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2013年7月25日木曜日

俺のミッション・インポッシブルと夜の新橋駅、落語「お化け長屋」ふたたび・・

私のエロビデオ・DVDライブラリーは、衣類なんかの収納に使うポリボックスに入れて2階のベランダに山積みしてあった。

 ある日、仕事を終えてアパートに帰るとアパートの外装の塗り替えがあるとかで、周囲にぐるりと足場が組まれて、私の2階の部屋のベランダに通じるアルミサッシの引き戸・網戸には、外のベランダ側から厚手のビニールシートが一面に貼られてガムテープ止めがされていて、部屋の中からベランダに出ることが出来ない状態になっており、部屋の郵便受けには、大家さんからの一通の手紙が・・・

「前略
お世話さんです。大家でーす。明日、アパートの外装の塗り替え作業とベランダの床の防水加工もしますので、ベランダのお荷物を移動して下さーい。・・・・」と言った内容。

ひえーっ!!「本日中に?・・・しかも、目張りされて部屋からベランダに出られないのにー?」

その晩、むし暑いとあるアパートの周りに組まれた足場をよじ登り・・・
外からベランダに飛び移り・・・
ポリボックスに入った「団鬼六 縛りものシリーズ」とか「悶絶 海女(あま)シリーズ」とか「人妻 不倫旅行シリーズ」なんぞというビデオをベランダから足場へ・・
・また、ベランダから足場へ・・足場から下へ・・・
仕事帰りの8時過ぎに・・・汗、ぐっしょりかきながら・・・インポッシブルなミッションを・・怪しい動きを繰り返すおっさんの姿が・・
・(俺は、トム・クルーズか?)・・・時には、落っことして・・団鬼六さんが下の駐車場に散乱して・・・あわてて回収したり・・・

で、思い出す。物置代わりに使ってた長屋の空き店・・あきだな、一軒家を・・・大家に言われて、あけるのは面倒だ。と・・・借りに来る人を怪談話で追い返す・・・落語「お化け長屋」・・・・・強引な引用・・ですいません。

都内に大雨警報も出た、新橋の内幸町ホール「桂 小文治 十八番創りの会」見に行ってまいりました。
先日、ブログに専修大学落語研究会の発表会「みな好き会」を観に行ったけど、補導出演の桂 小文治 さんの落語「長短」・・途中からしか聞けなかった・・残念。と書いたのを・・たぶん読まれた世の助さんが、余った招待券を1枚送ってくれたわけで・・・世の助さん、ありがとうございました。

たっぷり、観させていただきました。・・・で、この日の噺の一本が「お化け長屋」・・やっと、たどり着いた。・・・・小文治 さんは、長屋の空き家を借りに来る人を追い返す理由は、空き家をつくっておくことで大家に店賃の値上げをさせないようにするんだという理由づけでやっておられました。

 その声で・・そのトーンで話されるから笑ってしまう・・ってことありますよね。ハイトーンボイス・・・顔芸・・じゃないけど・・その表情も・・すげー熱演で・・所作もきれいでいい形・・・・録音なんかじゃなく・・やっぱり高座でみるべき噺


目立った高校生?集団 白が飛んでますが小文治Tシャツ着てました
満員の客層は・・・・おおむね高い年齢層・・・昭和から平成への名人上手をたくさん見て聞いてこられた世代の方々なんでしょう・・・・奇をてらったくすぐりなど望んでいないような・・・落ち着いた反応がありがたい。俺も落ち着いて聞けて噺の世界に熱中できる。
この、「小文治十八番創りの会」へのとっくみ方が評価されて芸術祭の賞かなんか、いただいたんでしょう?・・・・・・・・お客さんと一緒に創りあげてこられたんでしょう、いい独演会ですよね。下座の三味線もおかみさん?・・・・生演奏・・いいっすよね・・・・おかみさん、開演前のロビーで販売中の「小文治Tシャツ」・・・・・紋付ですよ・・・・・を、着てご披露なさってた・・・・
優等生的・・・と、評されている人もいたけど・・・・・・俺はいい時間だったなぁ・・・・伝助さんも言ってた「ほどのいい」落語・・・・・

