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2016年3月14日月曜日

「みてくれ寄席」帰りに夜這い・・ではない、「夜・梅・祭」

二松学舎大学落語研究会の「みてくれ寄席」は、浅草公会堂だった・・・・・
当然、浅草寺をお参り



綺麗なお着物のお姉ちゃん達だと思って、側を通ったら・・・・・

中国語と思しき言語を話してました。













何fだ?こいつら・・・

新宿寄ったので、「赤めだか」のDVD買おうと紀伊国屋書店に向かう新宿駅地下街にはこいつらが柱に巻き付いてた・・・・・


















何だ、こいつ・・・・






















で、水戸に帰ってくると・・・・

寒いときにはラーメン・・・・テント村みたいなとこで、肉盛りラーメン
偕楽園は観梅デーのイベントで「夜・梅・祭」でありました。・・・・寒い寒い

こんな時は、あったかいものが嬉しい。















満開だ。




































キャンドルのフェニックス越しの好文亭・・・・・



















今年は、提灯の回廊みたいなのがきれいだった。・・・・・・お世話になってます、常陽銀行さん















「げいぶん寄席」で楽しませていただいてます。「水戸ヤクルト」さん。・・・・社長の落語は品がいい。えらい!日本一!
















吐玉泉の奇麗な湧き水

2016年3月13日日曜日

水戸からだと結構遠いぞ。「もりや落語会」と手手手(みてくれ)寄席

5日の土曜日は、「もりや落語会」を観に守谷市へ
つくばエキスプレス、TXってやつが出来てから沿線の開発が進み、都心からの通勤圏内となっているらしい。
今回は2回目、都内やその近辺で活躍中のアマチュア落語の方々を呼んで地元守谷市の方々に落語を楽しんでもらおうということらしい、

ともかく、土曜日、1週間分の洗濯を済ませ、床屋にいって弱冠、薄くなりつつある頭頂部を気にしながら、頭やってもらっていい男に・・・はならないが、今回は、常磐高速にはのらず、国道50号から国道294号・・・・・下妻物語・・・の下妻を過ぎて・・・・・常総市に入る・・・・田んぼの中の国道で今の時期、鬼怒川氾濫の被害の様子は見て取れないが、大量の重機や4トントラックががあちらこちらに見えて、二車線、三車線ある国道の片側1車線が復旧工事でつぶれており、落ち着いた田園風景に戻るには、まだもう少し時間がかかりそうだ・・・・・・・

以前、落語「真景累が淵」の元になった「累」という方のお墓参りに行ったことのある、鬼怒川を渡立った水海道・・・・坂東市・・には、行かずに国道を折れて守谷市へ入る。関東鉄道常総線 新守谷駅近くの「守谷市市民交流プラザ」の2階に入る、
いろんなボランティアサークルと思われる団体の発表展示が貼られた集会室みたいなとこ、50~60人入るかな、開演前には満席に・・・・

下の1階で見てやってるんだ・・って来ちゃったのよ。ああ、プロじゃないのね・・・
アピタもなくなっちゃって残念ね・・・・・・お父さん?・・・今年3回忌・・・やっとね・・・
いろんな会話が聞こえてきた・・・・・地域の集会所のイベントなのね・・・いい感じだ・・
きちんと30分前に1番太鼓が流れて・・・・・10分前に2番太鼓・・・・さあ、開演だ


頭下位亭 虎奴・・・・・・・「鮑のし」
               そうか、甚平さんがふんどしをしてないのは、趣味なのか・・・
虎奴さんは「蛙茶番」も持ちネタだったよな。・・・・・ふんどしをはかないの好きなようだ・・・・・















隠れ家 虎太郎・・・・・・・「初天神」
                親父がいい加減でいいなあ・・・自分の子育てを踏まえると、ああなるのか・・・・噺の展開もいい加減でいいな。











お父さんの頭越しですまねぇ・・


立の家 千夏・・・・・・・・・「寄合酒」
               そうか、上方のは「持ち寄り散財」しようやないかって集まるのか・・・
               「鯛の鱗とるときの・・べりバリボリバリ・・・・江戸の「寄合酒」では、見られない演出・・・おもしれえなあぁ・・・・桂春団治かな・・・








金魚の帯?・・・鯉かな・・涼しげだなぁ・・・?






















