすね・・・コーンだね。
親に手を出す・・言語道断だ・・・それとなく意見をしてくれろとのことですが・・・

今回は、殴られる方からの相談・対応・・・
危ないと思ったら、110番する・・・婦人相談所に逃げ込むことも出来る・・・そうすると家には帰れなくなるから・・貴重品等いつでも持ち出せるようにまとめておく・・・乱暴された、お金せびられた状況は、きちんと記録しておく・・・ひどい乱暴で怪我したら病院いく・・・携帯写真で怪我の様子を残しておく、被害届も出す。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(でも、ほんとうは・・俺が思うのは・・・)・・・自分の子どもでしょう?・・20歳そこそこの・・・・・泣いたり、わめいたりしないで・・・きちんと本人と向かい合わないといけないんじゃないかな・・・・それを積み重ねていかないと・・・・

彼女は、いつもの決まり文句を言う・・・「あなた方は、自分のことじゃぁないから・・わからないんです!」・・・そして泣く。

そう。俺にはわからない。同情や手助けではなく・・わかってほしいのに、わからない。・・というなら・・俺にはわからないのかもしれない・・・俺は結婚したことも自分の子どもを持ったこともないもん。・・・・グーの音も出ない・・・・ぐーーー。・・・・・・でも、わかって欲しければ、泣いてちゃだめだ。何度でも何度でも立ち向かうしかないんだ。泣くなお母さん。

午後、少し休みをもらって・・・・上野へ・・・・銀座線に乗り換えて・・・田原町駅・・・少し歩いて浅草ことぶ季亭・・・・桃太郎旗を見つけて・・・少し時間が早いので・・・小学校の近くの公園で時間調整・・・街並みは静かだ・・・・浅草は三社祭・・・だぼシャツにふんどし、半尻だした白足袋のお兄さん方を何人か見る・・・・

「村上春樹」の小説「羊をめぐる冒険」には・・・

そして暇つぶしに、ビートルズがレコーディングした曲のタイトルを片端から思い出していった・・それは、73でストップして、そのまま前には進まなかった。

村上春樹ならこういうのを「クールな暇つぶし」と言うんだろうか・・・

俺の公園の暇つぶしは、立川談志が20代で書いた「現代落語論」に出てくる談志18番を片っ端から思い出してみる・・・雑俳・・・南瓜屋・・六尺棒・・らくだ・・・蜀山人・・大工調べ・・・権兵衛狸・・・三方一両損・・源平・・・天災・・・・寝床・・・それは、この辺でストップして、そのまま前には進まなかった・・・・・・うーーーーーん。クールだ。・・いや馬鹿だ。

時間になったので・・・少し駅の方に戻ってビルの2階・・・・・ことぶ季亭に
28年ぶりの「昔噺の会」を見にきたんだ。
専修大学の落語研究会OBを中心にした年1回の素人寄席・・・・昭和46年ごろからやってるというからすごい歴史だ。現役の学生時代は、よくお手伝いをさせていただいた。
・・・・・そんなわけで、先輩方はいまだに恐れ多い。今回もお忍びで・・・すみっこの方でそーっと見させていただく・・・

「道具屋」・・・・・・・・・萬家 才生
           ・・・専大時代は、初代の松風亭天邪鬼さんですね・・・与太郎が可愛い・・最初の演者なんで、お客さんの出入りもあるし・・・・まだお客さん固いし・・・やりにくそうですが・・・お雛様の首も・・・焼きの甘いのこぎりも・・・おじさんのところで仕込んでおかないで・・・現場で説明する・・持ち時間短かったのかな・・・・・「値は・・・音は・・・ズドーン」で下げてた。もう少し聞きたかった。
 
「親の顔」・・・・・・・・・深川 扇助」
            この方は・・・他大学のOBの方かな?・・・・でもこの演題立川志の輔の新作でしょう・・・・面白いし・・・お上手ですよね

「マジック」・・・・・・・・ヒロミ
           ミニスカート・・・ガータベルト・・・・目もくらむ・・・手元を見るより目線は下に行くなぁ・・・・手品~にゃ・・・の山上兄弟のお姉さん格・・プロのマジシャン

「黄金の大黒」・・・は、やめて「寝床」・・・・・いなせ家半九郎
           伝助さんも学生時代一番うまかった方と言っていた・・・初代松風亭風柳さん・・・義太夫も一節、二節・・豊富な稽古量・・・途中から入場したお客さんもいじるアドリブ・・・油揚げ、がんもどき、の製造法の言い立て・・・・すごいなぁ・・・・・サゲも、のり屋のばあさんの義太夫が当たった後のあざを押したら、ブーと出たから・・ばあさんは麻布の人だとわかった・・・すげえなぁ三平さんネタで下げる人、初めてみたぜ。