伝統的にある噺を壊すことから、始める落語家さんもいるし・・・その昔からの噺をそのまま、でも深く・・・掘り下げる噺家さんもいる・・・・いろいろあっていいんだと思う・・・・俺たち客はわがままだ・・・でも、この時間を・・・・この落語にどっぷりつかっている時間が楽しければそれで満足。

小文治師匠・・・真打のもう一本の噺は・・・「唐茄子屋政談」・・・・・牛じゃないけど・・・もったいないので・・・しばらくは反芻して・・・思い出して噛みなおして・・・・楽しむのであります。

2013年7月14日日曜日

神田で乗り換え、中央線快速・・・今年も、歌舞伎町で「みな好き会」・・・びゅんびゅん振ってくる落語「三方一両損」

仕事が終わってから、特急スーパーひたちに飛び乗っても・・・開演時間の6時には間に合わない。
昼間の汗が、電車の冷房で引っ込んでも、乗り換えのホームでまた、吹き出す汗・・汗・・・

上野・・・神田乗り換え・・・・中央線快速

君の家の方に 流れ星が落ちた・・・僕は歯磨きやめて・・・電車に飛び乗る。
今頃君は、流れ星くだいて・・・湯船に浮かべて 僕を待ってる・・・
走り出せ中央線・・・・夜を越えて・・・僕を乗せて・・
・・・・・・・上条恒彦さんの歌うバージョンの「中央線」・・・・思い出しても・・暑いものは、暑い。

新宿駅東口・・・歌舞伎町方面に出る・・・歌舞伎町2丁目へ・・・・呼び込みのお兄さんをかわして・・・西武新宿線沿いを歩く・・・汗がどんどん出る・・・・首回りがべたつく・・・・仕事終わった週末に何やってんだか・・・俺は・・

新宿永谷ホール・・・6時40分頃に飛び込んだ。
専修大学落語研究会顧問・・・桂 小文治さんが・・「長短」をやっている・・・・ちょうど2服目の煙草の火が、左のたもとに飛び込んでいったところ・・・今年は、小文治さん聞けた。うれしい。
あれ、ちょっと声が出てない気がするなぁ・・・・また、のど痛めてるのかな。・・・
「・・・だから、おせえねえ方がよかった」・・・・・あっという間の下げだ・・・・・もう少し早く来れれば・・・もっと聞けたのに・・・・

代って、女性の学生さん・・・松風亭林檎(りんご)さん、・・・・・・・・・「崇徳院」
NHKの朝ドラ「ちりとてちん」をみて落語が好きになった私・・・・もし、今頃影響受ける年代だったら、海女さんになってたかも・・・・縁は不思議なもので・・・・という枕・・・導入部分。

・・・・・・とても「みな好き会」に出たかった。・・・・とも言っていたな・・・・黒門祭とか鳳祭とかの学園祭は、校内寄席であるんだろうけど・・・・学外の一般ホール借りての発表の場は・・・専大寄席とか落語長屋とか部員の地元を回る「3年の会」なんて、やってないんだろうから・・・・たぶん、この「みな好き会」だけだろうからなぁ・・・・・・頑張って続けて・・・しかも、それに出たかった・・という素直な心意気・・!偉い!・・・と、思います・・・・っつて、俺が思っても何の役にもたたないんだけどね・・・

俺がもし学生の頃だったら4畳半のアパートのこたつの向こうっ側でしゃべってるのをみかん食べながら聞いてるんだったら幸せに聞ける落語だよね・・・・ほめてるんです。・・・・「崇徳院の歌を残した名前もわからないお嬢様・・・・もし、見つけたら、今住んでる三軒長屋をくれるという・・・・この、「三軒長屋!」というフレーズを心の支えに・・・・辛くなったら「三軒長屋!」・・・いいよね・・ここやりたかったんだろうなぁ・・・・・可愛いし・・・着物は、・・・きれいだし・・・ほめてるんですよ。

で、仲入りの  新入生紹介・・・・・9人入部して・・・・6人のみ紹介・・・・何があったんだ?

