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2012年7月31日火曜日

もと放火魔さんからの電話と落語「らくだ」・・暑い夏

茨城の小さな小さな町で小さな小さな七夕祭りがありました・・
すいません。最初に業務連絡。
伝助さん、八海さんお電話ありがとうございました。
びっくりして・・・・なのに・・そっけないあいさつですいません。
びっくりしたせいです。懐かしいお声聞けました。・・・・変わらない声が嬉しかったです。

さて、本題。
「・・・だから!グダグダ言ってないで、手前ーら、説明に来い!」

いくら、頭を下げるのが仕事だと言っても・・・・・たまには、カチンと来ることもある。・・・・こんな電話は・・・

電話の相手は、「もと放火魔さん」10数件の放火の罪で7~8年そういうとこに入ってお務めして・・・最近、帰ってこられた方だとしても・・・

もと放火魔さんも歳をとる・・・・
聞けば「緊急通報なんたら」というボタンを押すと救急車が呼べる装置を65歳以上の一人暮らしの家には付けて貰えるというじゃないか・・・・・・なんで、俺んとこには、そういう福祉の説明がないんだ?・・・・・差別すんな。
というのが、もと放火魔さんの主張。

呼び出されたお宅で
「手前ぇなんか・・・すぐに辞めさせてやる・・・簡単だ・・お前、わかってんのか!・・・・」
小一時間・・・クレームを聞く・・・
「クレームには、我々の気がつかない問題点が隠れていることがある」・・・昔、先輩から教わったことがある・・・・・・・が・・・・・・ここには、隠れてないな。

だいたい・・・御近所も・・・お知り合いも、怒らせると火をつけられる・・と噂だった方だ・・・・・証拠が無い時代は、噂だけど。
捕まっちゃうと・・・ある意味、事実だったわけで・・・・

「手前ぇなんか・・・すぐに辞めさせてやる・・」と言われれば・・・(口には出さないが)「やるならやってみろ」という言葉がのどまで出かかる・・・・・やるならやってみろ・・と言えば・・・なんだっけ・・・そうか「死人にかんかんのうを踊らせる」・・・・落語「らくだ」思い出す。

ふぐを食べて死んだ嫌われ者のらくだ/・・本名 馬?・・・死んだら喜ばれる・・・というか、みんながホッとする人ってのは、確かにいると思う。

してみると、ここで、こうして呼び出されて・・・訳のわからん・・・苦情を聞かないといけない俺は・・・・らくだの兄貴分、丁の目の半次にとっ捕まった屑屋の久六さんの役回りか・・・

帰り道・・・言い返さなかった分だけ・・・いやーな気分が体の中に膨らんでくる。
「かんかんのぅ・・・・きゅうのれす・・・きゅはきゅれす・・・・さんしょならえ・・」
かんかんのう、口ずさみながら帰ってくる。

たとえ死んだら喜ばれるらくだでも・・・・・緊急通報システム、入ってりゃぁ・・・・ボタン押せば救急車来るし・・・・・入れましょう。もと放火魔さんとこにも、死ななくてすむかもしれんから・・・それが、現実の俺達の仕事。・・・暑い夏だ。。

2012年7月14日土曜日

金玉のでかいおじいさんと「孝行糖」と歌舞伎町の「みな好き会」

おじいさんは、80歳を過ぎている・・・知的障害がある・・・やっと自分の名前がかけるぐらいの・・
そけいヘルニア?・・・で、金玉がソフトボールぐらいある。・・・・この大きさは・・俺は男として負けを認める。

得意技は、「うそ泣き」である。・・・・大声を出して自分の主張が通らないと・・・「ひーーーん」と泣くのだ・・涙なんか出ない。・・・涙出さない松田聖子の泣き顔に負ける気はしないけど・・・80歳過ぎたおじいさんの泣き顔は、最初ちょっと負けそうになった。
生まれつき障害のある・・・・障害というよりは・・・個性かな。・・・おじいさんは、親御さんや近所の人に世話を焼いてもらって・・・生活習慣を教わり・・・悪いことをしないようにしつけられ・・・・バスの洗車・清掃とかの仕事を教わり就職して年金ももらえるようにしといてもらい・・・地元で生きてきたんだ。・・・・・どこでも行けるところは、杖をついて歩いていく。金玉かばいながら・・・体をかしげながら・・・・ズッコタッコ、ズッコタッコ・・・

落語の「与太郎」のように・・・・「孝行糖」を思い出す。
親孝行のご褒美を元手に町内の方々が、与太郎に商売をさせようと飴屋に・・・売り声が楽しい。
「孝行糖孝行糖・・・孝行糖の本来は・・うるのこごめにかんざらし・・かぁやぁにぎんなん・・にっきにちょうじ・・・チャンチキチンスケテンテン・・・昔々のモロコシの二十四孝のその中で・・・老らい子といえる人・・・親を大事にしようとて、こしらえ上げたる孝行糖、食べてみな、おいしいよ、また売れたったらうれしいね。」
楽しい歌だ。