いけねぇ・・・帰りの電車の時間が・・・・茨城は遠いなあ。
中入り後に上がる予定の先輩すみません。

帰り際・・・・お帰りでしたらこちらの階段がいいですよ・・・満員の客で込み合う入り口で、優しく声をかけてくれた、落研の現役部員さん、やさしいね。頑張ってね。ありがとね。
帰りのスーパーひたちで、涼しい風に吹かれながら・・・・昔を思い出してました。




2012年5月8日火曜日

パン、パン、パンと助けてー!と明烏

今回の仕事は、統合失調症の母親と息子さんを病院に連れて行って受診させる・・・という仕事。

親子でそういう病気で・・母親の調子が悪くなると息子さんも調子が悪くなり・・・病院にも行かなくなる。問題は母親・・・最近は夜、眠らないらしい。
今回は、息子さんを病院に連れて行く、その同行をお願いする形で・・・・本命の母親を病院に受診させる作戦。

保健所職員、保健師、ケアマネージャーとボディーガードも兼ねて私が・・・・・午前中の、のどかな田舎の一軒家を訪ねる。
「こんちは~~」
庭先と縁側にご老人の夫婦・・娘さん・・・民生委員さん・・・・あれ?・・・息子さんがいない・・・
「息子さんは?」
「自転車で出かけた・・」・・・・・・えっ?・・これは、展開が違ってきたぞ。・・・本命のお母さんの様子を見ると・・・・
「私は行かない!・・・・絶対行かない!!〇×△◆@$аЯШ~(解読不能)・・・・行かないからね!!!・・・・・・」
近くで老人のお父さんが・・・「お前が行かないで、どーすんだ!!行けーーー!」と椅子に腰掛けたまま、空に向かって叫んでる。

・・・・・・・・・・・・俺は思う・・・(駄目かな?・・こりゃぁ・・)・・・・・・・・・・・

保健師さんは、あきらめない。じっくりと話を聞き・・・説得する。
「天気いいですねぇ・・・・お出かけには絶好ですよ・・・・ぼたん桜とか、遅咲きの桜、まだ見られますかね~・・・」
お母さん「絶対行かないよ!」・・・・・・・お父さん「行けって言ったら・・行けー!」

だんだん頼んであるジャンボタクシーの到着時刻が迫る。・・・と。
そこへ、息子さんが自転車で帰ってきた。・・・・・・みんなにらんで「おはようございまーす」

「あ?!・・・みなさん・・おはようございます?」
「どこ、いってたんですかぁ・・?」
「あ・・朝ごはん食べないと・・・パン買って来ました。パン!、パン!、パン・・・連呼しながら食パンを食べはじめる。)」

その間も、お母さんの説得は続く・・・「息子さん帰ってきたし・・・・そろそろ・・行きましょうか?」
「行かないったら、行かない!!〇×△◆@$аЯШ~(不明)」

保健師さんもケアマネさんも民生委員さんも・・そして私も・・・みんな、ニコニコしてしゃべってるけど・・・みんな目が笑っていない・・・奥の方に血走ったものが・・・・

病院の予約の時間が迫ってきて・・・事態は進展しない中・・・関係者がアイコンタクト・・目配せを合図に、保健師さんがお母さんの腕を両脇から、むんず!・・・とつかむと、・・・・・ちょうど到着したジャンボタクシーにズルズルと引きずられながら・・・・
「やだーーー!・・やだーー!・・・・行かない!行かないよー!」

いい天気の、うららかな田舎の風景の中に響く・・・叫び声。
「やめてくれー!!  やだ! やだ!  やだーーーーーっ!!」
つかまれた保健婦さんの腕に噛み付いて、振りほどこうとするお母さん・・・かわす保健婦さん
「やだーーーーーーー!」

ここで、思い出したのが・・・・(思い出すな!状況が違うだろう・・名人八代目の桂文楽さんごめんなさい)・・・・・落語「明烏」(あけがらす)・・・・堅物の若旦那、田所町日向屋半兵衛のせがれ時次郎を親父の半兵衛さんから頼まれてお稲荷さんのおこもりだとだまして連れ込んだ吉原・・・・ことし十八になる絶世の美人のおいらん浦里・・・・そのおいらんの部屋に無理やり送り込まれるときの・・・・・
「・・・・・・たすけてください。・・源兵衛さーーん、多助さーーーん・・・・」
このシーンが浮かんできた。・・・今回は、状況が違いすぎだけど・・・浮かんできてしまったんだからしょうがない。

