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2013年4月1日月曜日

「季ぃ~節の変わり目を~ぉ」とヘリコプター男と落語「花筏」

笠間稲荷で著名人絵馬展というのをやっていて・・ともさかりえとか

年が明けてから・・・生活保護の方が3人亡くなった。
何らかの理由で仕事ができず・・年金も積んでなかった方がほとんどだから・・季節の変わり目を乗り切れないで、亡くなる方が多くなるのかもしれない・・・不謹慎だけど・・・季節の変わり目をこんな形で知るなんて・・・・・いい気持のもんではない。

近所の方から「最近、家の外で見かけないけど・・・・何かあるといけないから見てきてもらえないか」という、電話で向かった田んぼの中の一軒家・・・・家の近くまで来ると駐在さんのパトカーと近所の方が立ち話中・・・・・亡くなってたということらしく、我々より一足早く駐在さんが見つけて・・・鑑識職員を呼んだとのこと・・・幸か不幸か一足遅く、第一発見者にならずに済んだ。我々は、現状保存優先とかで中には入れてもらえず・・・・・あとは、この方の火葬埋葬を誰が行うのかが問題。

高田文夫さんなんかにまじって
たいていは、兄弟・子供さんがいても、関わりたくない・・・自分には関係ない。ということが多くて、その説得・調整でいやな思いをすることが多い。誰も見つからないと・・見つかっても拒否されると生活保護費でなんとかしないといけなくなる・・・・今回は幸いにも県外に嫁いでいる娘さんが・・・亡くなった家には一度も来たことがないとのことだったけど・・・・ご遺体を引き取ってくれることになり一安心。子供さんと疎遠になってからのこの人の人生なんて誰も知らない。本人が亡くなって誰も知らないってことは・・・・・無かったこととおんなじだ。なんて人生だ。・・・ブログにあなたが亡くなったことだけ書いとくぜ・・・・確かにあなたはいたぜ・・みんなに嫌われてたけどね。

つい先日は、山間の日の当たらない山のふもとの生活保護の方から「男でも・・女でも・・誰でもいいから・・来てくれと電話が入る・・・・「あれ?この人は午前中右手・右足がしびれる字が書けないから病院にかかる書類書いてくれと・・自転車できた人じゃない?」・・・・・


志ん生が出てきておどろいたら・・・
あわてて車でかけつけたら、、家の前の土手の斜面に倒れてる?…寝てる?
声をかけたら・・・・ろれつがまわってない・・・風呂に入ってない匂い?酒、飲んでる?・・
救急車を呼ぶ・・・・・どんな状態かと聞くから・・・午前中に右側麻痺・痛みの主訴があった・・・今、ろれつがまわらず、左手は握ったら握り返すけど右手は、力がない・・・と伝えた。救命士の方は、その話と倒れてる(寝てた?)状況から救急ヘリを要請するという・・・・「いやいやそこまで・・・しなくてもぉ・・・・・ともかく救急車を・・・・・」とか言ってるうちに・・・・・・・静かなよく晴れた・・・山間の田園地帯に・・・・救急車のサイレンと・・・・救急ヘリコプターの「バラバラ・バラバラ・・・」という大きな音が山に反響しながら響き渡る・・・・近所のおじいさん、おばあさんが「なんだ!なんだ!」とぞろぞろやってきて・・・・・近くの運動公園でサッカーやってた子供たちは、ヘリコプターの着陸のためグラウンドから追っ払われ・・・・・・・えらい騒ぎだ。
倒れてた(寝てた?)おっさんは、青いビニールシート持った救命士の方々の間(余計に目立つと思うんだけど)をトレッチャーつううの?キャスターの付いたタンカでヘリコプターに乗せられ・・・・あとで報告書に添付するのか、その様子をパイロットがデジカメで写真にとり・・・記念写真みたいだ・・・・・青空の中を・・・飛んでった。

あら!っと思ったら・・これは当代の文楽さんでした。
俺たちは、事務所に状況を報告し・・・時間をみて救急ヘリの搬送先の病院に車で向かう・・・
病院の窓口で聞いた救急治療室に向かうと・・・・・

医者は・・・・「もう帰っていいですよ・・・・酒飲みすぎですね、脱水症状からくる・・・昔、気づかない程度の脳梗塞やったのかな・・・そのあたりがしびれただけですね・・・・生活態度、直さない限りだめですね・・・・特に治療もないし・・・うちもかかりつけにはなりません。このまま帰しますから」


脱糞したのか(病院でオムツはかされてた)・・・お風呂入らないせいか・・・・酒が抜けてないのか・・・・くさいおっさんを、車の後部座席に乗せて、まだ寒い夕方の県道を・・・窓、全開にして・・・さっき行ったおっさんちまでの田舎道を・・・・・走りながら・・・・でも、また同じことが起これば・・・このおっさんが、助けを呼べば・・・・・・俺はまた・・・同じことをせざるを得ないんだろうなとぼんやり考えた。・・・・・・・おっさんが大したことなかった、ってことを・・・・よかったと・・・思うしかないんだろうなと・・・後ろで、いびきかいてるおっさんが・・・・信号で止まったら・・・後ろのシートから滑り落ちて・・・「痛てて・・痛てて・・・」言ってるおっさんを・・・酒控えろよなといいながら、送った・・夕焼けでありました。
2月には、福島県棚倉町で「昇太・たい平・三三」の花形落語三人会観てきた。
水戸から車で2時間半かけて棚倉町まで・・・2時間ちょっとの落語会を観て・・・・・また2時間半かけて真っ暗な山越えの国道118号を水戸まで帰ってきた。・・・・疲れた。
たい平さんが「紙くず屋」・・・三三さんが「転宅」・・・昇太さんが「ときそば」・・・・柳家三三さんというひとの噺を生で聞きたくて行った福島県棚倉町・・・・確かに皆が言うようにうまいっすね。

で、3月は水戸芸術館で「春風亭昇太独演会」
昨年に続いて・・三遊亭遊雀さんの小噺みたいな「夫婦げんか」?・・・・昇太さん1本目が「宴会の花道」・・・会社の飲み会は好きなものを好きに食う・・・・・下げは「食ったら吐くな!」・・・なんちゅう下げだ。
中入り後のとりネタは、「花筏」・・・・大関 花筏にそっくりな提灯屋さんの悲劇・・・・なぜか好きなんだよなこの噺。

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