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2012年6月20日水曜日

新宿3丁目、夜の末広亭で「でかい女」の歌声を聞いたぜ。


ピンボケの新宿3丁目
通常、落語や色物の定席である末広亭は、1ヶ月を上、中、下席を落語協会と、落語芸術協会の交互10日興行なわけで・・・・・6月の中席は、落語芸術協会の方。

仕事ちょいと早めに切り上げて、行って来ました新宿末広亭・・・・久しぶりであります。変わってねー。夜席、一般2,800円は、ちょっと高いかな・・・・6時過ぎると少し安くなり・・・7時過ぎるとまた安くなるらしいけど・・・まあいいや・・・入っちまう。

前座さんが、座布団返しやマイクのセッテイングでドタバタしてるとか・・・・一席終わった開口一番さん?とこに客席から御祝儀渡すお客さんがいるとか・・・・下座のお囃子さんの三味線にあわせる太鼓のテンポが若干ずれてねーか?・・・・・・とか、言いたいことはあるけれど・・・久しぶりの寄席じゃねーか、楽しめ、楽しめ・・・俺。

江戸家まねき猫さんもみられたし・・・もうすぐ桂文治さんになるらしい桂平治さんも見られた・・・・
若干、お客は少ないが・・・・・・新聞によれば、落語芸術協会の興行の夜席で客が少ないので、立川流とかと合同興行などの話もあり・・・・・・その前に芸術協会所属でない芸人さんも出演させててこ入れも・・・まずはやってみるということで・・・・・・

お目当てあの、でかい女「オオタ スセリ」さん・・・・・コントと歌であります。
ショートコントを2つ・・・・ひとつは「選挙応援」のコント・・・・だんなの選挙応援にきた奥さんが、応援演説をしているうちに・・・・暴走していく。・・・・じっくり暴走していく展開が面白いんだけど・・・今回は短めに・・・・ダイジェスト・・・・・面白かった。

で、ギターをもって歌。負け犬女のキャイン、キャイン・・・を少し歌って
あの・・・・「ストーカーと呼ばないで」を生で聞いた。
でかくて・・・・・鍛えた甲高い早口の・・・・・1960年生まれと聞いたが・・・・この人は、・・・そうなんだ・・・可愛い人なんだということを認識した。

寄席の興行の中に異分子を・・・・・空気が寄席の芸人さんではないわなぁ・・・・・入れることで、プログラムが活性化する・・・・・かどうかは、これからの話。俺は評論家じゃねーし。
オオタスセリさん見られて面白かった。それでよかった。
終電近くの常磐線・・・・・いい気持ちで帰ってきた。
立川流Bコース 奥山コーシンさんも出てました

2012年6月17日日曜日

山の上の大学と、ひと山越えるアパートと奇跡のダイエット



通勤途中のコンビニの軒下のツバメの巣・・・子どもつくり過ぎだろ
 その大学は、伝助さんのお友達が小説に書くように・・・確かに山の上にあったし・・・俺の見つけた月額15,000円の格安のアパートは、・・・・伝助さんが四合の酒を飲んで帰るには・・・・それは、ひとやま越して歩かないといけない・・・理不尽な場所にあった。

大学入学当時・・・浪人時代に太って80キロ以上あった体重が・・・・山越のアパートに住んで、山の上の大学に通い始めておよそ半年で60キロ近くまで減った・・・・本を書こうかな・・・・「私は、こうしてダイエットに成功した・・・奇跡のダイエット法」

ブログの「松風亭日常」で伝助さんが、書いてた友川かずき、や三上寛、小室等・・・・私も伝助さんほどディープでは、ないけど・・・多少は聞いてた・・・かすってる程度だけど。

友川かずきは、風呂屋で見たというのは、当時何度か伝助さんに聞いた気がします。・・・三上寛は・・・茨城の田舎の高校生の頃かな深夜放送で吉田拓郎かなぁ、コンサートの告知してて「・・・・・・「みかみかん」も来ます。」と言ってたのを聞いて・・・・これは、たぶん「みか・みかん」という女の子のフォークディオかなんかで・・・みかちゃんとみかんちゃんという可愛い女の子を想像してたら・・・・「三上工務店が行く・・とか、夢は夜ひらく・・なんか後々聞いて・・・・・打楽器みたいにかきならすギターと野太い歌声・・・宮沢賢治にも通じる東北人の顔・・・びっくりしたのを覚えてます。

