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2011年11月24日木曜日

カレーライスと静かな告別式と・・・さよなら。

久しぶりに、付き合ってる女の人とドライブ。

旧七会村の仏国寺の紅葉を見て、栃木県益子町へ行って陶器を見ながら民家風のお店でカレーライスを食べた。

















きれいな三毛猫が飼われていて、店の中に入りたいと入口のドアに体当たりをしていた。

君も僕も猫も、みんな好きだ・・カレーライス。
















帰りの車の中で
1119日、土曜日に専修大学名誉教授、ゼミの担当教授だった柘植光彦先生が亡くなって、告別式が高田の馬場であったので、行ってきた。・・・・・・茨城の工業高校の機械科から文学部国文学科現代日本文学専攻した俺みたいなもんは・・決して良い学生ではなかったけれど・・・先生お世話になりました。お疲れ様でした。と手を合わせてきた。
ザーザー降りの雨のなかだったけど・・・静かな、宗教色のないいい告別式だったよ。・・・という話をした。

それから
「な~んでか?」で有名なギター漫談の人の名前が思い出せないなぁ・・・誰だっけかなぁ・・・なんて話をしてたんだ・・・・・・・・・そん時。

車のラジオから「・・・・落語家の立川談志さんが亡くなっていたことがわかりました・・・75歳でした。・・・・」というニュースが流れた。
しばらく、会話が途切れた・・・・俺がびっくりしてしゃべれなかったんだ。

落研に入部して生まれて初めて、先輩に連れて行かれた「池袋演芸場」。初めて聞いた生の落語。・・・その日の真打(トリ)は、立川談志さんだった。・・・その時、俺の人生が少し変わった。・・・談志さんが落語協会を脱会する前の末広亭や鈴本演芸場で談志さんが真打の時は、お金が続くまで通った貧乏学生だった。・・・国立劇場演芸場の「ひとり会」にも結構行った。・・・だいたいいつも一人で行った。談志さんの落語に浸っている時間を誰にも邪魔されたくなかったから。

彼女を送って帰ったアパートで・・・一人になって、・・立川談志この世の中に・・・もう、いないんだな・・・
さよなら。大好きでしたよ。あなたの落語。高座姿。


2011年11月14日月曜日

自転車おやじと草落語?

野球にプロ野球だけじゃなく、高校野球や社会人野球・・・・・草野球ってのもあるでしょう?
河川敷のでこぼこのグラウンドにユニフォームもバラバラのアンチャン達やおっさん達が軟式のボールで野球をやってる。
その光景をグラウンドの隣の芝生に、ごろんと横になってボーッとながめてるのは、それはそれで楽しい。
野球経験のある監督さんなんかいれば、普段からもっと練習しとけ!・・・走って体力つけとけ!・・・なんて言うんだろうけど・・・・楽しければ、いいのさ。・・・やってる人も、見てる人も。

草野球があっていいように・・・・好きだから、やってる「草」落語があってもいいんじゃないかいな。
落語にだって・・・大学の落語研究会や社会人のアマチュア落語があって・・・それぞれの楽しみ方があっていいんだよね。
草野球では空振りばっかりだけど、打撃フォームは長嶋茂雄そっくりとか・・・・あぶさんを気取ってバッターボックスの中で「酒しぶき」やって審判に怒られるおっさん・・・・・・のように、アマチュアで落語は、ぜんぜん受けないけど、語り口調は古今亭志ん朝そっくりとか・・・・(そっくりだったら受けないということはないか・・)・・お辞儀の姿勢だけは立川談志そっくりとか・・・・それは、それで楽しめるよなぁ・・・たぶん。

何の話かと言うと・・・・・
地元の茨城大学の学園祭に行って来た。・・・・キャンパスに駐車場がないので・・・久々のママチャリで・・・尻が痛い。・・・・けっこう遠いのだ。
落語研究会の発表を見てきた。少しの時間だったから・・・・すべてを把握したわけではないけれど・・・

最初、人文講義棟11番教室・・・入ったら「お見立て」をやっていた。喜瀬川おいらんを執拗に追いかける杢兵衛大尽の国なまりが、落語国の田舎なまりでなくて茨城弁でなまってたのがリアルだった。
声が小さいのが気になった。発声練習・・・いや、落語そのものをもっと、もっと大きな声でやった方がいいぜ・・・一高座完全燃焼・・・・いこうぜ、いこうぜ限界の胸で・・