しかし、おじいさん、いかんせん長生きだった・・・面倒見てくれた近所の方よりも長生きだった・・・一人暮らしが難しい歳になってしまった。
何年か前、俺が判定委員会にかけ・・・・施設と調整し・・・身元保証人になる人をを探して出身地の心当たりを、車に乗せたおじいさんを連れて・・・「この方・・お知り合いではないですか?・・・」と一軒一軒まわって・・・やっと見つけた御親類は・・・「お付き合いは出来ないので・・・保証人にはなれません。」と断られ・・・・何とか調整して・・「養護老人ホーム」に入所させたんだ。

半年後・・・・自由人のおじいさんは・・・集団生活など出来るわけもなく。
毎年行ってる水戸の「黄門祭り」に、連れってくれれば我慢するというので・・休日返上で黄門祭りに連れてって・・という我々の引きとめ工作もむなしく・・・施設と喧嘩して施設を退所した。・・・施設は俺達と一緒におじいさんの大声やうそ泣きに立ち向かっては、くれなかった・・・露骨に迷惑そうだった。・・・俺の失敗だったんだ・・・たぶん。施設のせいではない。

今は、東日本大震災で家が駄目になったので・・・致し方なく・・・うそ泣きにも立ち向かってくれる別の施設で・・・・・それでも時々「帰るんだー!」と施設の職員さんを困らせなながら・・・大きな金玉で頑張っている(俺、金玉すきだなぁ・・)

7月13日の金曜日・・・新宿歌舞伎町2丁目で専修大学落語研究会の対外発表会
私の写真は恒例の初代風柳先輩の後頭部で・・すいません。

みな好き会があったので、行ってきた。
仕事終わってからで・・・・6時開演に間に合わず7時過ぎに滑り込み

桂小文治先輩の補導出演は、間に合わず
立川談修さんの「芋俵」は見られた。

談修さんの高座でのお辞儀は、談志さんみたいで・・・丁寧できれいだ。
もうすぐ、真打なんだなぁ。

ヒザ代わりの「いろもの」は、漫才やってた・・・漫才の方がパワーがあって声も出てる・・・今は、落語の方が「いろもの」っぽい。
トリは、女性の4年生が・・・「紺屋高尾」をやっていた。
20歳前半の女性のやる「廓噺」だけど・・・・・・ふわっとした・・・不思議な「紺屋高尾」・・・誰の落語で覚えたんだろ?・・・・・

昔・・昔・・・君によく似た落研部員が俺達の代にいたんだよ。君のお母さんぐらいの年代かな・・
2年でやめってったけどね・・・・・思い出してしまいました。楽しかったです。みな好き会も・・後輩さん達の落語も。

2012年7月7日土曜日

怖い夢・・・落語「野晒し」・・子どもであること親であること・・

この間・・・・夜中に目が覚めた。内容は忘れたけど怖い夢をみて・・汗をぐっしょりかいていた。
夢なんてめったに見ないのになぁ・・・なんか・・昼間あったっけ・・そうか・・・お骨だ。

以前にブログで書いた「首なし遺体」の処理・・・・・管内で見つかった首なし遺体の火葬・・火葬場からお寺までの間・・・・同僚の運転する車の後部座席でひざの上に乗せた骨壷が・・・・・・無縁仏の焼いたばかりの骨が入った・・・陶器の骨壷の入った箱がだんだん温まってくる・・・・いい気持ちのものではないよな・・

たぶん・・・そのいやな感じが・・・見させた怖い夢。俺は霊感なんてないから・・・目覚めた映画と落語だらけのひとり暮らしのアパートの布団の上で・・・・・・落語「野晒し」を思い出す。釣りに行った向島でどくろを見つけて・・不憫に感じて弔ってあげる・・あの噺。

私は向島で屍をさらしておりました者・・・あなたの功徳(あの、「野を肥やす骨をかたみにススキかな・・・盛者必滅会者定離、頓証菩提、南無阿弥蛇仏」の句の徳なのかな)・・・によりまして今日初めて浮かばれることができました・・・行くところへ行かれます。お礼に参じました。おみ足なりともさすりましょう・・・・・

いいです。来なくても。
自分の人生は自分で責任持って・・・・第一・・あなた首が無かったし・・・・

あれから怖い夢みないから・・・・良かったと思っていたら・・・
昨日は、生活保護の方が亡くなり・・・・・親でも離婚して縁が切れているので・・・と言い張る子どもさんはご遺体の引取りを拒否・・・・・公費により火葬・・・・無縁仏として処理されることになった。

2,3日前病院から、葬儀社まで付き添って運んできた・・・・子どもさんは来ない。
死亡届は、届出人が限定されるので・・・・無理でも同居してない親族の娘さんに書いてもらう。
何とか埋葬(火葬)許可証が出た。
火葬場に・・・娘さん・息子さん顔を出したけど・・・・・何もせず・・・骨だけ拾って・・そそくさと帰る。
寺には、入ってもらわない・・・無縁仏なのだから。