さて、庭先では・・・
「息子さんも準備してくださーーーーい。病院行きますよーーーーっ。」
事態の急変に対応できない息子さんは・・
「だ・・・だ、誰かパン食べないですか?・・・・パン、パン、パン、・・・」

なんとか全員をタクシーに乗せ・・・・田舎道をガタガタはしるタクシーの後部座席の保健婦さんの手には、しっかりとむきだしのパンが握られておりました。

誰もほめてくれるわけではないけど・・・・・当事者もいつか忘れてしまうことだろうけど・・・・保健師さん達は、ほんとに一生懸命だったこと・・・俺は覚えておくことにする。
道の駅茂木の鯉のぼり




2012年4月22日日曜日

「なんてこったい首がない」・・・と「黄金餅」

最初は警察からの電話
「・・・・・えーっ、そちらの管内の河川敷で発見された頭部の無い遺体の引取りの件なんですが・・・・」

4月から入った新人さんが警察からの電話を受けて「ど・どぅしたら・・いいんでしょ・・?」・・てな顔でこっちに救いを求めるから・・・訳わからんけど・・・「電話こっちまわしてみぃ・・・」と受けた電話の内容がそれだもん。

よーく、話を聞くと・・・以前に近くの川原で首の無い白骨化した遺体が発見されて・・検視とか解剖とか、同時期の行方不明者とのDNA鑑定とか終わったんで、事件性ないし・・・そっちで遺体を引き取ってね。という電話でありました。・・・・・・軽いタッチで説明したけど・・ほんとにびっくりしたぜ・・・茨城弁で「あっぱ・とっぱ」したな。

これから、お願いできる葬儀社捜して・・・役場で警察で貰った検案書みたいなの付けて火葬許可書出してもらって・・・ここで身元不明の遺体が発見されましたよ、性別・年齢・身長・所持品・・・こんなんですよ心当たりないですかって、官報に告示して・・・60日ぐらい何もないと・・・無縁仏。

これで、費用15万円ぐらいかかるそうで・・その費用は、亡くなられた首の無い御本人がお金所持してなければ・・・・皆様の税金等により支払われることになります。

で、思い出したのが「黄金餅」という噺。
溜め込んだ、一分銀、二分銀を餅にくるんで飲み込んで死んだ坊主の西念。この腹からその金を取り出すには、焼き場で骨揚げのときにさらってくるしかないと考えた金山寺味噌売りの金兵衛さんの噺・・・・・古今亭志ん生の録音と立川談志の高座で観てる(今日は敬称略)

よーく考えてみれば、悲惨な陰湿な噺なんだけど、明るいんだよね・・・どう、考えたって不道徳で、・・・「この金を元手に、目黒で餅屋をやって大そう繁盛をしたという、黄金餅、由来の一席でございます。」・・・・・商売繁盛、おめでたい・・・って噺にしちまうんだぜ。
落語には、善人しか出てまいりません。・・・嘘つけ!

落語は、すごい。
現実は、・・・・・・明日、その身元不明の・・・「行旅死亡人」さんの火葬に行って来ます。
「金魚~ぉ・・・金魚~ぉ・・・みぃ金魚~ぉ」は、さすがにやれねえや・・・・
たぶん、自殺だろうけど・・川原で死ななければならなかった理由は・・・・・誰も知らない。・・・知ろうともしない。・・いいのかよそれで・・首のない人。
水戸の桜

2012年4月15日日曜日

首と胴体と「豆屋」

落語でさぁ・・・「胴斬りにされた男が、上と下別々に奉公した」っていう小噺あるでしょう。「首提灯」なんて噺の枕に使うの。

上の胴体が湯屋の番台で仕事して・・・下の方が向こう鉢巻して・・・じゃないふんどしして蒟蒻屋で蒟蒻踏んでる・・・・上の胴体の下の胴体への言伝が・・・肩がこるから足の三里に灸を据えてくれ・・・下の胴体から上の胴体の伝言が・・・・・(下の胴体ってどこでしゃべるんだ?)・・・・あんまり女湯を眺めねえでくれって・・・・・ふんどしの傷みが激しくっていけねぇ。

このあいだ、森まゆみさんの本読んで「累ヶ淵」の舞台を見たくて常総市、羽生とか訪ねたついでに板東市まで足を伸ばして平将門の墓をお参りしてきた・・・・この人は、平安時代に関東6国を支配して新皇を名乗ったりしたもんだから、朝廷から追討の命が出てあわれ38歳で亡くなったんだそうだけど、この人が亡くなった旧猿島郡岩井市に胴体を葬った「胴塚」があるんだ。

