日大芸術学部の落語研究会から落語家になった春風亭一之輔さんの落語の枕に出てくる落研時代の話にあるじゃないですか・・・・・・
部室のある建物の屋上でスキンヘッドの女性の先輩からしごかれる・・・・スキンヘッドの女性の先輩ってのもすごいけど・・・・・「道具屋」の声だし・・・・「声が小さい!」・・・・「まだ声が小さい!!」・・「声が小さ~い~!」・・・しまいには・・・「お前の為にやってんだぁ!!!」・・・・・・
大学違うし、年代も違うけど・・・・俺たちの頃だって似たようなことやってた気がする。
1年の頃は4年生に理由もわからず怒られてた・・・・先輩がタバコ持ったら、失礼しますと言ってマッチで火をつけろとか・・・先輩には絶対服従とか・・・逆らうなとか・・・1年男子は頭、坊主にするとか・・・
そういう何だかわからない伝統とか・・・先輩後輩関係とか・・・・当時はこんなものに意味なんかない・・・ナンセンスだ・・・・こんなの学生の”落語家ごっこ”じゃねーか・・・・・俺が上の代になったら絶対やめてやる・・・・・・とか、言ってたんだけどさ・・・・そういう意味の分からない理不尽な部活がなぜか懐かしい・・・・・ばかばかしいと思うんだけど懐かしいんだから・・・しかたがない・・・もう戻れないし・・・思い出の場所なんて、今じゃどこにもないんだけどさ・・・
昔付き合ってた女の人に会った・・・会合でね…飲み会かな・・・
もう、二度と会うことはないと思ってた娘に・・・・娘ったって、大学出てからもうすぐ30年なんだけど・・・二人だけしか知らない思い出なんか話せるのかなとも思ってたけど・・・・「元気そーだね・・」・・・「元気ですよ・・・」・・・その立ち話がすべて。30年は長すぎる。
子供さんのいる同年代は、子供さんも育って・・・だんだん人生の主役は子供さんの時代になっていくんだろう・・・・・親になるということは、どっかでバトンを渡すリレーのようなものなんだろう・・・・バトンを渡した親は、へとへとになって芝生に座り込んで・・・・元気に走ってく次の世代の子供さんの後ろ姿をまぶしそうにみてるランナーなんだろう・・・・・
だけど・・俺なんかは・・・・独り者のこのおっさんは・・・バトンを持ったまま走り続けるしかないんだろうな・・・・・芝生に座り込むこともできなくて・・・へろへろになってもバトン握ったまま走る・・・そんなもんだな。・・・・・・元気ですかぁ・・・・元気ですよ。
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