サゲが終わって。帰ろうかと思ったら他の客が3,4人出てったので・・・出られなくなった・・残った客は俺を含めて2人。・・・・次の演者が出てきて・・・・
人には、色々怖い物がある、てえますが、今の私には残った客が帰ってしまうのが、怖い。・・・マクラが振られて・・・「饅頭怖い」が始まった。

「へたくそ」

と、思いながら・・・俺も、学生の頃は、こんなだったのかな・・・何となくおかしい。
「へったくそ」でも・・・落語はいいよな。


噺の方は、
ファーストゴロをエラーしたら走者一掃のランニングホームランになったぐらい、あっけにとられる・・・はなっから、俺を・・客を笑わそうなんて考えてないな学生さん・・・・・・そんな、状況がおかしくて、思わずニコニコしてしまう。
しかし、聞くのは、さすがに2席が限界で・・・・教室を後にする。残った二人が出て・・・何人かの客が入って入れ替わった。・・・よかった。
遠くで、ステージ演奏の歌が聞こえて・・・ずーっと昔に似たようなところにいた気がしたのを、思い出した。・・・・・遠い昔。楽しかったあの時代・・・

帰り道で、偕楽園公園で「茨城グルメまつり」というのをやっていた。・・・・たくさんのテント、屋台・・・はやってんだな、こういうイベント・・・・すごい行列だった。・・でも、俺は並んでまで食べ物を食べるのは苦手・・・・

2011年11月5日土曜日

かさま落語会しょの十六でございました。

11月3日の水戸芸術館の志の輔さんの独演会が、チケットだって発売初日に1時間並んでやっと買えたのだ。・・・しかも普段クラシックコンサートやってるような、天井高~い、だだっ広い・・・背もたれのクッションの付いた椅子に・・・・スタッフの制服のお姉さんがわざわざ案内してくれる・・・そんな会場で・・・・壮大なドラマの中村仲蔵なんかを聞いて・・・う~ん。満足。でありましたが。

本日は、笠間稲荷神社の裏っての嘉辰殿っていう100畳ぐらいの大広間に高座を作って三色の芝居幕を張りまわして手製のめくり台を置いただけの・・・・いい感じの落語会。入場券には「当日は座布団等を準備すると、ゆっくりとご覧になれます。」
そんなわけで、みなさん、座布団だのクッションだのを小脇に抱えて座敷にあがってくるのでありました。
ちなみに私も、デイパック・・リュックに低反発クッションを二つ折りにして詰め込んだのを背負って入場・・・手には入り口で配られた靴袋がわりのレジ袋・・・・そういう格好をしたみなさんがぞろぞろと
おそろいの座布団








ウランちゃんを尻に敷く。








開口一番
喜楽亭楽喜(きらくてい らっきー)・・・・・・・・道具屋
          今会のプロデュースの高田文夫さんの日大の落研の先輩のアマチュアの方とのこと・・・ということは、還暦過ぎの高田文夫さんより年上・・・・本日、出演の芸人さんの中で最高齢・・・しかも前座役。・・・・高田さんの説明によれば・・・この人は、16回を数えるこの落語会に毎回出てるが・・・この人のリハビリの為の会であり・・・そのリハビリの為にみんな集まってくるんだとか・・・東京でギャラリーとか骨董品の御商売をしてる方だそうです。

演者紹介・・・・・高田文夫さん司会で江戸曲ゴマの「三増(みます)紋之助」と「柳亭市馬」・・・3人で      御挨拶。

柳亭市馬・・・・「時そば」
         その高齢の前座さんが、座布団返しを間違えて・・・座布団の4辺の内1辺だけ縫い目がない・・・そちらの面をお客に向けて座布団をひっくり返すのが正しい・・・・高齢の前座さんは、縫い目のある方をお客に向けてしまった。・・・・落語協会副会長、じきじきに注意!・・・演者紹介で3枚座布団敷いたから、間違えたんだね。しょうがないね。

すごいね。そばを食べるしぐさだけで・・・拍手。
今まで色んな人の「時そば」を聞いた。サゲだって何度も聞いて分かってるのに・・・・今回も、ああ・・「時そば」だ・・と思いながら・・笑ってた。市馬さんも「時そば」もすごいね。
    
