ページビューの合計

2011年6月19日日曜日

海が信じられない・・・

「子別れ」って噺があるでしょう?
中でも、いわゆる・・・「子別れ」(下)・・・子は鎹(かすがい)っての

「子別れ」(上)・・・・こわ飯の女郎買い
   大工の熊さんが、とむらいの帰りに、こわ飯持って、吉原、遊郭に行って・・背中にしょったこわ飯の煮物の汁が、しみ込んだ ふんどし 絞ろうとしたり・・・

「子別れ」(中)・・・・これは、別名はないのかな・・
   吉原に居続けて、4日も留守にした家に帰って、喧嘩して・・かみさんと子どもおん出して・・・・お女郎さん連れ込んではみたものの・・やはり野におけレンゲソウ・・・うまくいくはずもなく・・

そして「子別れ」(下)
   まだ、思い続けている母親と心入れかえた熊さんを・・・子どもの亀ちゃんが「かすがい」になって、二人を元のさやにおさめて・・・くっ付ける。・・・感動的な噺で・・・・みんなハッピーエンドが好きなんだよな。俺もそうだったけど・・・

 子どもは、実の母と実の父の愛情の中で・・・・幸せになるもんなのかな・・・
子どもを連れて別れた母が・・・・・まったく別の男と一緒になり・・・・子どももなついて、母も幸せになり・・・幸せな「新しい家族は」・・・ずーっと幸せに過ごしましたとさ・・・・ってえのは、駄目なのかな・・・
俺は、子別れ・・この噺を、現、落語協会会長 柳家小三治さんが本多劇場で上・中・下、通しでやったとき見にいった。・・・ずいぶん昔の噺だけど・・・この噺の・・・よく出来たこの噺に・・・満足して帰った記憶がある。・・・発売された録音には、たぶん俺の笑い声も入ってるはずだ。・・・どれだか、わかんないけど・・

俺は、人生の大事なことを落語でいっぱい教わった。
でも、この噺のようには・・・・現実は、別れた親子は元のさやには、戻らないこともある。だけど・・だけど・・実の親子でもないけれど・・・母は新しい男に、残りの人生をかけるけれど・・・必ず幸せになるのだ・・・そんな、子別れが、現実には、あってもいいのだと思う。こんな夫婦も親子もハッピーエンドになるんだ・・いや、してみせる。・・・個人的な現実・・・・個人的な決意・・・

地震の前には、ブラブラと出かけて・・・ボーっと見てるだけで静かな時間が過ぎて・・・・まあ、明日から頑張れるかもしれんよなぁ・・・そんな気にさせてくれたこともある・・・いつもじゃないけどね・・・海を見に行ってきた。
だけど・・・どうも・・海が信じられない。うちの町でとれたお茶は飲めないらしい・・・野菜や・・・米だってどうなるのか・・海すら・・・信じられない。・・・・信じられなくても明日は来るんだけどね。

伝助さんの落研の話、すげえ楽しみに読ませていただいてます。伝説の日本刀男事件・・・思い出しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