ページビューの合計

2011年11月5日土曜日

かさま落語会しょの十六でございました。

11月3日の水戸芸術館の志の輔さんの独演会が、チケットだって発売初日に1時間並んでやっと買えたのだ。・・・しかも普段クラシックコンサートやってるような、天井高~い、だだっ広い・・・背もたれのクッションの付いた椅子に・・・・スタッフの制服のお姉さんがわざわざ案内してくれる・・・そんな会場で・・・・壮大なドラマの中村仲蔵なんかを聞いて・・・う~ん。満足。でありましたが。

本日は、笠間稲荷神社の裏っての嘉辰殿っていう100畳ぐらいの大広間に高座を作って三色の芝居幕を張りまわして手製のめくり台を置いただけの・・・・いい感じの落語会。入場券には「当日は座布団等を準備すると、ゆっくりとご覧になれます。」
そんなわけで、みなさん、座布団だのクッションだのを小脇に抱えて座敷にあがってくるのでありました。
ちなみに私も、デイパック・・リュックに低反発クッションを二つ折りにして詰め込んだのを背負って入場・・・手には入り口で配られた靴袋がわりのレジ袋・・・・そういう格好をしたみなさんがぞろぞろと
おそろいの座布団








ウランちゃんを尻に敷く。








開口一番
喜楽亭楽喜(きらくてい らっきー)・・・・・・・・道具屋
          今会のプロデュースの高田文夫さんの日大の落研の先輩のアマチュアの方とのこと・・・ということは、還暦過ぎの高田文夫さんより年上・・・・本日、出演の芸人さんの中で最高齢・・・しかも前座役。・・・・高田さんの説明によれば・・・この人は、16回を数えるこの落語会に毎回出てるが・・・この人のリハビリの為の会であり・・・そのリハビリの為にみんな集まってくるんだとか・・・東京でギャラリーとか骨董品の御商売をしてる方だそうです。

演者紹介・・・・・高田文夫さん司会で江戸曲ゴマの「三増(みます)紋之助」と「柳亭市馬」・・・3人で      御挨拶。

柳亭市馬・・・・「時そば」
         その高齢の前座さんが、座布団返しを間違えて・・・座布団の4辺の内1辺だけ縫い目がない・・・そちらの面をお客に向けて座布団をひっくり返すのが正しい・・・・高齢の前座さんは、縫い目のある方をお客に向けてしまった。・・・・落語協会副会長、じきじきに注意!・・・演者紹介で3枚座布団敷いたから、間違えたんだね。しょうがないね。

すごいね。そばを食べるしぐさだけで・・・拍手。
今まで色んな人の「時そば」を聞いた。サゲだって何度も聞いて分かってるのに・・・・今回も、ああ・・「時そば」だ・・と思いながら・・笑ってた。市馬さんも「時そば」もすごいね。
    
三増紋之助・・・・・江戸曲独楽
          汗、拭きながらまわすぞ。まわす。お客いじるぞ。いじる。・・・・風車という芸で30センチぐらいある独楽を棒の先で回す。まわす。・・・独楽が傾いて・・・風車のようにまわる。・・・・とその姿勢で、棒を持ったまま・・・座敷の真ん中を・・・座っているお客の間を、ものすごい勢いで走り回る・・・・走る紋之助さん・・逃げ惑うお客。・・・・すごいもんです。一生懸命の独楽でした。

柳亭市馬・・・・二席め・・・・「掛取り」
        大晦日にやってくる掛取り・・・売掛金の回収人を、掛取り人の好きなことで、いい気持ちにさせて追い返す。そんな噺。・・・・相撲好きには相撲甚句で・・・・喧嘩が好きな人には喧嘩で・・・・・・そして三橋美智也好き?には三橋美智也の替え歌で・・・・歌、うまいなぁ・・・いい気持ちで聞かせて貰ってエンディング。

楽しい落語会でした。・・・・・終わって余韻によいながら・・・門前とおりはキャンドルでとおりを照らしてきれいな。夜景。・・・おりから菊祭りの展示とあいまって・・帰り道も素敵な夜でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