三増紋之助・・・・・江戸曲独楽
          汗、拭きながらまわすぞ。まわす。お客いじるぞ。いじる。・・・・風車という芸で30センチぐらいある独楽を棒の先で回す。まわす。・・・独楽が傾いて・・・風車のようにまわる。・・・・とその姿勢で、棒を持ったまま・・・座敷の真ん中を・・・座っているお客の間を、ものすごい勢いで走り回る・・・・走る紋之助さん・・逃げ惑うお客。・・・・すごいもんです。一生懸命の独楽でした。

柳亭市馬・・・・二席め・・・・「掛取り」
        大晦日にやってくる掛取り・・・売掛金の回収人を、掛取り人の好きなことで、いい気持ちにさせて追い返す。そんな噺。・・・・相撲好きには相撲甚句で・・・・喧嘩が好きな人には喧嘩で・・・・・・そして三橋美智也好き?には三橋美智也の替え歌で・・・・歌、うまいなぁ・・・いい気持ちで聞かせて貰ってエンディング。

楽しい落語会でした。・・・・・終わって余韻によいながら・・・門前とおりはキャンドルでとおりを照らしてきれいな。夜景。・・・おりから菊祭りの展示とあいまって・・帰り道も素敵な夜でした。

2011年11月4日金曜日

11月3日 水戸芸術館・・立川志の輔独演会とクロの無事生還報告

まず。この水戸芸術館コンサートホールが、元々、クラシック音楽のコンサートとかの為に設計、建設されたものだからか・・・天井高いし、音の反響もあるし・・・緞帳、めくりとかないし・・・落語の会には・・ちょっと難があると思う。・・・・肉声が聞き取りにくいし、トリでサゲ言った後、頭下げても、緞帳下がらないから・・・・かと言って、アンコールってわけにもいかないし・・・客が席をたって帰るタイミングが・・とりづらい。

午後2時30分の開演でありました。

開口一番
立川 志の彦   「つる」・・・・・立川志の輔さんの5番目の弟子。前座の志の彦さん
                  「何で、首長鳥がつると呼ばれるようになったか・・・これを知ってい
                  るのは、水戸では、あっしとご隠居さんだけですね。・・・・」

立川 志のぽん 「寄合酒」・・・「あれ?・・志の輔さんじゃないんだ・・と思われたお客様も多いと
                  思われますが・・・志の輔の4番目の弟子・・・志のぽん、と申しま 
                   す。・・・・・・・私、茨城県出身でございます。・・・・・」
     家に帰って、東京かわら版の寄席芸人名鑑で調べたら、石岡市出身・・・へーっ、筑波大
     学出てんだ・・・悪戦苦闘してたけど・・・頑張ってもらいたいもんです。

立川 志の輔  「ハナコ」・・・・前座、二人も出してすいません。・・・から、始まって・・・
                  古典ではなく新作落語「ハナコ」へ・・・・キーワードは「あらかじめ」
                  初めて聞いた噺だけど・・・面白いよなぁ。

――――――  中入り ―――――――

立川 志の輔  「中村仲蔵」・・・・歌舞伎役者の階級制度・・・忠臣蔵のストーリー・・・
                     弁当幕と言われた忠臣蔵五段目の位置づけ・・・
                    定九郎という役の詳細な説明・・・
                    といったものを、落語も歌舞伎も忠臣蔵も初めてといった人
                    にもわかるように説明しながら・・・・きちんと古典としてある
                    ストーリーもはずさず、師弟・夫婦・芸人・・芝居が庶民の娯楽
                    の中心だった頃の風俗、みんな入ってる・・すごい労作だと
                    思った。
                    1時間を越える長講・・・満腹しました。

緞帳が降りない舞台で・・・一本締めで、しめて。・・・・みんな満足してホールを出ると・・・すっかり日は落ちて・・・五時半をまわっておりました。・・・・・いいもの観たな。・・・落語はいいよな。

私が、捕まえて動物指導センターに搬入した犬の「クロ」は、逃げ出した飼い主が気がついて、センターに連絡して無事家に帰ったとのこと。・・・・・あいつは、捨てられたのではなくて、脱走を試みただけだったようで・・・なんにしても・・良かった。よかった。