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2011年10月31日月曜日

シロとクロ

もう2年も前になるかなぁ。
どしゃぶりの雨の中・・俺は、那珂川の川っぺりに仕事で行ったんだ。・・・水道の取水口があって、人気の無い川原の空き地・・・・川を見ていた俺のふくらはぎの辺りを、何かがたたいたんだ。
振り返って足元を見ると子犬。

真っ白なムクムクした毛色の子犬が・・・雨と泥に汚れて、きったなく汚れて・・・捨てられたんだな・・・びしょびしょどろどろの右手・・じゃない・・・右前足で、俺のふくらはぎあたりを・・・トントン・・トントンとたたいてたんだ。・・ほんとにトントン・・トントン・・"連れてって・・いただけませんか?”確かにそう言われた気がしたんだよね。・・・・・・・ここまで、頼られたら・・・しょうがないでしょう。・・・たぶん隠れるところもないこの川原で雨の中、一晩たったら・・・まいってしまうのは目に見えてる。

仕事中だったんで・・夕方、仕事が終わるのをまって・・・ホームセンターで買ってきたバスタオルとドッグフードとダンボール持って・・・川原へ・・・いた。いた。

バスタオルでごしごし拭いてやったら・・・・きれいになった。ダンボール箱にタオルごと入れて後部座席に押し込めて・・・・しばらく帰ってない実家へ向かう。・・・・ごめんな。俺のアパートでは・・・犬は飼えない。お茶菓子としばらくはもつだろうドックフードを付けて・・・・義理の姉と親父様に・・・頼み込んで番犬代わりに・・・義理の姉・・兄の嫁さんには、あまりいい顔されなかったけど・・・何とか飼ってくれるとのこと・・・・よかったな。・・・お前は俺の柔らかいところ刺激してくるあたり・・・世渡りじょーずだから・・・大丈夫。可愛がって貰えるよ。
落語「元犬」によれば、白い犬は人間に生まれ変われるらしいぜ。・・・・可愛がってもらえよ。お前は、「ちんちん」と言われてもチンチンなんか出来ないし、吠えないから、親父達しくじることはないだろう。

先週末に、小学校から連絡があり、黒い大きな犬が学校の校庭をうろついている。危険なので何とかして欲しい。・・・校長先生から・・・軽トラックに檻をのせて、学校に到着・・・事業中の学校の校庭は、静かで犬は見当たらない。・・「さっきまでいたんですけどね・・・・」・・・・出来れば見つからないでいてくれと思う。見つかったら捕まえないと行けない・・・捕まえれば、連れて行かなければならない・・・連れて行けば・・・・

学校の周りをを1週したが、見つからない・・・・・帰ろうと校門を離れた、その時・・・いた!
車を道路わきに止めて・・・・・・「・・・・・おいで。」と呼ぶ。・・・・「・・・おいで!!」警戒しながら、でも尻尾を振りながら寄ってくる・・・・(来るんじゃねぇ・・どっか行っちゃえよ・・)・・・・「おいで」・・持ってきた餌で、近くまでおびき寄せる。お腹すいたか?・・・首輪はない・・・毛並みがきれいな・・・全身真っ黒だ。・・飼い犬だったな。最近まで・・・・餌を食べてる隙を見て、持ってきた麻紐を首に巻きつける・・一瞬、ガウゥと吠えて、かまれそうになる・・・でも、飼い犬でかみなれてないから、よけられる。・・・紐を引っ張って檻に入れる。・・・・多少の抵抗は、あったけど檻に入ったらおとなしい。・・・悲しそうな・・・心細そうな目をしてる。・・・・・なんで、学校なんかに侵入するんだ・・・子どもいるんだぞ・・つかまなきゃしょうがないだろう。

県の動物指導センターに運ぶ。受付をして犬を引き渡す。
抵抗もせず、しっぽふりながら消毒液のにおいのする大きな檻に引かれていった・・・少しは、抵抗しろよ・・・優しい犬だ。・・・・こんな優しい犬なんで捨てるかなぁ。

初めて、迷い犬を動物指導センターに搬入する仕事をした。センターの職員は愛想なく・・事務的に変な感情移入をせず・・・たんたんと犬を扱う。・・・そうしないとやってられないんだろうな・・・一々感情移入してたら大変だ。・・・・この後、センターのホームページに迷い犬として写真入で登録・公開されて・・・何日かすると処分される。・・・・ホームページに載ってる犬の写真はどれも、悲しそうな顔をしている。

捨てるんじゃねえぇ!