高座の前に6人が正座して頭を下げてる後ろで、当日の真打が口上をしゃべって、一人ずつ自己紹介・・・学部・学科と氏名と芸名と・・・昔は、ここで「一分線香即席噺」だったんだ・・・たとえば・・

「向こうから、剛力彩芽、武井咲、芦田愛菜の女優3人が歩いてくるけどさ、・・目の前の水たまり、またいで飛び越えられるかな?・・・・・」・・・「剛力あやめと武井えみは越せるだろうけど・・・・芦田まなちゃんは・・・・・・・股毛(またげ)ない。」

・・・・・・すいません。出した例が下ネタで・・・しかも、子供さんネタで・・・・
ともかく、現在の落研は、ここで「ダジャレを言います。」とか「物まねをやります。」とかね・・・・・いいんです。笑わしてくれるんなら・・・何でもありです。
・普段アイスは食べないんですけど・・・こんな(暑い)ときは・・・アイスを愛す。
・今度の車検は、なんでこんなに高いんだ!・・・・しゃけんじゃぁねえ!
等々・・・3本締めで〆て仲入り・・・・終了。

立川 談修さん・・・・専修大学落語研究会OB・・・・・・「ガマの油」
相変わらず丁寧なお辞儀で始まる。
真打になられたし、ご結婚もされたんだよね・・・・・

続いて、学生さんによる「いろもの」・・・・・・・・漫才
ほんとに、「いろもの」っていっても漫才の方が声も出てるしテンポもいい・・・ナイツ みたいな漫才やってた。

で、真打は、・・・・・「三方一両損」・・・きっぷのよさそうな兄ちゃん、長野県出身だそうだけど・・・松竹亭 嵐(ストーム)と読ませるらしい・・・

元気がいいのは、聞いてて気持ちがいいもんな・・
野球で言ったら・・・セオリー無視・・・ぶんぶん振り回す・・・・コースにきたら何でも振る・・ストレートなんかきたら特に振り回す・・・・当たろうが当たるまいが・・・力いっぱい振り回す。・・・たまには、当たる・・・・そうそれは、俺たちも学生の頃、感じた一席全力投球・・・・力いっぱい声出して、力いっぱい演じると素人にだってわかってくるくることがある・・・一席、力いっぱいやったからわかることがある。
プロのマネじゃない自分独自のキャラクター見つけることだってある。(素人だからうまく真似られない・・・ってこともあるけどね)
その言い回しは、江戸っ子口調じゃない・・とか、タンカの最中にセリフ噛むな・・・とか、そんなことは、関係ないんだ・・・一席全力で駆け抜ける・・・・やりたいようにやる。それが学生落語なんだと思った。・・・・・・・いいもの、思い出させてもらいました。・・・・っても現役部員さんは、こんなブログ見ることはないだろうから・・・遠くで応援。

何のために・・仕事上がり・・・・くたくたのベトベトのおっさんが、水戸から新宿、歌舞伎町くんだりまで出かけってたのか・・・行っちゃたんだからしょうがない。・・・・ただ、7月だけど・・・途中からだったけど、みな好き会・・・・まだ続いており・・・・昔の匂いも少しだけ・・・・・行ってよかったです。












2013年7月2日火曜日

坂道のおっさん、と和泉多摩川で迷子、落語「堀の内」

最近、好きな小噺。
熱海五郎一座でやってた「北朝鮮小噺」
「北朝鮮のサンドイッチはチーズ1(いち)にハム2だ!(ハムニダ)

