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2017年2月19日日曜日

年なんかほっといても明ける。そんな時代もあったんだ。

現在、2月も中盤。明けましておめでとうございます。

もうへろへろにくたびれております。
ブログの更新も滞って、もう忘れられたかな。何とか、生き延びております。
昨年暮れに、大昔の落研の資料とかひっくり返してたら、こんなんでました。
この記事には、間違いがあるんですけど・・・・俺は牛丼君ではない。

東海・青学・国士舘・工学院・実践とかの落研とかと定期的に新宿センタービルで寄席をひらいてた。楽しかったのを覚えている。



そして、当時の会員証。
毎月、500円ぐらいの会費だったよな。当時の落研の運営費は、この会費と所属する学術文化会の補助金(たぶん大学から学術文化会に配布されるなにがしかの補助金が実績に応じて再配分されてた。だからその実績報告の時期には、落研の会計担当が誰かのアパートに集合して、領収書とか報告書の調整をしてたな・・・経済学部・経営学部の部員とかが中心になって。・・・・当然、補助金が入るんだから、個人から集めてます会費ももちろん入ってます。という説明をしてたと記憶。・・・・もう時効だけど滞納してた部員もいたよな、落研だもんな、与太郎じゃないが、一両と八百の八百なんざ、おんの字だもんな、云いずくによっちゃあ、タダでも・・・・ましてや部費の500円なんざあ。・・・」ねえ、


で、専大節。だいたい、神田近辺に大学のあった、中央大学とか、日本大学とかもそうだけど、○○節って名前付けて応援団の音頭で同じ節で唄ってた・・・・・当時の落研も発声練習や何かのイベントでも唄ってたなぁ・・・・今は、著作権の関係があって、おおっぴらには、唄えなくなってるらしいけど。
「芸歌」と「落研節」ってのもこの会員証にはのってるけど、当時、既にどんな節なのか誰も知らなった。誰か知ってる先輩いないのかな・・・

まあ、そんな時代もあったというのを思い出した。・・・・そんな話。


2016年11月13日日曜日

「かさま落語会しょの二十一」と金玉火鉢と赤線少年・・・

体調悪い―
仕事場の施設警備機器壊れる・・・
職員さんが、帰り際警備状態にセットするため、カードを挿入したら中でカードが折れてしまったとのこと・・・・・・・土曜日に休日出勤

通常、戸締りをして裏口のドアんとこについてる電子警備の装置の「警備開始」ボタンを押すと「カードヲイレテクダサイ」という表示と音声が流れる。

俺は、小学生の頃「国語辞典」の「おっぱい」とか「お尻」とか、「金玉火鉢(きんたまひばち)(昔はこんなの辞書に載ってたたんだ・・・・たぶん、そういうところをあっためる火鉢なんだろうな)

そういう単語に赤線を引いて、その奥にある卑猥なイメージを想像したりしてニヤついてる単純バカのこどもだったので、警備装置の「・・・・・・イレテクダサイ・・」に懐かしい興奮をなんとなく楽しんでいたわけで・・・・・あのころのバカは何ら変わっていない。

ところが、金曜日にそんなトラブルがあり・・・・とりあえず、警備業者を呼んで、折れたカードの破片は、とってもらったそうだけど、・・・・・読み取り部分が壊れてカードによる警備開始が出来ず、警備会社からの遠隔で警備状態にしてもらって、帰宅した。とのことで、つまり壊れたまんまの状態ということになり、概要を電話で聞いた俺は、土曜日の午前中に出勤。

裏口のドアのカギを開けて、中に入った瞬間から「大きな警報音」とともに「カードヲ ヌイテ クダサイ!」という表示と女性の合成音で・・・・「・・・・抜いて下さい!・・・・・抜いて下さい!・・・」
という警報が施設内に響き渡った・・・・
女性のこんな声を聴いたのは、高校んときに授業をサボって水戸の大工町の映画館で観た北欧の映画「女子校生マル秘報告」んとき依頼だ。・・・・・・・辞書の「おっぱい」の赤線で満足できる俺だけど、「・・・・・ヌイテクダサイ!・・」の力一杯の連呼を警備会社のパトロールの方が来て電源を切るまで、シーンとした給食センターの事務所で呆然と聞いてるしかったわけで・・・・・

そんな午前中を過ごした後は、笠間稲荷神社の裏っての「嘉神殿」まで車を飛ばす。おりから笠間神社付近は菊まつりの人混みで神社の駐車場は満車。神社前の有料駐車場の隅っこに車を止めて・・・・後部座席から座布団と座椅子を引っ張り出す。・・・・・神社の大広間畳敷きなので「座布団をお持ちになると楽に見られますよ」と入場券にも印刷してある。
こんな、ミニサイズの座椅子。
座布団にあぐらかいて、二時間以上だと腰が痛くなることに気が付いて・・・・・・3年前に買った。この会だけの為に勝ったので1年ぶりに引っ張り出した。