で、首は京都に送られてさらし首になったんだけど、ある日この首がポーンと飛んで落ちたところが今の東京都千代田区大手町あたり・・・ここには、「首塚」がある。森まゆみさんは、パワースポットで行ったら体がビリビリしたって書いてた。何も別々に葬らなくても・・・俺、こっちも行ったんだけど、ビリビリはしなかったけど、ビルの谷間の不思議な空間だった・・・しかも、どしゃ降りの雨が降って風も強いビル風で・・・ちょっと怖かった。・・
で、この将門さん生前パワフルな人だったから亡くなってもパワフル・・・・たたりがあっちゃいけないってんで建てたのが神田明神・・・・胴塚がある板東市の地名も神田山(かどやま)と言うそうな・・・


雨の首塚

よく晴れた日の胴塚
そんでもって、「豆屋」
伝助さんが、ブログで豆屋が応対する、こわもての二人の登場人物の描き分けが難しかったと書いてらしたけど、私もたしか・・2年の冬合宿に桂文治さんのテープで憶えて持ってってます。

宿に着いた日の夜の発表会の出番になって・・・・合宿中に多少なりとも稽古してひとり目の怖い客と二人目の怖い客にメリハリ着けて・・・・なんて考えてたので・・・もう間に合わず・・・・・・・・・でも何とかしたくて・・・・・・発表会の前に着物着替える前に、字のうまい牛丼君に左腕にマジックで「入れ墨」と、右腕には「ものすごい入れ墨」と書いてもらって・・・・・・・・自分の発表の高座で、「おう!豆屋!」と最初に呼び入れる人のときに左腕をまくって「入れ墨」を見せて・・・・・・二人目、もっと怖い人が「豆屋!!」と呼ぶときには、右腕をまくって「ものすごい入れ墨」を出す。・・・・そんな人物の描き分けをした思い出があります。・・・・思い出しました。仲間内の発表会では受けたけど・・・・・
他でやっていいという許可は先輩方からは、頂けず・・・・・・・

結局、その夜の発表会以外では・・・・・1,2回しか人前でやらなかった・・・と、記憶しています。
自分のアイデアには、満足したけど・・・・・素人のやることだからさ、難しかったけどいい思い出です。



2012年4月10日火曜日

夜のタクシーと「文七元結」と桜満開

日もとっぷりと暮れた、車と猪ぐらいしか通らない郷境の山道にタクシーが1台止まっている。
東京のナンバーのタクシーが、もう3日も停まっていれば、いくら田舎の山道でも通りがかりの地元の人の目にとまる・・・・ましてや、運転席に人が乗っていればなおのこと・・・

通報をうけた地元警察の方と日の暮れた、山道の現地近くで待ち合わせた・・・場所は、公園墓地・・あんまり気持ちのいい待ち合わせ場所ではない。

少し行くと・・確かにタクシーが1台・・・・「今晩は」・・・声をかけで運転手に話を聞く。
事前に地元の駐在のおまわりさんが接触して本人から話を聞いていたので・・確認。
死にたいのだそうだ・・・借金もあり、アパートの家賃も滞納して東京でのタクシー生活もみんないやになったので・・・・あちこち放浪して・・・ここまで来たが・・・・所持金もつき・・・・タクシーの燃料もほとんど残っておらず・・・3日何も食べてない・・・このまま餓死したい・・・ほっといて欲しい。とのこと。

おまわりさんが、コンビニで買ってきたおにぎりや俺達が持ってったジュースも受け取らない・・・
押し問答になる・・・・警察官の言うことは・・・何とか聞いてくれたが・・タクシーってやつはガソリンじゃなくてLPG・・液化天然ガス?・・なんたら言うものを燃料とするそうで・・・・そんなスタンドはこんな山道の近辺にない・・・あっても夜遅くて閉まってる・・・・第一・・・本人お金持ってないし。

本人は、このままタクシーにいる・・あんたらは、帰ってくれと・・・
俺は、それでもいいと思った・・今晩はタクシーにいてもらって明日燃料は何とかすれば・・・と・・・
警察は、それは駄目だと言う・・・・「死ぬ。と言ってる人をここに置いとくわけには・・・・」

再度、押し問答のすえ、警察官の説得により・・・車を離れ・・・とりあえず・・警察署まで行くことになった。・・・・・警察署で話を聞き、説得し、死んだりしないと約束させ・・・で、警察署に泊めてもらえるんでしょ?・・・・・警察署には泊めることは出来ません・・・・(俺達)へっ!?・・・・・じゃぁ、どうすんのよ・・・ここからは、あなた方、福祉のしごとでしょう・・・(俺達)信じられん。