休日出勤の分の代休をもらえたので、電車に飛び乗る。9時頃にスーパーひたちに乗れば12時前には、小田急線の生田に着く・・・・・近くなったもんだ・・・30年前が思い出せないほど駅は変わってしまったが・・・・駅前を出ると世田谷街道?・・・このあたりは少し覚えている・・・・・駅前の八千代庵という蕎麦屋に入る。
学生の頃よく通った。新宿のNCホールだったかで7月頃、落語会があってサービスで貰った「ほおずきの鉢植え」・・・ほおずき市のころだったのか・・・貰って帰ってきたけど・・どうせアパートで枯らしてしまうならと、蕎麦屋のおばちゃんにあげたら、かつ丼の代金・・・・・・「今日は、これ貰ったからいらないよ」・・・・・「落語頑張ってね。」と、言われたことがあったっけ・・・

何を頑張ればよかったのか・・・・・・でも、今まで何とか生き延びてます。

・・・・30年ぶりに店に入ると・・・さすがにおばちゃんはいない・・・亡くなってるよなぁ・・たぶん。30年だもんな・・・今は、代変わりして・・違うおばちゃんが注文を・・・・何にします?・・・・かつ丼ください。

12時をまわったら、「うん!う~ん!・・・」、「うん!う~ん!・・・」という声が、自分の意志で止められなくなってるお爺さんとか、定年後に夫婦でウォーキングを始めました・・・みたいな初老のご夫婦とかの、じいさん、ばあさんが入ってくる・・・・テーブル4つの小さな店は、この年代が、常連さんらしい・・・・ごちそう様・・800円払って店を出る。・・・旦那さん、脳いっ血やったのかな・・・左半身に麻痺が見える・・・体が不自由だったことに気がつく・・・頑張ってください。

こんな階段が3か所続いて、やっと頂上・・・伝助さんも昔登った。
30年前に毎日、登っておりた、あの階段、坂道を登る。・・・・この先にアパートがあったんだ。
こんなに、すごかったかなぁ

現在は両側にマンションや新築住宅が建て込んでずいぶん狭くなった気がする・・・・・・昔は一気に駆け上がったこの坂道の階段を・・・・今は、休み、休み登る。・・息を切らして登る・・・汗をだらだら、ペットボトルの水をがぶがぶ飲んで、むせかえりながら登る。

昔は、ここを毎日、往復・・時には2回、3回と登ったる降りたりして、・・・・確かに、ここで何かが始まったことを思い出す。・・・・大丈夫だ。まだ登れる。へろへろになったけど、いつだってここへ戻ってこれる・・・やり直せる・・・ここを登り切ってみせるぜ。

なんてなことを考えてる・・その脇を・・・ひらひらの薄手のスカートはいて日傘をさした若いおねーちゃんがスタスタと追い抜いて行った・・・・やっぱり、もう若くはないか・・・・しゃあない。


そんなことを確認して、生田駅から新宿方面行き各駅停車に乗る玉川渡って和泉多摩川駅で降りる。
登ったら降りる・・・膝が笑う
相変わらずの梅雨の晴れ間、暑い昼間の太陽を受けながら、汗だらだら、水がぶがぶ飲みながら歩く。
・・・・・・・何処へ・・どこへ・・・行こうとしてるんだ?!

狛江市猪方*** 春泉荘  でも住居表示が?・・・・めっからない。

「あのー・・・・私、の行くとこどこでしょうー?」
まるで「落語 堀の内」であります・・

ほんとに、そそっかしい人間なので・・・昔の落研部員名簿の住所だけメモしてきたもんだから・・・・狛江市の住居表示が変更になってて・・猪方・・という町名は残ったけど、**丁目**番地**という表記に変わってることを調べないできたもんだから・・・変わってしまった街並みの中、「春泉荘」は、見つけられませんでした。

弥っ太さんや牛丼君に報告したかったけど・・・まあ、・・・しゃあないか。
喧嘩したり・・・泣いたり・・・・雑魚寝したり・・・いろんなことがあった・・・・あの、伝説のアパートは、思い出の中に残しとこう。