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2012年5月19日土曜日

「あんたにはわからない」と「28年ぶり昔噺の会」と「クールな暇つぶし」

朝から・・・朝っぱらから・・だぜ。

22歳の息子さんの暴力に悩む生活保護のお母さんからの相談を受ける。
1,000円、2,000円と金をせびる・・・・
携帯電話の利用料を払わせる・・・3万円なにがし・・・どこに電話してるんだ・・
グーでは殴らないらしいけど、髪の毛つかむ・・・蹴とばす・・・マーボー豆腐を頭からかける・・

ちょっと、不謹慎だけど、落語「天災」を思い出す。

お手紙は残らず拝見しましたが、あなたにひとりのおっ母さんがお在りと・・・
これを、あなたがうちちょうちゃくをする・・・ぶったりなさる・・・
よせよ・・・殴ったりしねえよ・・・・・こちとら蹴とばすね・・・コーンだね。
親に手を出す・・言語道断だ・・・それとなく意見をしてくれろとのことですが・・・

今回は、殴られる方からの相談・対応・・・
危ないと思ったら、110番する・・・婦人相談所に逃げ込むことも出来る・・・そうすると家には帰れなくなるから・・貴重品等いつでも持ち出せるようにまとめておく・・・乱暴された、お金せびられた状況は、きちんと記録しておく・・・ひどい乱暴で怪我したら病院いく・・・携帯写真で怪我の様子を残しておく、被害届も出す。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(でも、ほんとうは・・俺が思うのは・・・)・・・自分の子どもでしょう?・・20歳そこそこの・・・・・泣いたり、わめいたりしないで・・・きちんと本人と向かい合わないといけないんじゃないかな・・・・それを積み重ねていかないと・・・・

彼女は、いつもの決まり文句を言う・・・「あなた方は、自分のことじゃぁないから・・わからないんです!」・・・そして泣く。

そう。俺にはわからない。同情や手助けではなく・・わかってほしいのに、わからない。・・というなら・・俺にはわからないのかもしれない・・・俺は結婚したことも自分の子どもを持ったこともないもん。・・・・グーの音も出ない・・・・ぐーーー。・・・・・・でも、わかって欲しければ、泣いてちゃだめだ。何度でも何度でも立ち向かうしかないんだ。泣くなお母さん。

午後、少し休みをもらって・・・・上野へ・・・・銀座線に乗り換えて・・・田原町駅・・・少し歩いて浅草ことぶ季亭・・・・桃太郎旗を見つけて・・・少し時間が早いので・・・小学校の近くの公園で時間調整・・・街並みは静かだ・・・・浅草は三社祭・・・だぼシャツにふんどし、半尻だした白足袋のお兄さん方を何人か見る・・・・

「村上春樹」の小説「羊をめぐる冒険」には・・・

そして暇つぶしに、ビートルズがレコーディングした曲のタイトルを片端から思い出していった・・それは、73でストップして、そのまま前には進まなかった。

村上春樹ならこういうのを「クールな暇つぶし」と言うんだろうか・・・

俺の公園の暇つぶしは、立川談志が20代で書いた「現代落語論」に出てくる談志18番を片っ端から思い出してみる・・・雑俳・・・南瓜屋・・六尺棒・・らくだ・・・蜀山人・・大工調べ・・・権兵衛狸・・・三方一両損・・源平・・・天災・・・・寝床・・・それは、この辺でストップして、そのまま前には進まなかった・・・・・・うーーーーーん。クールだ。・・いや馬鹿だ。

時間になったので・・・少し駅の方に戻ってビルの2階・・・・・ことぶ季亭に
28年ぶりの「昔噺の会」を見にきたんだ。
専修大学の落語研究会OBを中心にした年1回の素人寄席・・・・昭和46年ごろからやってるというからすごい歴史だ。現役の学生時代は、よくお手伝いをさせていただいた。
・・・・・そんなわけで、先輩方はいまだに恐れ多い。今回もお忍びで・・・すみっこの方でそーっと見させていただく・・・

「道具屋」・・・・・・・・・萬家 才生
           ・・・専大時代は、初代の松風亭天邪鬼さんですね・・・与太郎が可愛い・・最初の演者なんで、お客さんの出入りもあるし・・・・まだお客さん固いし・・・やりにくそうですが・・・お雛様の首も・・・焼きの甘いのこぎりも・・・おじさんのところで仕込んでおかないで・・・現場で説明する・・持ち時間短かったのかな・・・・・「値は・・・音は・・・ズドーン」で下げてた。もう少し聞きたかった。
 
「親の顔」・・・・・・・・・深川 扇助」
            この方は・・・他大学のOBの方かな?・・・・でもこの演題立川志の輔の新作でしょう・・・・面白いし・・・お上手ですよね

「マジック」・・・・・・・・ヒロミ
           ミニスカート・・・ガータベルト・・・・目もくらむ・・・手元を見るより目線は下に行くなぁ・・・・手品~にゃ・・・の山上兄弟のお姉さん格・・プロのマジシャン

「黄金の大黒」・・・は、やめて「寝床」・・・・・いなせ家半九郎
           伝助さんも学生時代一番うまかった方と言っていた・・・初代松風亭風柳さん・・・義太夫も一節、二節・・豊富な稽古量・・・途中から入場したお客さんもいじるアドリブ・・・油揚げ、がんもどき、の製造法の言い立て・・・・すごいなぁ・・・・・サゲも、のり屋のばあさんの義太夫が当たった後のあざを押したら、ブーと出たから・・ばあさんは麻布の人だとわかった・・・すげえなぁ三平さんネタで下げる人、初めてみたぜ。

いけねぇ・・・帰りの電車の時間が・・・・茨城は遠いなあ。
中入り後に上がる予定の先輩すみません。

帰り際・・・・お帰りでしたらこちらの階段がいいですよ・・・満員の客で込み合う入り口で、優しく声をかけてくれた、落研の現役部員さん、やさしいね。頑張ってね。ありがとね。
帰りのスーパーひたちで、涼しい風に吹かれながら・・・・昔を思い出してました。




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