なくなった方と・・・息子さん・・・60歳は過ぎているだろう、その人は顔がそっくっり・・・
余計に・・・・・腹も立つ。

いくら離婚した父でも・・・・母は再婚して・・・何もしてくれなかった父親でも・・・・他人にはわからないひどい父親だったとしても・・・・亡くなったら仏様・・・・公費なんか使わずに子どもさんの手で送ってあげるのが・・・・埋葬してあげるのが・・・・・人として・・・

やめとこう。・・・・・親の気持ちも・・・縁を切られた子どもの気持ちも・・・俺にはわからない。

でも、俺と一緒にやり直してもらおうと思っている・・今お付き合いさせていただいている彼女と彼女の子どもさんは、・・・・俺の「子別れ」は・・・不遜ながら・・幸せにしたい。
怖い夢は・・もう見ない。
大子町の「たき丸」君との遭遇、頭に滝だの鮎だの・・子どもさんの手のつなぎ方がショックを物語る?

2012年7月4日水曜日

ひらたい顔の男と落語「万病円」と「宇宙の法則」

映画テルマエロマエのロケ地だそうだ、水戸市七つ洞公園
漫画が面白いので・・・映画も観たが・・・・
ローマの戦地に露天風呂を作る・・・・お金もかければいいというわけではないが・・・・かけなければ・・・そこは日本にしか見え・・・・いや・・・いつかローマに行ってこよう・・・・・文句はローマを見てから言えってんだ・・・俺。

しかし、水戸市は何でこんなローマ風建築物が点在する公園作ったんだろう?・・・・ひらたい顔の私なんぞは・・・風景にまったくそぐわない。
でも、このライオンの口から出てくる水は・・・付近の田んぼの用水なんかから流入してくる水でしょう・・たぶん。・・・どーもわからん・水戸市と・・・ローマ・・・・すべての道はローマに通じる?
テルマエロマエは、ローマの公衆浴場の話。
私も落研時代にとっくんだ噺に万病円というのがあった。・・・・万の病をまるめ治めるというお薬・・万病円・・・・なにぃ!病の名を集めて万あると申すか?!昔から病の数は四百四病と決まっておるわ!・・・いつから万に増えた?・・・よーし。申してみい・・・ひとつでも足りないおりには、そのほう捨て置かんぞ!!・・・・・あんまり聞かないよね。こんな噺。何でこんな噺憶えようと思ったのか・・・・先代の三遊亭金馬師匠のテープ。・・日本国中の落研の学生が絶対に持ちネタにしない噺を1本ぐらい憶えたいと思ったのさ・・・・

この噺の発端は、銭湯でお侍が、ふんどしを洗うところから始まる・・・・
個人的には、ここんとこ・・交差点で車ぶつけられて・・・交通事故・・・なんか気が滅入ったりするもんで・・・寝付が悪い・・・・寝しなに聞いていたのが・・・・「ザ・ドリフターズ」のベストアルバム・・・・ドリフターズって言っても・・・8時だよ!・・の方の・・・荒井注さんが歌っております。
「いやじゃあ~りませんか、チョンガーは、(ちなみに朝鮮語、独身の男の意味らしいです)・・・・靴下3日は、我慢してお尻の破れを手で隠し・・・銭湯でついでにパンツ洗う・・・・ほんとに・ほんとに・々・・ご苦労~さん。」
みんな、昔から銭湯で下着を洗ったり・・・・・しないよね。

最近の彼女は・・・・自分探し・・・・・自分がしたいことが見つからないんだそうだ。

でもさ・・・・人は、赤ちゃんとして生まれて来る時・・・・両手いっぱいの荷物を握って生まれてくる・・・・だから、成長しながら何かひとつ手に入れると・・・代わりに何かひとつ手放さないといけない・・・・・何か手に入れたら必ずひとつ手放す。これは「宇宙の法則」で決まっているんだ。

これから君が自分探しの旅で何を手にいれ・・・何を手放していくのか・・・・・側でみてるからさ・・・・変なものを手放したら・・・・俺がひろって行こう・・・・代わりに俺が手放したものは・・・・

伝助さんが・・・昔・・・ネタ見せに行かれた話。お聞きしました・・・当時・・・・怒ってましたよね。

私も評論家や批評家は、嫌いです。・・・自分でやってみろ。です。・・素人でも、・・初めて会う人の前で落語やって、笑わせみせろ・・・話はそれからです。上から何か言うな・・です。
小説でも映画でもそうですけど・・・・その噺で何を言いたかったか・・・も、大事ですけど・・・・言いたかったことを、どんなふうに噺したかも大事だと思います。


てっぺい君ブラックホワイトって何?スーパーの七夕短冊