「第三回三文の会」
國學院・二松学舎・専修大学落語研究会による発表会を観てきた。
そう言った事情により、くたびれていた・・・寄っかかっていたかったので、壁際に座る。…上下振った時の演者と目線がぶつかる位置・・・・やりづらかったかな・・ごめんね。
「与太郎」も「子供」もネタかぶりだけどこの並びは面白いっちゃあ面白い |
「写真」と書いてパパラッチ・・・・専大1年・・3月まで高校生だって。 |
途中に・・・突然、例の兵庫県議会議員の号泣会見の物真似とか「やぶらこうじのぶらこうじ」がらみで偽日本のベートーベン「佐村河内 守」さんが出てきたり・・・・やるなぁパパラッチ
この子が開口一番の前座さん役だから・・・・以降の演者さんのめくり返しと座布団返しに出てくることになるのであるが・・・・座布団の後ろに立って座布団ひっくり返すために、まず両手を交差させてⅹの形を作って、固まった腕のまま、そのまましゃがんで座布団をつかむ・・・・・3月までは、セーラー服の女子高生・・・・緊張感も可愛いいもんだ・・・・・しかし「高校でボーイフレンド2人踏み越えてきた」のまくらだからなぁ・・・・油断できないパパラッチ。
国学院大落研の会長さんでしょう?・・・上方落語の「子ほめ」 面白い・・・お上手・・そして黒い |
東京の大学にいて、上方落語やるっていうのは大変だよね。・・・たぶん、・・・・でも彼の噺は面白いから他の上方噺も聞いてみたいと思うなぁ。
二松学舎大学落研の春空亭ひばりさん・・・・・この人は元気だ、 学校行きゃあ会えるアイドル・・・自分で言い切る前向きさ・・・ |
国学院落研の見た目クールな女の子「乱鶴」さん・・・金明竹の言いたて、噛もうが飛ばそうが どうじませんなぁ・・・・噛んだのもきちんとひろって噺としてまとめてみせるアドリブも・・・クールっつうか力技 |
二松学舎大落研の烏家小六さん・・・・この間、「転宅」聞いたばかり、女性を演じると 独特の感じが出てたけど今日は「反対俥」・・・座布団の上でずいぶん高く飛んでたなぁ・・ |
そんで、主任(トリ)の専大落研の松風亭 にぼし君・・口慣れた噺なんんだろうなぁ
・・・お客にはうけてた。「てんしき杯」決勝とか出てると他大学でも有名なんだろうな・・・たぶん。
でも、口慣れた噺は、いつも新鮮な気持でやるってのが難しい・・器用にこね回しすぎると、 やっててつまんないと思うけどなあ |
いい歳こいたおっさんになると、「真田小僧」とか「桃太郎」とか「雛つば」、「佐々木政談」とか、ませた子どもの出てくる噺の子供のキャラクターをもっと誇張して、さらにませた子供にして描くと・・・・笑えないこともある。
にぼし君の話をしてるのでは、ないです。「真田小僧」の話を・・・・
子どもを可愛いと思うのは、子供はバカで弱くて、すぐきたなくなるし、経済力無くて、ほっといたら死んじゃったりするので、殺されないように神様が子供のうちは、可愛くなるように作ってあって、親も子供は可愛いと感じるようにできてるのかもしれません。・・・・・子どもは子供らしくとか、子どもは純粋だなどとは、少しも思わないけど・・・・・親をやり込めてみたり、親をだまして小銭巻き上げてみたりしても、やっぱり子供は可愛いけどバカだし・・・守ってやらないと・・・と思わされてしまう親もやっぱりバカだけど・・・いとおしい。・・・だから、こまっしゃくれてペテンのいい子供が大人をからかってやり込めるだけの噺になってしまうと・・・笑えない。・・・(何言ってんのよ、それがこの噺のテーマだし、現実にはこんな子供いない、落語の中の子供だから、何にも考えずに親が子供にやりこめられる滑稽さを笑えばいいのよ)・・・なのかもしれないけど・・・・・「そして父になれない」でいる俺は、笑えないでいる。
大学落研で落語をやれる、・・・やれた時間は、ほんとにあっという間だった・・・・気がつくと、今はもうどこにもない場所を懐かしくて探してみたりする。・・・・あの時間は、ほんとに楽しい時間だった。
人通りもまばらになった夕刻の浅草公会堂前・・・ 専大落研さんがはっぴ着て呼び込み・・・頑張れ! |
今回3回目は、専大の仕切りでやってるようだ |
とっぷり日の暮れた浅草伝法院通り・・・帰り道・・・・・足が痛ぇ・・・歩きすぎだ |
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