病人でもない。生活保護でもない。・・・ただ死にたかった。と言ってるだけの人を(今は死なないと約束した人を)・・・今日、今すぐ何とかする制度なんて福祉の方でもねえぜ。
お金、出どころがないぜ。

こんな時、思い出しちまうのが「文七元結」・・・落語だ。吾妻橋のたもとで集金したお店の大事な50両、すりに盗られたと思い込んで身投げしようとした文七に・・橋の上で出会ってしまった左官の長兵衛さん・・・返せなければ娘が吉原に身をしずめることになるのを条件に借りた50両がふところに・・・・・そんなお金見ず知らずの若者にあげるか・・・そんなおせっかいありか・・・

思い出しちまったんだからしょうがない・・・あちこち電話をかけ、格安の宿、素泊まり4000円ちょっとの宿に、夜なのに頼み込んで・・・連れてって・・・くそっ・・俺の自腹で・・・・泊めて、宿代にちょっとだけ上乗せして朝食だけ付けてもらって・・・・次の日、朝迎えに行って・・・生活保護の話もしたけど、親族に連絡したりして、タクシー燃料満タンにしてあげて・・・東京へ返した。

大事な50両とは比べようもないけど・・・俺の自腹は返ってこないよなぁ・・・
他に方法あったかなぁ、常習犯かなぁ・・・でも、あのおじさんどっかで再出発してくれるといいな。

皇居、千鳥が淵周辺の桜を見てきた

2012年3月12日月曜日

幇間腹と時そばの間の黙祷1分間

3月11日(日)柳家喬太郎独演会、日立市十王町Jホールでありました。
なんせ、ちょうど一年前には、日立も大変なことになっていたわけで・・・

おっかなびっくり、北の街に向けて車を走らせた。
日立の市街地を抜けて十王駅入り口を左に入って線路の上の陸橋を越えていくと、静かな街・・・・
高台にJホールの看板
新しいホール、震災の影響は、無かったようだ。
午後1時30分の会場・・・・300席ぐらいのホール・・・・ほぼうまってる。
鵜の岬をテーマにしたきれいな緞帳
開口一番
「悋気の独楽」・・・・・・入船亭辰じん
    前座さん、師匠の入船亭扇辰さんが本名「辰朗」さんで、その師匠の扇橋から「扇」貰って「扇辰」そのお弟子さんだから、「辰」をもらって「辰じん」なんだろな・・・でも、本名「草間太」だというから・・・「達人」のしゃれなのかな・・・でもうまい前座さんですよね。

「幇間腹」・・・・・柳家喬太郎
    若手と思っていたら・・・落語家名鑑でみると1963年の生まれだそうだから50歳近いんだなぁ・・・・貫禄・・・太ったのかな。
波打つお腹・・・幇間腹はリアルだ。
お客さんが、よく笑う・・・・楽しみたい感覚があふれてる・・いい客だと思う。

はしょって、はしょって・・・駆け足で午後2時46分にはサゲ「皮が破れてなりませんでした」
座布団はずして・・・・主催者側の依頼もあったとか・・・震災で亡くなられた方々の冥福を祈って・・落語会では異例の「1分間の黙祷」のお願い。茨城も日立市も被災地なのです。

―――――――――― (黙祷)―――――――――― 
「時そば」・・・・・・・・柳家喬太郎
    黙祷の後、座布団戻して、そのまま噺に入る。・・・・・黙祷でお客さんのテンション下がるかと思ったけど、俺も含めてみんな、よく笑う。・・・よく知られてる噺だと思うんだけど・・・さすがに柳家の伝統なのかな・・・そばの食べ方うまいなぁー・・・・
「・・・・・江戸っ子は、気が短けぇや・・馬鹿っ話してるうちに、とんとーんと・・・・・とんとーんと・・・まだかい?・・・・もっとも俺は江戸っ子でも・・・狛江に住んでるから・・・」(客、爆笑)・・・「狛江で受けるとは思わなかった」・・・・・・・

俺は、小田急線沿線住んでたから・・・・狛江・・少しはわかるけど・・・茨城のここで・・・客は勢いでも笑うのだ。・・それでいいと思う。行った事なくても「狛江」の感じはわかるのだ。

手馴れた感じで・・・短めに「時そば」終了。
―――――――――― 仲入り ―――――――――― 

 「井戸の茶碗」・・・・・・柳家喬太郎
どこも破綻無く・・・・古典をそのまま無難に・・・・・・・また、私のわがままですが・・・新作聞きたかったなあ。
4時終焉。夕方の国道6号を24万キロ走ってるカローラ走らせて帰ってきた。・・・今日は、地震無かったなぁ。 

誕生日プレゼントで貰ったパンツご披露。LLサイズペンギン柄?