立の家 なべ麿・・・・・・・俺にとってはおなじみのなべ麿さんの「腹話術」・・・・人間は真面目そうな 好青年ぽいのに人形が微妙に根性悪いのが不良外外人みたいで楽しい。「立の家」の亭号は立命館大学OBのものだとするとこの方も落語もやるのかな・・





喜楽院 紅世・・・・・・・・・「元犬」・・・・すげえなあ、トリを飛び入りで近所に住んでるお坊ちゃまに  とらせるという、すごい展開になってきた。お客もなんとかお坊ちゃまの落語に、溶け込もうと、くすぐりをなぞったり、孫の晴れ舞台を見るような・・・・暖かな対応・・優しいお客さん        下げも変えてたなぁ・・・・・・・



腕時計してあがってた、・・・緊張感もあるよな、そりやぁ・・







そうだよなぁ・・・ここは、地元の皆さんが楽しんでもらうことを目的とした落語会・・・・・みんな、楽しそうに帰って行った。水戸から来たって言ったら「へ~・・」って驚いてたもんな・・・場違いだったかなぁ・・・・・でも、楽しかったから・・・・・・・・・これでよし。だ、











そんでもって、3月12日(土)は、浅草公会堂で「みてくれ寄席」・・・二松学舎大学落語研究会の卒業生を中心とした寄席だった。

二松学舎大学落語研究会・・・・・・・昨年・一昨年と春と秋の学園祭や専修大学・國學院大學との「三文の会」でも楽しませてもらった。・・・・・落語をきちんとやる伝統を感じさせる大好きな落語研究会なんだ。










前転の始まりではない・・・丁寧なお辞儀なのだ。










ガラもののパンツはくと透けるな、この浴衣・・・でもいい色だ。








開口一番

二本家朝之介・・・・・「鮑のし」
 この方は、卒業生ではなくて現役・・・・・ホームページで岐阜県の学生落語大会「策伝大賞」 に参加したと出てたから・・・・・元気よくパワーアップしてた。でも、「鮑のし」を約6分間でというのは、短すぎた。もっと聞きたかった。











百々家ぺりかん・・・「佐々木政談」


以前にこの方の「茶金」を聞いた.,
地の説明の部分を丁寧に説明してくれるし、とても明確に頭に入ってくるしゃべり方でわかりやすい。

個人的には、「佐々木政談」みたいに大人をやり込めていい気になってる子供なんか張り倒せ、と思ってるので、好きな噺ではないのだが、この方の落語が嫌味に聞こえないのは、演者の人柄のよさなんだと思う。






行きの電車の中で読んでた本「上方落語の四天王」という本で・・・・
出だしの「桂米朝」さんのところでで、先代の「桂米團治」師匠の反対を押し切って若くして「たちぎれ線香」をかけた時の逸話や・・・

お店の重役、ご親戚が集まって、芸者遊びがすぎて、お店の金にも手を付ける若旦那の勘当・廃嫡の話し合いがもたれているところへ帰ってきた若旦那が・・・番頭が乞食にさせましょうと言っているのを聞いて、部屋に飛び込んで、大声で食って掛かるのを平然と・・・キセルに火をつけて、黙って間を取る番頭の煙草・・・・先代米團治は、二服吸ったが,「・・・私は、とてもそれだけの間はとれず、一服だけの演出にしました・・・」という桂米朝さんの話など読んでたとこだったので・・・・

手ぬぐいのガラが蚊取り線香
加酉家千好・・・・「たちぎれ」

面白く聞かせてもらいました・・・・途中、三味線の音と、三味線がブツーンと切れる音響演出、録音された音源と高座の演者のタイミングがずれたのは、ご愛嬌で、エンディングの下げまで持って行ったのも、慌てず騒がず・・・客席もじっと展開を待つ。信頼関係かな

学生落語って、好きな落語への思いのたけを見せるもんでもある。・・・・・・この感動的な落語、こんな風にやりたかったのでしょうね。・・・十分伝わった。












ーーーーーーーー 仲入り ------

髪型が少し変わったのかな・・・・

春空亭ひばり・・・・・・・・「たがや」

この方には、学生落語の新しい展開みたいなものの一端を見せてもらった・・・・というのは、買いかぶりすぎかなぁ・・・・・・・・でも毎回、いろんなやり方で、自分だけのオリジナルな噺をやってた。
面白かった。