小室等さんは、雨が空から降れば・・・・なんでしょうけど・・・・「老人と海」・・いいですよね。私は、本牧亭でやってた「政治寄席」ってので中山千夏さんが歌ってるの聞いてから、大好きな歌です。

あと、伝助さんもお好きと聞いている「森田童子」・・・・・俺達より一世代上の・・・学生運動とかの世代のにおいのする・・・・歌。
俺達は、背伸びして・・・いきがって聞いてた気がします。
あの山の上の大学の落語研究会は、当時、学術文化会という組織に属しており、この自治祖組織は、ヘルメットにはZのマークいわゆる「◇〇派」で、俺が入学する前の年には、対立する派閥の組織の襲撃を受けて幹部が二人頭割られて亡くなっており・・・・文化会の事務局の部屋のドアには亡くなった二人の写真が貼られてたのを憶えてます。・・・・この部屋いくのいやだったなぁ。

で、その襲撃事件の記念日?メモリアルデイ・・・には、追悼集会が細々と行われ・・・・能天気な落研は、その日に校内で寄席を開催し「・・・・お客さ~ん!・・お笑い、大笑いの落語。いかがですかぁ~・・・」とやって・・ふざけるな!!・・と追悼集会の運動家たちに追っかけまわされた・・という話を先輩から聞きました。・・・そんな、においがまだ残っている時代だったんでしょうね。

だから、森田童子の「僕達の失敗」という歌が、俺達と同年代の脚本家の野島伸二(字が違うかな?)の脚本の「高校教師」だかのテレビドラマの主題歌で評判になったとき・・・・なんか大事にしてた歌を宴会のカラオケで歌われてしまったような・・・・・こんなふうに使うなよ・・・と思った記憶があります。・・・・・・・・「さよなら僕の友達」という歌は、大森一樹監督の「オレンジロード急行」という映画の挿入歌でいい感じで使われてます。
・・・・・・ほんとに、俺達が気心の知れた昔の仲間と歌いたい歌がカラオケには入ってません。・・・でも、これでいいと思います。もうおっさんです、俺達。

2012年6月10日日曜日

「ハリネズミジレンマ」と「あやめ祭り」と「最後に聞く落語」


サービスカット・あやめ娘?さん。撮らしていただきました。


あれは、もう14,5年前になるのかなぁ・・・

元、大学の落語研究会にいたとか・・・頼まれれば、余興で落語ぐらいはやるらしい・・・なんてことで、町の生涯学習の公民館講座で、町民の方を対象にした「落語研究会講座」なんてのをやらせてもらってた頃に・・・・・

ひとりの奥さんから、「あのー・・私の父のことなんですけど・・・・」と相談があった。
末期の癌だそうで、入院中・・・病名もそうだけど・・・・治療もきついそうで、ベットでふさぎこんで元気が無い。・・・・・元は明るい楽しいことの好きな人だったので、落語でも聞かせて笑わせてあげたい・・・・落語のテープとかCDとか、買って来ようと思うんですけど・・・誰のがいいでしょうかね・・・とのことだった。

落語は、同じ噺でも演者によって面白いの面白くないのあるし・・・・演題によっちゃあ、人の生き死に笑いの種にしてるのもあるし・・・・そういう状態で聞くのは、きつい噺もあるんで・・・・ほんじゃぁ、私が選んでカセットテープに入れたの作って差し上げますよ。・・・2,3日待ってて下さい。

帰って・・考えた。大学時代の落研の遺産で落語の録音音源は、腐るほどあるけど・・・・さて、誰のどんな噺を・・・・・
マニアっぽくない爆笑ものだなぁ・・・橘家円蔵(当代)の猫と金魚とか火焔太鼓かなぁ・・・三遊亭円歌の「山の穴・穴の授業中」・・「月給日」・・・・「浪曲社長」・・・立川談志・・・「勘定板」は、いいとして・・・「黄金餅」「らくだ」は、絶対駄目だな・・・・・・桂枝雀の「代書屋」・・・「つぼ算」なんてとこかなぁ・・・「地獄八景」は、まずいか・・・・・