2012年3月6日火曜日

13回目・・・20回は無理。静かな夕べに穏やかに聴く・・・「金玉医者」

伝助さんのブログは、旅行記・・楽しい旅のレポート。私も行ってみたくなりました。
伝助さんのお友達が書かれた小説、伝助さんが、まんま出てくるんですか・・読んでみたいですね。
「山の上大学・・・・・・・」題名も・・・・おもしろい。

誕生日だった。2月29日・・・・13回目。・・・とても20回は、迎えられそうもない。あと5,6回かな。
雪の日だったので、夕ご飯をお付き合いしてる女の人に御馳走してもらった。
娘さんに「ショボ!」と言われたそうだけど・・・ファミリーレストラン・・・「ココス」でカレーライス。
・・・・俺には、それで充分。迎えられてもあと5,6回の誕生日。誰か覚えていて一緒に祝ってくれる人がいるだけで、ありがたいと思う。

プレゼントをいただき、子どもさんの話を聞く。
勤め先の話を聞く。
別れた旦那さんからかかってきた電話の話を聞く。
・・・・・こんな時間も幸せだと思う。

静かな穏やかな時間。
アパートに帰って、ひとり・・・・穏やかな気持ちで落語の録音を聴く。

「金玉医者」・・・立川 談志。
金玉をふんどしの脇からのぞかせて、病気を治す医者の噺。
金玉は間抜けだ。・・・・・たいした役にもたたないのに、偉そうにポヤポヤッと毛なんか生やかして・・・でも、愛すべき奴だ。・・・・しかし、よーくながめても間抜けな、たたずまいだ。
もう1本。
「牛ほめ」・・・・4代目の春風亭柳好
落語はすごいよなぁ・・・・牛のほめ方なんて・・・・落語でしか得られない知識。学校じゃ教えてくれない。
「天角、地眼、一黒、鹿頭、耳小、・・・・てんかくちがん、いちこくろくとう、じしょうはちごう・・・」
流麗な口調で知られた3代目の春風亭柳好と違い・・・ぬぼーっとした与太郎が似合ってた4代目さん・・・・この噺も、ぼわーっとした感じでやってたイメージあったけど、録音聞くと、きっちり力入れてやってる。
この噺は、伝助さんも学生時代の持ちネタでしたよね。思い出しました。

13回目の誕生日に食べた幸せのカレーライス

2012年2月23日木曜日

ドント トラスト オーバー30・・・40・・・50・どんどんあがる・・でも 俺達おっさん世代を信じてる。

縁日のお面屋が好きだ。





春風亭昇太独演会でした。
平成24年2月21日 午後6時30分
  水戸芸術館ACM劇場
さすがに人気者、券が売り切れで・・・・・っつうか、開催情報を知ったのが遅くて、一般発売で買えなかったんだけどさ。
やっと、当日発売の立ち見券を手に入れて、開場の6時に何とか間に合った。
「立見席のお客様は、一般のお客様が入場された後の御入場になります。2列に並んでお待ちください・・・・」(S席3,500円のところ、立ち見の貧乏席は1,500円だもん・・文句は言えない)

でもしばらくしたら係りのおねーちゃんが・・・「今日は、昇太師匠の御意向で立ち見の方も席があれば、座っていただきたいということで・・・高座の真横で、音響もちょっと聞き取りにくいこともあるかもしれませんが・・・それでもよろしければ・・・」とのことで座って観られた。2時間以上立ち見はつらいかなと思っていたので、ありがたかった。おっさんは体力に自信がない。昇太師匠ありがとう。

昔、東海大学の落研の頃から好きだったけど・・・・伊東四郎一座は、生でなくDVDでしか観てないけど・・・・笑点もいつもみてるわけでもなく・・・・・昼間のラジオの番組もそんなに聴いてない、オールナイトニッポンも録音したけど聞き返してないし・・・つまり、あんまりファンだと大きな声では言えない状態だけど・・・

開演前の前説?・・・高座前に私服で出てきて、ごあいさつ。
ラサール石井さんの結婚の話やボクシングジムに通ってた話をして、引っ込んだ後。

開口一番
春風亭昇也・・・・・・「転失気」
            枕も振らずに噺に入った前座さん。千葉県野田市出身・・「東京アナウンス学院」より、そんな感じ・・・となりの席の年配の御婦人が聞き取りやすいと話してました。・・・でも昇太さんの弟子でしょ・・・・新作はやらないんだ。

