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2012年7月7日土曜日

怖い夢・・・落語「野晒し」・・子どもであること親であること・・

この間・・・・夜中に目が覚めた。内容は忘れたけど怖い夢をみて・・汗をぐっしょりかいていた。
夢なんてめったに見ないのになぁ・・・なんか・・昼間あったっけ・・そうか・・・お骨だ。

以前にブログで書いた「首なし遺体」の処理・・・・・管内で見つかった首なし遺体の火葬・・火葬場からお寺までの間・・・・同僚の運転する車の後部座席でひざの上に乗せた骨壷が・・・・・・無縁仏の焼いたばかりの骨が入った・・・陶器の骨壷の入った箱がだんだん温まってくる・・・・いい気持ちのものではないよな・・

たぶん・・・そのいやな感じが・・・見させた怖い夢。俺は霊感なんてないから・・・目覚めた映画と落語だらけのひとり暮らしのアパートの布団の上で・・・・・・落語「野晒し」を思い出す。釣りに行った向島でどくろを見つけて・・不憫に感じて弔ってあげる・・あの噺。

私は向島で屍をさらしておりました者・・・あなたの功徳(あの、「野を肥やす骨をかたみにススキかな・・・盛者必滅会者定離、頓証菩提、南無阿弥蛇仏」の句の徳なのかな)・・・によりまして今日初めて浮かばれることができました・・・行くところへ行かれます。お礼に参じました。おみ足なりともさすりましょう・・・・・

いいです。来なくても。
自分の人生は自分で責任持って・・・・第一・・あなた首が無かったし・・・・

あれから怖い夢みないから・・・・良かったと思っていたら・・・
昨日は、生活保護の方が亡くなり・・・・・親でも離婚して縁が切れているので・・・と言い張る子どもさんはご遺体の引取りを拒否・・・・・公費により火葬・・・・無縁仏として処理されることになった。

2,3日前病院から、葬儀社まで付き添って運んできた・・・・子どもさんは来ない。
死亡届は、届出人が限定されるので・・・・無理でも同居してない親族の娘さんに書いてもらう。
何とか埋葬(火葬)許可証が出た。
火葬場に・・・娘さん・息子さん顔を出したけど・・・・・何もせず・・・骨だけ拾って・・そそくさと帰る。
寺には、入ってもらわない・・・無縁仏なのだから。

なくなった方と・・・息子さん・・・60歳は過ぎているだろう、その人は顔がそっくっり・・・
余計に・・・・・腹も立つ。

いくら離婚した父でも・・・・母は再婚して・・・何もしてくれなかった父親でも・・・・他人にはわからないひどい父親だったとしても・・・・亡くなったら仏様・・・・公費なんか使わずに子どもさんの手で送ってあげるのが・・・・埋葬してあげるのが・・・・・人として・・・

やめとこう。・・・・・親の気持ちも・・・縁を切られた子どもの気持ちも・・・俺にはわからない。

でも、俺と一緒にやり直してもらおうと思っている・・今お付き合いさせていただいている彼女と彼女の子どもさんは、・・・・俺の「子別れ」は・・・不遜ながら・・幸せにしたい。
怖い夢は・・もう見ない。
大子町の「たき丸」君との遭遇、頭に滝だの鮎だの・・子どもさんの手のつなぎ方がショックを物語る?

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