香野家とりぃ・・・・・・「崇徳院」

冬の庭先で、餌場に集まった小鳥がピヨピヨピーチクしゃべってるようなとても、いやされる声で、アニメみたいなキャラクターの登場人物がしゃべる、ずーっとこの声とおしゃべりを聞いていたくなるような・・・・いい気持ちにさせてくれる落語だった。

「たちぎれ」と同じような「恋わずらい」「こがれ死ぬ」とかしないとかの噺だけど、・・・そういうものに振り回される周りの人の噺なら・・・ばかばかしいのがいい。


この人の落語ももう聞けないのか・・・春先のピンクのお着物はきれいだ。


関亭いん子・・・・・「蒟蒻問答」


小柄で、可愛らしいこの、元部長さんから、あの悪党声(ほめてます)が出てくるのが面白い。

問答をいどんできた旅の僧を「・・・・そんなもんは、塔婆でぶったたいて、・・・・・死んじまっても、(寺だから)埋めるとこはいくらでもある。ぐえへっへ(と笑う)・・・・
やりそうな、声だもんな・・・・・

もう聞けなくなるのが、淋しい。






皆さん驚いてても・・・ピースくれてる「ひばり」さんは、さすが、アイドル。

帰り際、突然おっさんからカメラ向けられたので、緊張させてしまった・・・・・・・

皆さん。お疲れ様。
楽しかったです。ありがとうございました。

あなた方のことは、何にも知りませんが、あなた方の落語は覚えてます。

さようなら、またどこかで・・・・・

2016年3月3日木曜日

暗い夜道をただ一人・・・・こわくない談春・・14回目の・・・カツカレーは、やさしいぞ。

仕事が終わって。国道118号線を大子町まで・・・・
5時半開場、6時開演・・・果たして間に合うか
常陸大宮過ぎると暗い・・・
1時間かかって、大子町文化福祉会館の駐車場へ・・・・警備員のおっさんが・・・駄目だめ満車だよ~・・・・・役場の臨時駐車場行って・・・・・あ、だめ中学生先に通すから(ヘルメット姿の中学生の自転車が、いわゆる「ヘル中」がダーッと通過する)・・・あ!駄目!、ここは、左折で出られないから、右折して、グーッと回ってね、行ってちょうだい・・・・・・・・・大分遠回りしながら臨時駐車場に車を停めて・・・・・・・何となく車止めしてあるロープをくぐって・・・・・さっきの文化福祉会館までダッシュ・・・何とか時間ぎりぎりに滑り込む・・・・・
林家あずみさんもでました。
開口一番・・・・春風亭昇羊   「初天神」

だんご食べるときに、かぜ・・扇子使わないって言うのはプロでもあるやり方なんだなぁ・・・

まくら、結構長くしゃべってた・・・・本編があっさり・・・昇太さんのお弟子さんなら、もっと本編もガンガンきていいのになぁ

林家たい平・・・・・・「禁酒番屋」

前から3番目ぐらいの席で見てたけど、振り返って客席を見ると年齢層高いなあ・・・・・
高齢化率40%超えてる町だけど・・・・よく笑ういいお客さん
まくらで笑点の他の出演者いじりなら・・すべり知らず

―――――――― 仲入り ――――――――

林家あずみ・・・・・・・・・音曲

たい平さんのお弟子さんということで、たい平さんの出演する落語会ではよく見かける・・・・・
標準語で話されるけど、京都の出身とか・・・・
おっさん二人の二人会でもきれいな京都のお姉ちゃんが間に挟まると、華やかでいいもんだ・・・・