三遊亭遊雀・・・・・・「初天神」
            今回のゲスト出演の依頼・・・・通常こういとこでやるなら3ヶ月前とか半年前にオファーがあるもんだけど・・・頼まれたの昨日。・・・・だそうだ。
子どもの造型が独特。いそうだよなぁ・・・・こんな男の子。・・・・親父が団子の蜜を舐めきったところでサゲ・・・・もう少し聴きたかった。
芸人名鑑をみると元は落語協会の柳家権太楼さんの弟子?三太楼で真打・・・権太楼と喧嘩して・・・芸術協会で小遊三門下に移る・・・・・ふーん。いろいろあったんだなぁ・・・

春風亭昇太・・・・・・「時そば」
            志の輔さんと屋久島に行った話・・・・お忍びゲイの旅・・ではない。・・・世界遺産シリーズ・・姫路城は、改装中、今が見所行くチャンス・・・・お城好きだね。
上方の「時うどん」を江戸に直してオカルト脚色・・・・何度か聴いたけど面白い。でも・・・・

―――――――― 仲入り ――――――――    

春風亭昇太・・・・・・「二番煎じ」
            きっちり、やってる・・・・・ななめ前の席のおっさんも「うまいもんだなぁ・・・」と言ってました。・・・・・・たぶん、水戸での独演会は初めて・・・・初めての場所は緊張すると言ってたから・・・・2本とも古典なのね・・・・古典ならどんな客にも大丈夫・・だったのかな。

俺は、評論家じゃないから・・・・面白いか面白くないかでけだから・・・ただのわがままな客だから・・・新作観たかったな。・・・・・安全な古典落語より・・・・オリジナルな新作を・・・出来あがってる、評価の固まってる古典より・・・・演者そのものが噺・・・評価なんてもっと先、もっと先の・・・聞いたこともない新作を・・・・・・昇太さん。もう50才過ぎたんだな。

なんかなぁ・・・・芸術館のライトアップを見ながら帰ってきた。

2012年2月20日月曜日

ぴゅーうー 筑波おろしの・・・・でも梅いちりん・・・いちりんほどの・・・彼女は元気

ぴゅーうー 筑波おろしの江戸の師走は寒かった。
落語「ねずみ穴」で、兄から借りた三文の銭を元手に・・・・10年経つか経たないうちに深川蛤町、間口六間半、蔵の三戸前もあろうかという・・大店の質屋の主になった弟の竹二郎が兄に金を返しに行く・・・・場面転換の描写だ。
今は、師走ではないし・・・筑波山から吹き降ろす風が江戸まで届くというわけではなくて・・・筑波山の方角から吹く風を「筑波颪(おろし)」と言ったのだそうだが・・・・確かに筑波山付近の風はまだ冷たい。

先週、筑波山に登った・・・ケーブルカーで登った。・・・彼女と登った。
筑波山神社からケーブルカー乗り場までの石段を・・・何度も休みながら、ゆっくり登った。彼女は、元気そうだ。・・・・・・手術はせず・・・薬で様子を見るのだそうだ。
こんな、短い石段だけど・・・ゆっくりだけど、元気に登る彼女が嬉しい。
ケーブルカーの車窓の景色を、子どものように喜ぶ、彼女が嬉しい。
まだ梅なんか、ほとんど咲いてもいないけれど・・・やっと見つけた1りんが嬉しい。
俺達の春も・・・まだいちりん・・・。

今週から水戸、偕楽園で梅祭りが始まったので行って来た。・・・こちらは、一人で。
新聞では一分咲きなんてでてたけど・・・・・咲いてる枝は広い園内で一枝か二枝しか見つからない。・・・・・・今年は遅いよね。
梅娘というか梅大使のお姉さん方もちょっと暇そう。















偕楽園の隣にある常磐神社の境内で、猿回しをやっとった。

昔、新宿センタービルで、他大学の落研さんも呼んで定期的にやってた落語会。
「今日は、客の入りが悪いなぁ・・・・」ってみんなで話してたら・・・・ビルの入り口付近で、あの太郎・二郎の猿回しにすっかり客を持っていかれてたことがあった。
「サルに負けた」・・・・・がっかりしたのを憶えてる。

でも、実際にみる猿回しは・・・可愛いし、面白いよなぁ。
竹馬・・・竹馬で障害物跳び越し・・・・逆立ちで階段のぼり・・・・うまいもんだ。曲芸はクライマックス、最後の出し物のところで・・・・地震・・後で聞いたら日立市で震度5弱・・・水戸でも震度4だったそうだ。・・・・・・・サルがおびえた。・・職場放棄で・・・客席に逃げ込んだ。・・・サルだって地震は怖いんだ。
サルにアドリブは利かない。

