まず。この水戸芸術館コンサートホールが、元々、クラシック音楽のコンサートとかの為に設計、建設されたものだからか・・・天井高いし、音の反響もあるし・・・緞帳、めくりとかないし・・・落語の会には・・ちょっと難があると思う。・・・・肉声が聞き取りにくいし、トリでサゲ言った後、頭下げても、緞帳下がらないから・・・・かと言って、アンコールってわけにもいかないし・・・客が席をたって帰るタイミングが・・とりづらい。
午後2時30分の開演でありました。
開口一番
立川 志の彦 「つる」・・・・・立川志の輔さんの5番目の弟子。前座の志の彦さん
「何で、首長鳥がつると呼ばれるようになったか・・・これを知ってい
るのは、水戸では、あっしとご隠居さんだけですね。・・・・」
立川 志のぽん 「寄合酒」・・・「あれ?・・志の輔さんじゃないんだ・・と思われたお客様も多いと
思われますが・・・志の輔の4番目の弟子・・・志のぽん、と申しま
す。・・・・・・・私、茨城県出身でございます。・・・・・」
家に帰って、東京かわら版の寄席芸人名鑑で調べたら、石岡市出身・・・へーっ、筑波大
学出てんだ・・・悪戦苦闘してたけど・・・頑張ってもらいたいもんです。
立川 志の輔 「ハナコ」・・・・前座、二人も出してすいません。・・・から、始まって・・・
古典ではなく新作落語「ハナコ」へ・・・・キーワードは「あらかじめ」
初めて聞いた噺だけど・・・面白いよなぁ。
―――――― 中入り ―――――――
立川 志の輔 「中村仲蔵」・・・・歌舞伎役者の階級制度・・・忠臣蔵のストーリー・・・
弁当幕と言われた忠臣蔵五段目の位置づけ・・・
定九郎という役の詳細な説明・・・
といったものを、落語も歌舞伎も忠臣蔵も初めてといった人
にもわかるように説明しながら・・・・きちんと古典としてある
ストーリーもはずさず、師弟・夫婦・芸人・・芝居が庶民の娯楽
の中心だった頃の風俗、みんな入ってる・・すごい労作だと
思った。
1時間を越える長講・・・満腹しました。
緞帳が降りない舞台で・・・一本締めで、しめて。・・・・みんな満足してホールを出ると・・・すっかり日は落ちて・・・五時半をまわっておりました。・・・・・いいもの観たな。・・・落語はいいよな。
私が、捕まえて動物指導センターに搬入した犬の「クロ」は、逃げ出した飼い主が気がついて、センターに連絡して無事家に帰ったとのこと。・・・・・あいつは、捨てられたのではなくて、脱走を試みただけだったようで・・・なんにしても・・良かった。よかった。
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