春風亭昇太・・・・・・・・「時そば」


落語会の後は、いつもぼーっつと余韻が幸せな気分にさせてくれるんだけど・・・・・・・・さすがに大子町からの帰り道は暗い・・・・遠かった。

そして、2月26日(金)・・・・・茨城県民文化センター小ホール・・・「立川談春独演会」
この日も仕事終わって駆け付ける
文化センターに開場30分前に着いたので・・・・併設のレストランでカツカレーで夕食・・・・カツカレーが好きだ。・・・・・カツカレーは優しい。
レストランのガラス越しに、だんだん増えてくる開場待のお客さんを見る・・・・結構、女性が多い・・・
女性の多いところには、同世代の男も付いてくる・・カップルも多いなぁ・・・・・・ドラマ出演の影響だろうな・・・


立川談春・・・・・「桑名船」

前座さんがいない、いきなりの登場だ。・・・・・・「前座さん今いない」・・・・「二つ目さんがいるけど・・・・・どこに行ってんだか」・・・・・・・こはるさんて二つ目さんいるよなぁ。女性の・・・
聞くところによれば、談春さんとこの弟子は、5年で二つ目になれないとそれだけで、破門になるらしいからなぁ。

「おなじみの笑点、大喜利のコーナー。まずは、2問目・・・・」先代の三遊亭圓楽の物真似やTVドラマ「下町ロケット」・・・・「ルーズベルトゲーム」・・・・・そして「赤メダカ」と話題がいっぱい、お客だってそんな旬の話が聞きたい。・・・「濱田岳さんの志らくが似てるし、落語うまいというが・・・二宮和也・・・・ニノもすごいぞ・・・

そんな話をしながら30分超えて「桑名船」に入る。
もちろん、立川談志師匠直伝なんだろう出てくる講釈の・・・「総合講釈」と言ってたな・・・ネタは、同じと思われるものがはめ込まれてた、・・・・・・・講談・講釈へのオマージュとでもいうのか・・・・いいよなぁ・・・・・・・談春さんのしぐさの端々に立川談志が出てくる・・・・・ひとつポーンと手を打って、胸の前で広げた左手を軽く払って・・・・腰を横に切って・・・・「それでね・・・・・」と前に出てくるしぐさとか、ひらひらさせる手の使い方ひじの張り方とか・・・・・・・・昔、談志さんを追っかけて聞いてた貧乏学生の頃の、高座で見た姿が・・・・・よみがえってくる。・・・・・・・いいよなぁ。・・・・・・談春さんの中に談志さんが見える。

前にも書いたけど。水戸市民会館かなんかでやった「立川談志独演会」で談志さんの前にあがった談春さが・・・「立川談志  まだ、来てませんよ・・・・・」怖い顔で高座に上がった談春さんが師匠到着までつなぐためにしゃべり始めた落語「三十石」・・・・・・うまい噺家さんだなーと思ったことを思い出す。
この、「桑名船」・・・桑名舟?・・・どっちだっけなぁ・・・・変幻自在の講釈・・

前座さんやお弟子さんを連れないで、地方の独演会・・会場セッティングやら調整をするイベントのスタッフが付いてまわってるようだ。そういうやり方もありか。


―――――――― 仲入り ――――――――

立川談春・・・・・・・・「井戸の茶碗」

おなじみの噺だけど、立川談志さんでは、聞いたことがないなぁ・・・
立川談四楼さんのは、聞いたことがあるから立川流でも持ちネタにしてる方は、いるんだろうな。
登場人物の人格がそれぞれ、落ち着いて魅力的だから、聞き心地がいい噺だ。

下げて頭を下げて、緞帳を降ろさず、お客さんにお別れを言うのは、・・・・立川流だよな・・・・
胸の前で両手を合わせて少し肘を張りながら、上・下の客にあいさつするのは、談志さんもやってたしぐさだった・・・・

2月最後の日は、14回目の誕生日・・・に、姉からメールが入った。
「大丈夫か?・・・・・元気でやってるか?・・・・・・何もしてあげられないが、おめでとう。」そんな内容だった。・・・・・・いい歳こいた1人暮らしのおっさんの弟を心配してくれたようだ。

「覚えててくれて、ありがとう。今付き合ってもらってる女の方に「カツカレー」作ってもらって食べた・・・ケーキとプレゼントの本。そんだけだけど・・・結構幸せだ。」

「よかったね。大好きなカツカレー作ってもらって。元気でやってね」

・・・・カツカレーで幸せな俺は、子供みたいだな?・・・・・しょうがない誕生日まだ14回目だもんな。