2012年2月1日水曜日

地獄八景亡者の戯れと生活保護と勝田マラソンを走らない

たまには、こんなことを考えることもあるわけで・・・

生活保護って制度があって、そのままでは資産や能力、他のあらゆる制度を利用しても生活していくことが出来ない人は申請により最低限度の生活を保護するわけだそうだけど・・・・

ここに「無差別平等」って考え方・・・原則ってえのか・・・が、あって、保護が必要になった原因とか社会的身分、信条なんかで差別されたり優先されたり、されなかったりはしない・・・・

それと・・・「貧困の原因を問わない。」ってえのがあって、頑張って頑張ってやってきたのに貧乏になった人も、童話の「アリとキリギリス」のキリギリスみたいに遊ぶだけ遊んで、たくわえも何もしてこなかった人も・・・・その時点で保護が必要なら、原因を問わずに同様に保護される。んだそうだ。・・・そうゆう原則なんだそうだ。

昔から譜におちなかった。なんで、頑張ったんだけど、どっかで人生踏み外してしまって這い上がれなかった人や望んでないのに最初からそうゆう環境に生まれて抜け出せなかった人と・・・・
昔、やんちゃしちゃってさぁー・・・・・先のことなど考えず・・好き勝手に生きてきた結果がその原因の人が同じ保護を受けられるんだ・・・・・
落語の「地獄八景」じゃないけれど・・・閻魔大王が知っている。どんな生き方をしてきたのか。
天が許しません!・・・・そんな落語家さんもいた。

でもさ・・・この歳になると、少しはわかる。そうなんだ。知っているのは閻魔大王やお天とう様だけなんだ。人が他人の人生をどれだけわかるって言うんだ。・・・・その人が、どんなふうに生きてきたのかなんて・・・・・それを評価するなんて・・・誰も出来ない。
今、そこにいるその人の今しか・・・・わかりゃあしない。
俺だって、明日なんかの拍子に・・・・道を踏み外すかも知れない。明日は誰にもわからない。

とにかく、頑張っていくしかねえんだ。・・・・いつか行くんだろう・・あの世にも楽しく行こうじゃないか。
・・・その道中の、陽~気な、こと・・・・

勝田マラソンを・・・・・・観てきた。すげぇ人だった。2万人を超えるエントリー・・・・みんな走るのが好きなんだな。・・・・よく晴れた。少し風の吹く、冬の日だった。

出遅れたウルトラマン

2012年1月14日土曜日

人事異動と彼女の入院と仮面ライダーカードとかプロ野球カードとか落語家カード?

コンビニに入ったら、レジんとこにプロ野球カード売ってて・・・・買わなかったけど。
あれって、歴史あるし人気もそれなりにあるんでしょ?
アメリカとか、・・・・大リーグのスタープレーヤーのカード、タバコの景品だったりして古い時代からさ。
俺の子どもの頃とか・・・今もあるのかな・・・カルビーかな「仮面ライダースナック」おまけの仮面ライダーカード・・・・子どもがカード欲しさにスナック買うんだけど、スナックの方を捨てちゃう子が出て問題になったとかならないとか・・・・
色んな怪人?のカードとか仮面ライダーの変身ポーズとかバイクにまたがったの、キックしてるのとか・・・






で、思いついた。「落語家スナック」(おまけの落語家カード)、あるいは「寄席芸人スナック(おまけは、寄席芸人カード」・・・・・スナック菓子は、歌舞伎揚げでもいいし、えびせんでもいいな。
子どもがスナック菓子に群がってさ・・・・・
「俺なんか、古今亭志ん朝の全部そろえたぜ!・・・・極めつけは、これ「愛宕山の傘を広げて飛び降りる場面の連続写真付き!」
「俺なんか、三遊亭円生の蒟蒻問答・・・無言の行の・・・大和尚の胸中は?から十万世界は五戒で保つ・・・赤っかんべーまで分解写真付き」

「みんないいなぁ・・俺なんか。いくら買っても先代の橘家円蔵のカード・・・もう4枚も」とか
レッドスネーク・カモン・・の東京コミックショーのカードなんかでたら嬉しいよなぁ
「ひろし&じゅんこ」・・・「「3人揃ってる「東京ボーイズ」・・・・鼻の上になんか立ててる「ボンボンブラザーズ」・・・・・いいと思うんだけどなぁ。

1月1日付けで人事異動の辞令。昔の職場に戻ることになった。
辞令が出たのは、私ひとり、しかも元日付けで・・・・・別に何かミスやトラブルを起こしたわけではありません。
彼女は、遠くの病院で検査入院。・・・・いろんなことが起こるもんだ。
今年は、いい年になりますようにと願う。