先日、当代の林家三平師匠の落語を聞いた。
先代の三平さんが戦争当時に戦意高揚落語として作った「召集祝い」かなんかいう落語を掘り起こしたとして、やってた。・・・・・・俺には、その意味が解らん。反戦の意味もなく、逆に戦意高揚に隠れた当時の人々の悲しみも、やけっぱちのエネルギーも・・・俺には感じられず・・・・・なんで、掘り起こしたのか、その意味がわからん。
また、オール読物の4月号だったかな。
春風亭小朝さんんが、菊池寛の小説を落語にして高座にかけるという話が載ってて・・・・
北村薫さんとの対談というか、特集記事が掲載されてた。
俺は、自慢じゃないが菊池寛の小説とか読んだことないし「父帰る」とか「真珠夫人」とか映像化されたものも観てないし・・・・・・
自分でわからんことは、語る資格もない。でも、小朝さんはそういうことがやりたいのか、と思った次第。
実際落語として出来上がった「噺」を聞いてみないとわからんが、・・・・・・やっぱり俺にはわからん。
八月二十日に「第八回芸文寄席」があったので行ってきた。
今回は、デジカメを忘れたので、携帯のカメラで撮影・・・・・PCへの取り込み方がわからんので画像を携帯からメールで送った。・・・・・・大きい画像だと金がかかりそうなので、縮小して送る。画像があらいなーー
もっとちゃんとしたやり方、あんだろーな。アナログな男だからなぁ・・・時代についていけねー。
「こちら用務員室(自作落語)」・・・・・・・・・二松亭ちゃん平さん
学校の先生らしい得意の創作落語の学園もの・・・・・・明るくにぎやか楽しい落語だ・・・・・・・たぶん現実の学園生活はもっと、どろどろした部分もあるんだろうが・・・・「金八先生」みたいな先生を目指す先生はいるかもしれないけど、・・・・「三年B組の生徒」みたいな学生は、そんなにいない。
そんな、シリアスなストーリーの学園もの創作落語って・・・・・・・面白くねーだろうなぁ・・・・・・
何度か拝見したどっかの学校の教頭先生だそうだ・・・・・
「猿後家」・・・・・二松亭牛志楼さん
後家さんのキャラクター難しいよな、褒められれば喜ぶし、「さる」関係の言葉には、過剰反応して怒る。不自然この上ないおかみさんだもんな、
顔芸で楽しませて頂いた。
「お菊の皿」・・・・・・・・・参遊亭遊若さん
春日部の江戸っ子。白い着物にえんじ色の袴がきれいだ。
声も講談の方のようで、きりっとした発声で聞きやすい・・・・・元気だよなぁ。
「新聞記事」・・・・・・二松亭風林火山さん
ほんとに、パワフルな方だ。
もとは、上方の噺の「阿弥陀が池」をこっちに持ってきた噺でしょ?
以前、春風亭一之輔さんので聞いたけどパワフルって意味では、風林火山さんの方がパワフルだと思う。
今回も、「安心してください・・・帯してますよ。」やってた。そろそろ旬を過ぎてきた気もする。・・・・でもこの体型だからまだ笑えるな。
前回の「後生鰻」での三遊亭圓生のフレーズは、すげえ似てた・・・・けど、今回、「では、圓生の物真似で・・」といれたのは、ちっとも似てない・・・・不思議な人だ。
でも、パワフルで大きな声だから、下げがストーンとおちる。
聞いてて気持ちいい下げになる。うまいなぁ
待ってました!水戸ヤクルト社長。
めくりの脇で丁寧なお辞儀。
さわやかな方だ。
また、帰りにヤクルト配ってくれたから言うわけではないけどさ・・・
「親の顔」・・・・好文亭 文文さん
立川志の輔さんの新作落語・・・・って言っても結構あちこちで、アマチュア落語会で聞くようになった噺。
笑いどころは満載だからなぁ。・・・面白かった。
「木乃伊とり」・・・・・・・夢見家 春木さん
以前に、「七段目」だったかやってらして、上手いなーと思った方だ。
きちんとしているなぁ・・・・・
だいたい、こんな長めの噺をへたくそがやると聞いてる方は苦痛でしかないけど、ちゃんと最後までもたせるってのからしてすごい。
ヤクルト社長あてかな・・・・・きれいな花が受付横に。
楽しい落語会でした。
都合付けば、また来よう。
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