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2011年2月22日火曜日

僕たちの・・・僕の失敗

平成7年、8年頃だから、もう14,5年前かな・・・私の町でも生涯学習の一環?とやらで一般町民を対象とした公民館講座やらない?という話があり。
お調子者の私は気安く引き受けた。・・・・・名づけて「落語研究会」・・・そのまんまです。

やりたかったのは、この町の落語ファンを増やしたいということ。

募集かけたら10数人が、参加申し込みをしてくれて隔週かなんかで、町の公民館の一室を借りて・・・・浅草の文扇堂で買ってきた高座扇とてぬぐい配ったりして。私は毎回カセットテープに教材となる落語をダビングして・・・倍速でダビングしても毎回10数本のカセットテープを作るのは大変で・・・
ともかく・・・《文七元結》と《粗忽長屋》で「落し噺と人情噺」とか桂米朝と柳家小さんで「上方落語と江戸落語?」、あるいは「古典落語と新作落語」と言ったテーマで2本ぐらいの噺の入ったテープを前の週に配って聴いてきてもらい、・・・・当日、あーでもねー・・・こうでもねーという話をしながら、はたまた、映画の「幕末太陽伝」を観てもらった後に三遊亭円生さんの「品川心中」とか「居残り佐平治」聞いてもらって「落語」ってものの概要をみんなで確かめようなんぞという・・・・・言うこたあぁ大そうだけど・・・そんなテーマで始めた講座だったんだけどさ

参加して来てくれた、おじさん、おばさん、おばあさん方がやりたかったのは・・・小噺のひとつも覚えて、宴会の席で・・よぉ!よぉ!とか言われたい。・・・・・
かくし芸用に柳亭痴楽さんの「恋の山手線」憶えて・・・
「上野を後に池袋、走る電車は内回り、私は近頃外回り・・・彼女は綺麗なウグイス芸者・・日暮里笑ったあのえくぼ・・・・」なんてのをやって・・よぉ!よぉ!とか言われたい。・・落語と言えば「笑点」です。他は知らないなぁ。あんまり落語は聴かないからねぇ・・漫才は好きだけどね。

というようなみなさんでありまして・・・・・それで、いいんですけどね。
私が、落語「死神」の下げは、演者によってこんなに色々あります。・・・・・昭和の名人と言われた古今亭志ん生の子供さんが、あの志ん朝で、お兄さんは金原亭馬生・・・聞き比べてみましょう。
なんてやってたら、参加者ひとり減り、二人減り・・・・減っちゃいました。何とか最後までやりましたけど。・・・・すべてはあの頃の「僕の失敗」です。

今なら、もっと・・落語?楽しければいいじゃん!・・・落語番組と言えば笑点!「横浜生まれの横浜育ち、口も荒いが毛も薄い。おなじみ無法ハゲの歌丸です。」・・・歌丸師匠ばんざーい!
「恋の山手線」俺も覚えて職場の花見でやろうかな・・・なんて言えるのに・・・・その辺からとっかかれば良かったんですよね。

自分の思いだけ押し付けちゃぁいけないよな。・・・・今頃反省。

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