ピンクのは、ここんとこ、一緒に行ってた彼女の分、今回は体調不良でお休み。



高田文夫プロデュース
「かさま落語会」も21回目・・・・・

喜楽家楽喜さんは、今回も来てなかった。
御病気に負けるな。「ガンバルンバ!」


高田先生と松村邦洋さんが出てきてひとくさり、物真似ありーの前説で会場をあっためる。

一席目
瀧川 鯉昇・・・・・「ちりとてちん」

古典落語ちゃんとしてるなぁ・・・・師匠が春風亭柳昇さんだから新作もやられるんだろうけど・・・

松村邦洋・・・・・・・「物真似漫談?」

本編の物真似ネタが野球と大河ドラマというとみてない人にはきびしいなあ。
自分のネタより最後の入場券の裏に書いてある番号による抽選会・・・・サイン色紙や手ぬぐい・・電波少年のDVDとかで当たった人にプレゼント渡してのインタビューが面白いってのは、やはり寄席よりテレビやラジオの世界のひとなんだろうな。

二席目
瀧川 鯉昇・・・・・「二番煎じ」

あがる前に高座にお茶碗が置いてあって・・・ふた付きの縦長の湯のみ茶碗とかじゃなくて・・・普通のお客が来た時にだすような茶碗・・・・(今日は、暑いし乾燥気味だしお客いっぱい入ってるから後でのど湿すのかな・・・)なんて思ってたら、・・・・・噺が進んで、火の番一回りして帰ってきた番小屋で、ふくべの・・・瓢箪からの酒をお燗して・・・茶碗が一つしかないと回し飲みするじゃない・・・そん時にそのまま、その茶碗で酒を飲んでるしぐさを、ほんとに茶碗を使って回し飲みする。・・・・
こんな演出のやり方もあるんだなぁ。・・・・・・・この噺以外の他の落語には登場することがないだろう「宗助」さんいいよな

最後に抽選会。
当たる人が、戦艦長門に乘ったことがあるおじいさんとか、ペギー葉山に似てる奥さんとかワケの解らないお客にからむ松村邦洋さんが面白かった。



2016年10月16日日曜日

第八回 社会人落語日本一決定戦でみた光景・・・

毎年、大阪府池田市で行われている「社会人落語日本一決定戦」

人口10万人ちょっとの「池田市」は、「池田の猪買い」とか「(池田の)牛ほめ」などの舞台になっていることや上方落語協会の現会長桂文枝さん(襲名前の桂三枝さん)が住んでるなんていうこともあり落語による街おこし・落語文化の発展?の目的でプロでないアマチュア社会人による落語の全国大会が行われている・・・・・今年で8回目らしい。

大学生のアマチュア落語の大会と言えば、岐阜県の「策伝大賞」とか「てんしき杯」とかがあり、関東での社会人のアマチュア落語の大会として外国人枠もある千葉国際落語大会とあるけど、ここ池田の大会は全国的に知られたでかい大会だと思う。

今年は、10月の3連休の8日(土)に予選会・・・・全国から284人の応募があり・・映像だか録音だかの媒体で応募し選ばれた175名のアマチュア落語家が池田駅周辺の落語みゅーじあむだの公民館だのコミュニテーセンターだのの6会場に分かれて同時進行で一般客を入れた予選会を開催し各会場から選ばれた10人が9日(日)の決勝大会を池田駅手前の石橋駅近くの市民文化会館アゼリアホールで行われている。

ただし、予選会の6会場ともプロの落語家さん・市民審査員とかが別々に審査しているので、会場ごとの代表としては、受けてても決勝あがれないとか新しい施設・照明も明るいでやれる人も、何となく暗い会場・道路近くでバイクの爆音が邪魔したり・・そういう予選会場の当たりはずれもある。

2,3か所の開場を見て回ったけど、演者ごとの写真撮影は、演者の許可もらえれば・・・とか、
フラッシュとか、脚立とか使わなければ、特に構わないというところもあったので、そこで撮った写真。(もちろん、アゼリアホールの決勝大会は、録音・録画厳禁の放送が何度か流されてたんで自粛したけど)
説明を追加
予選会場・決勝大会会場にいた、スポンサーでもある日清チキンラーメンのキッチンカー。