黒い犬なら・・・落語「鴻池の犬」
大金持ち、大家の鴻池さんに見初められて飼われる「クロ」・・・・シーこいこいこい。
出来れば・・・センターに連れてったクロも持ち主に帰るといいな。

実家のシロは、その後、義理の姉に気に入られ・・・もう、猫っ可愛がりされているそうだ。・・犬なのに。

2011年10月25日火曜日

落語物語

遅ればせながら・・・林家しん平 監督・脚本・原作の「落語物語」を観た。
どっちかというと・・「落語家物語」なのかな。・・心優しい物語

田畑智子さん演じる噺家のおかみさんが可愛い。決してべっぴんさんではないのに可愛い。
噺家さんの日常や楽屋の雰囲気は、そういうもんなんだろうな・・と、感じさせる現実感・・・本物の落語家さんが監督してる演じてるんだもんな・・俳優さんは、落語家演じても多少無理な感じはいなめないけど・・・落語家さんが物語上の落語家として演じるのは、うまいもんだ。

定席で前座が羽織きて昼席のトリを取るなんてなことが・・・ありうるのかどうかわからねえし・・・その行為の重さも素人の私にはわからない・・・・わかってたらもっと面白く観られるのかな。

警察が市民のためでなく警察官のためにあり・・・学校は生徒の為でなく先生のためにあり・・・市役所は、市民の為でなく公務員の為にあり・・・国会が国民の為でなく政治家の為にある・・・わけではないように・・・落語は落語家さんの為でなく、それを楽しむお客さんの為にあるんだと思う・・・・
だから、客として楽しむ為に落語を聞くのだ。観るのだ。それでいいのだ。・・・・と、思ってきたが・・・・・・・
やっぱり、落語は落語家さんのものだよなぁ・・・

落研のOB会には・・・・恐れ多くて、いまだ行けません。
でも、HPの写真で見た当日の先輩方は、楽しそうで、・・・なつかしい笑い顔で・・・みなさんが、お元気に過ごされているのがとても嬉しい気持ちになりました。

2011年10月12日水曜日

田舎の電話と秋桜・・・喧嘩だ!喧嘩だ!帰れない二人

好きな林家三平さんのなぞかけ
「三平の頭」とかけて、瓶詰めのコーラととく。その心は、・・・・上のほうが空いてる。

週末につきあっている女の人と下妻にコスモスを観に行った。

「田舎の電話」だよなぁ・・秋桜・・・コスモス。
”もす、もすぅ・・・もす、もすぅ?・・・「コス、モス」ぅ?・・・父ちゃんだけどね・・・”

そりゃあつまんない、洒落だけどね・・・この辺から会話が続かない
助手席で寝ちまった・・・・寝顔見ながら・・・こんな平和な日がずーっと続けばいいと願った。

お昼に入った蕎麦屋で
「太った、太った・・・今、私史上最高体重・・・大好きなアイスは、しばらく我慢だ」と宣言していた。

そーだ。この前は、俺にデブをうつされたと言ってた。・・・・俺のデブだと、どーして・・・っつーか、デブは伝染しない。

コスモス畑への進入路のよう壁に「どっこらしょ!」と二人で腰をおろして・・・・多少時期の遅れたコスモス畑をながめる。
コスモスの花言葉は、「少女の純潔」・・・「乙女の真心」だそうだ。
犬を連れた人が多い・・・坂道でウンチを踏みそうになる・・・よく見ると誰かの靴跡が着いてる・・すでに踏まれていたらしい・・・ご愁傷様です。・・・「乙女の真心」の隣にウンチさせてはいかん。

帰り道の車の中で、会話がはずまないのは誰のせい?その他の理由で喧嘩になる。
喧嘩になると、さっきまで会話が弾まなかったのがうそのように、意見をぶつけ合う二人。
落しどころが定まらないまま、彼女を家に送り届けてしまうと・・・次にいつ会えるのかわからないので・・・・もやもやした感情が宙ぶらりんのまま・・・になる。彼女の家を通り過ぎて・・・喧嘩したまま・・・市内を3週・・・同じ道の景色を3回みた。・・・・帰れない二人。

わかってるんだ。喧嘩できるのも・・・・ほんとは、嬉しいのだ。・・・どっちかが弱ってたら喧嘩なんか出来ない。ただ・・・もう少し一緒にいたいんだ。・・・病気の不安も、どうなるかわからない二人の未来も・・・・・喧嘩してれば・・・考えなくていいし・・・・・・
・・・・・しかし、いまどき高校生のカップルだって、もう少しましな休日デートが出来るとは、思うんだけど・・・・まあ、いまどきの二人ではないからな。・・・・元気でいこうぜ。