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2010年11月22日月曜日

八海さんのカセットテープ

今、落語のCDやらDVDやらいっぱい売り出されてて、ありがたいことなんですけど・・・
立川談志さんとか、ものすげえ量のCD、DVDがシリーズで出てきて・・・・そのほか落語研究会だの東横落語会だの志らくさんのもシリーズで出てきたし・・・時代が変わったある意味バブル状態。

俺ら学生の頃は、シリーズで一人の落語家さんのカセットテープ(そう、当時はCD、ましてDVDなんて無かったし・・)なんてそんなに発売されてなかったし・・・円生百席だって全部持ってる友達なんていなかった。・・だいたい、持ってる人のカセットテープをダビングしてもらう・・・ラジオの放送を録音する・・テレビも録音(録画ではない・・・VHSのビデオデッキなんか持ってたのは・・・牛丼君ぐらいだったし)・・・・そうだ牛丼君、俺たちの落語研究会がNHK昼のプレゼントだっけ?出たときの録画なんて残ってないかな?・・・・ないよな30年も前の録画なんて)

そう、先輩の八海さんの落語のテープが頼りでしたよね。覚えたい噺、聞いてみたい噺は八海さんから借りたもんでした。・・・・・桂文楽さんの噺はデンスケさんでしたけどね。
談志さんの首提灯・・・黄金餅・・・・よかちょろ・・・二階ぞめき・・・・みんな八海さんのテープだ。

そのうち、自分もダブルカセットのラジカセ買って、カセットテープは電気屋さんで箱買いして、ダビング・・ダビング・・・ダビング。ラジオも録音・録音・録音・・・・録った音源は大事に大事に聞いたもんだった・・・・八海さんなんか山野ホールの発表会とラジオの落語の放送が重なった時なんか、会場にでかいWカセットテレコ持ち込んで録音してたもんだ・・・・・?うん?録音タイマーってなかったのか?・・・まあ、いいか。

それなのに、今じゃ買ってある談志さんのDVD見てない・・・春風亭昇太さんのCD聞いてないのが2枚もある、志ん朝全集も小三治さんのドキュメンタリーも・・・・あんなに聞きたくて聞けなかった、観たくて観られないものが、観られる、聞けるようになったのに・・・・・・そうか、俺が変わったのか。

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