無料でラーメンいただいた。
たまに食べたくなる味だ。























池田ではないけど新大阪駅で食べたチキンラーメンソフトクリーム


















寝越家こう生さん・・・パスタ屋






















すっかりおなじみ二松亭風林火山・・・秀吉と利休





















松風亭てえ言うから後輩だな松風亭和らび・・・もう半分


うちの落研の後輩らしい。・・・・
たぶん、浅草公会堂でたみや寄席開催してた人だよなたぶん・・・
そん時は途中退席したけど1度だけ寄席行ったなあ

他の演者は、持ち時間の10分間に爆笑ネタを詰め込んでギラギラと決勝進出を狙う中・・・・怪談噺「もう半分」・・・・・声ガラは、こういう噺にあってると思う。たぶんなんか思い入れがあって選んだ噺なんだろう。

これも落語の範疇はんちゅうなんだろうな
来年も挑戦すんのかな・・・・
頑張れ後輩。



入賞者や決勝大会の模様は、
3代目チャンピオンの「二松亭ちゃん平」さんのブログに詳しいからそっちで見て下さいね。私は、ただの通りがかり。














歩行者天国で踊ってた地元の方々・・地元も盛り上げる。



















シャッター閉めてる店もあったけど頑張って続けてほしい
池田駅・石橋駅へは、あの映画にもなった(路線は少し違うけど)阪急電車が便利です。




































千駄木寄席で・かいわれ寄席で見かけた風景

もう10月だ。急に涼しくなってきた。
だいぶブログをサボってしまった。

9月にこんな落語会があった。
二松学舎大学の「かいわれ寄席」
四谷荒木町の橘家さんという落ち着いた桟敷席・・玄関開けて、靴を脱いだら数歩で会場入りの家庭的な場所。
新入生を中心とした初々しい落研部員さんの発表会。
とは言え、ここの落研は、先輩が後輩をきちんとケアして、部員どうしの前でお互いに批評しあい噺の完成度をあげてく、・・・・・・昔、俺たちの時代の落研もそんなことをしていた。・・・・・だから、一般の人を対象とした対外発表会でも、それなりの物を出してくる。・・・面白えーぞ。

ほんとはさ、「落語家さんもどき」の落語とか速記本とかの台本通りの落語なんか聞きたくないもん。今時の学生さんが日々どんな生活をしてるのか、二十歳前後の若者は、どんなことに怒り、悲しみ、笑っているのか・・そんなまくらや、着物に扇子、手ぬぐいの世界で落語をどんなふうに解釈するのか、・・・・・そんなのが見たい、

確かに、江戸っ子口調でも出てくる言葉の中の「ひ」をみんな拾い上げて「し」と言い換えようとする生真面目さや、・・・・・そんなに、全部言い換えなくても・・・・余計に気になって。・・・・
キセルで煙草を吸うしぐさで、手ぬぐいの煙草入れから扇子のキセルに煙草を詰めるしぐさの後、いきなり煙管の扇子をくわえる・・・・まだ、火いついてないよー・・・・・煙草盆とこ持ってって火つけてからくわえてね・・・・・・そりゃあ今時は、煙管できざみタバコ吸ってる人なんて見ないよなー・・・・
落語で、煙管使うしぐさなんか、古典落語の美学だもんな。やるんだったら背伸びしてでも、きれいな形を演じてほしい。頑張れ。

1年生は、男もゆかた。寿限無
















この年代の女の子みるとそれだけで可愛い。権助魚






































でた、朝之介君・・ちょっと先輩ぽい。出来心

















仲入り

















おちついてんなぁ・・つる


















立て板に水のような流れる口調・・うまいもんだ。でもちゃんとしすぎないでくれ。干物箱




















で、午後の部


午前の部終わったところで、部員さんが送り出してくれる。対応が丁寧だ。
















































先日の落語協会「謝楽祭」のくじでもらった末広亭招待券

昔、大学の部室にも末広亭のビラが送られてきて掲示してた。そんときも招待券が入ってて、いわゆる「ビラした」ってやつだ。貧乏学生は、こんなの使って寄席通いしてたなぁ。