なんて、考えて60分テープ2本ぐらい作ってあげた・・・・この作業は、楽しかったなぁ・・・落語ソムリエみたいでさ・・・

で、1~2週間したら奥さんが・・・・「ありがとう、ございました。・・父も枕元で聞いて笑ってました・・・
もっと聞きたいようなので、出来ましたら、・・・もう少し別なのも・・テープお借りできませんでしょうか?・・・・・・」

いいですよ。・・・・・・また、作って差し上げた。・・・・・・で、また何週間かしたら、奥さんが菓子折り持って来られたので・・・
「楽しんでいただいてるようですね・・・・今度はどんなのにしましょうか?・・・新作で春風亭柳昇さんの「結婚式風景」なんて面白い・・・・・・・?・・・・・

「お世話になりました。・・・・父は先日なくなりまして・・・穏やかな最後で・・・落語楽しんでました・・ありがとうございました。これ、つまらないものですが・・・・・・」

お礼は、こっちが言いたかった。・・・・・落語選びで昔のテープいっぱい聞いたもんなぁ・・・楽しかった。

もうだいぶ、昔の思い出。
俺が、死ぬ間際には・・・・どんな噺を聞きたくなるかな。
女性会?の皆さんが踊っておられました。そろいの浴衣がきれいでした。
あやめ祭りで潮来市へ。
去年に比べて、だいぶ復旧されていたけど・・まだ電柱も路面もでこぼこ残ってた。
頑張ろうぜ。
去年は、二人で来たけれど・・・今年は、ひとり。
淋しいし、ひっついていたいけど・・・近づきすぎると、お互いの針がチクチクして、相手を傷つける・・・「はりねずみジレンマ」というらしい。・・・・ほど良い距離感。けっこう難しいもんだ。


2012年6月5日火曜日

湯屋番の番台は・・、「ミイラは悲しい」とス・ス・スカイツリー?

上野の国立科学博物館、「インカ帝国展」を観に行って来た。
お付き合いさせていただいてる女性のリクエストでありました。


このポストカードを大量に購入した若いお嬢さんを見ました。どこへ送るの?
混んでましたが、面白かったであります。空中都市マチュピチュ・・・たぶん現地には行くことはないだろうから・・・・3D映像で見せてもらった・・・めまいするぐらいの映像でした。
ただ、ミイラが展示されて、その展示ブースは特に人だかり・・・・でも、俺は500年以上も経ってから・・・・地球の反対側の国まで運ばれて・・・みんなに見られるのはいやだ。ミイラは悲しい顔をしている。・・・・・・もういいよね、亡くなったら仏様。早く静かに眠れるといいね。・・・そう、俺が観にいくのが悪いのか・・・すまん。

上野公園から、不忍池に向かって・・・石段を降りる・・・・彼女も元気に降りる。
「重い病気で・・弱ってなくて・・・ごーめんなさいね~ぇ!・・・ごめんあそばせ・・おーほっ・ほっ・ほっ・ほ・・・(笑いながら石段をどす、どす降りる)」・・・・・・(お前は、エースをねらえ!能天気な「お蝶婦人」か?)・・・から元気・・・でも、元気ならいいや。・・・ずーっと元気でな。

不忍池のそばにある「台東区立下町資料館」に寄る。・・・これは、私のリクエスト。
二階には風呂屋の番台が移設されている・・・・登って記念写真。
あこがれの女湯をみる・・登ると結構高いのだ。毛深いけつの客が男湯に・・




















伝助さんが・・・落研時代の持ちネタの話で・・・・書いてた「湯屋番」・・・
「宇都宮の釣天井飯」がわからなくて・・・柳家小さん(先代)のを聞きました。
親方の家の二階にやっかいになってる勘当された若旦那・・・・親方のかみさんがよそってくれる茶碗のご飯が・・・・釣天井・・・・・将軍暗殺未遂の宇都宮の釣天井屋敷・・・・昔なら、講談ネタでみんな知ってる事件・・・(史実は違うのかもしれないけど)・・・だったんでしょうね・・・「湯屋番」・・面白い噺だなぁ

さて、わが町ではこのタワーを「スカイ・ツリー」と呼ぶ・・・・・・わけはない!


どう見たって・・・火の見やぐら・・いや!スカイツリー