・・・・「謝楽祭」の福扇購入のくじでもらった券があったんで、かいわれ寄席の午後の部少し見て新宿へ向かう。

昼の部のトリは、柳家権太郎さん・・・
そこからみて、夜の部まで見てきた。








で、9月24日は、何度目かの「千駄木寄席」・・・・・

千駄木二丁目の地区の集会所での寄席・・・・・・ゆっくり穏やかに流れる時間・・・・ただし、当日は雨。
ちょっと客足は悪い。











弥一家酔太さん

時間がたつと、記憶が薄れる。
特別にメモも取らず、ただ楽しんでるだけなので、どんな演題だったか忘れるのはしかたない。まあ覚えてるところだけ・・・・・












頭下伊亭虎奴さん・・・演題は


















皿屋敷


















この方が主催している寄席なのかな・・春雨や通風さん


















寝床家小道楽さん
















若干、お疲れ気味?しばらくお休みに入るらしい立の家千夏さん


高座姿も見られなくなるのかな・・・でも、きっと帰ってくるんだろう・・待ってます。


































千弦家こまりさん「音曲」

















河内家るぱん





2016年8月27日土曜日

「第八回げいぶん寄席」と「わからん」

先日、当代の林家三平師匠の落語を聞いた。
先代の三平さんが戦争当時に戦意高揚落語として作った「召集祝い」かなんかいう落語を掘り起こしたとして、やってた。・・・・・・俺には、その意味が解らん。反戦の意味もなく、逆に戦意高揚に隠れた当時の人々の悲しみも、やけっぱちのエネルギーも・・・俺には感じられず・・・・・なんで、掘り起こしたのか、その意味がわからん。

また、オール読物の4月号だったかな。
春風亭小朝さんんが、菊池寛の小説を落語にして高座にかけるという話が載ってて・・・・
北村薫さんとの対談というか、特集記事が掲載されてた。
俺は、自慢じゃないが菊池寛の小説とか読んだことないし「父帰る」とか「真珠夫人」とか映像化されたものも観てないし・・・・・・
自分でわからんことは、語る資格もない。でも、小朝さんはそういうことがやりたいのか、と思った次第。
実際落語として出来上がった「噺」を聞いてみないとわからんが、・・・・・・やっぱり俺にはわからん。


八月二十日に「第八回芸文寄席」があったので行ってきた。
今回は、デジカメを忘れたので、携帯のカメラで撮影・・・・・PCへの取り込み方がわからんので画像を携帯からメールで送った。・・・・・・大きい画像だと金がかかりそうなので、縮小して送る。画像があらいなーー

もっとちゃんとしたやり方、あんだろーな。アナログな男だからなぁ・・・時代についていけねー。








「こちら用務員室(自作落語)」・・・・・・・・・二松亭ちゃん平さん

学校の先生らしい得意の創作落語の学園もの・・・・・・明るくにぎやか楽しい落語だ・・・・・・・たぶん現実の学園生活はもっと、どろどろした部分もあるんだろうが・・・・「金八先生」みたいな先生を目指す先生はいるかもしれないけど、・・・・「三年B組の生徒」みたいな学生は、そんなにいない。

そんな、シリアスなストーリーの学園もの創作落語って・・・・・・・面白くねーだろうなぁ・・・・・・




























何度か拝見したどっかの学校の教頭先生だそうだ・・・・・

「猿後家」・・・・・二松亭牛志楼さん

後家さんのキャラクター難しいよな、褒められれば喜ぶし、「さる」関係の言葉には、過剰反応して怒る。不自然この上ないおかみさんだもんな、
顔芸で楽しませて頂いた。
























「お菊の皿」・・・・・・・・・参遊亭遊若さん


春日部の江戸っ子。白い着物にえんじ色の袴がきれいだ。
声も講談の方のようで、きりっとした発声で聞きやすい・・・・・元気だよなぁ。

























「新聞記事」・・・・・・二松亭風林火山さん

ほんとに、パワフルな方だ。
もとは、上方の噺の「阿弥陀が池」をこっちに持ってきた噺でしょ?
以前、春風亭一之輔さんので聞いたけどパワフルって意味では、風林火山さんの方がパワフルだと思う。

今回も、「安心してください・・・帯してますよ。」やってた。そろそろ旬を過ぎてきた気もする。・・・・でもこの体型だからまだ笑えるな。

前回の「後生鰻」での三遊亭圓生のフレーズは、すげえ似てた・・・・けど、今回、「では、圓生の物真似で・・」といれたのは、ちっとも似てない・・・・不思議な人だ。

でも、パワフルで大きな声だから、下げがストーンとおちる。
聞いてて気持ちいい下げになる。うまいなぁ




















待ってました!水戸ヤクルト社長。

めくりの脇で丁寧なお辞儀。
さわやかな方だ。
また、帰りにヤクルト配ってくれたから言うわけではないけどさ・・・

「親の顔」・・・・好文亭 文文さん

立川志の輔さんの新作落語・・・・って言っても結構あちこちで、アマチュア落語会で聞くようになった噺。

笑いどころは満載だからなぁ。・・・面白かった。



























「木乃伊とり」・・・・・・・夢見家 春木さん


以前に、「七段目」だったかやってらして、上手いなーと思った方だ。

きちんとしているなぁ・・・・・

だいたい、こんな長めの噺をへたくそがやると聞いてる方は苦痛でしかないけど、ちゃんと最後までもたせるってのからしてすごい。































ヤクルト社長あてかな・・・・・きれいな花が受付横に。


楽しい落語会でした。
都合付けば、また来よう。