第13回千駄木寄席を見てきた・・・・アマチュアの方々の定期開催の寄席だ
・弥一家酔太・・・・・・「道灌」(次回はトリをとることになるけど・・・・出張が詰まってる。心配だと
話してた。
・みやび亭抜刀・・・・(上方落語の)「寄合酒」
・三崎家桜の輔・・・・「鈴ヶ森」(あっさりやってらしたけど、この噺の尻にタケノコ刺さるとこ好き
なんだよ、みっちしやっておくれよ
・・・・・どんな趣味だ)
・麹家馬こと・・・・・・・「寿限無」(時間の関係かな、ダレ場になる名前のいわれをふっとばして
下げ まで駆け抜けるとウクレレでの「やんなっちゃった節」をやっていた。
・古好亭志ん一・・・・「短命」
――――――――― 仲入り ―――――――――
・立の家千夏・・・・・(上方落語の)「うなぎ屋」
熱演してたので熱演ぶりが伝わるように、何枚か連続でアップ。
・隠れ家虎太郎・・・「近日息子」(あんまし、聞かない噺だけど・・・・喜多八師匠ので、聞いたこと
あったっけ、
・立の家なべ麿・・・・「腹話術」(風邪気味とのことで、マスクで登場。マスクしての腹話術は
意味がねえじゃねーかと、すぐはずして通常の腹話術のネタに入る。
いいよなあ。腹話術。
・春雨や通風・・・・・・「ストレスの海」(春風亭昇太さんの新作だよね)
顔はでかいけど、受付の対応なんかすげー優しい方だった。
・若木家元翁・・・・・・「いたちの留吉」(三遊亭円丈さんの新作)
ここの寄席は、上方落語ありのしぶい新作落語ありの腹話術ありと、盛りだくさんに楽しませてくれる。
最近のアマチュア落語の方々は、バリバリの新作落語をそのまんま高座にかけることについては、屈託なくやられるんだわね、元々、落語には著作権て存在しないんだろうし、寄席の木戸銭とってないし、聞いてる客は、新作なのか古典なのかなんて関係なく笑わしてくれれば、満足なんだし、あとは、演者の気持ち次第ってことなんだろうけど・・・・批判じゃねーよ、十分笑わしてもらったもん。面白かったもん。いろんな人が高座にかけて、変化しながら新作は古典になっていくんだわね。
で、この時期は大学は学園祭シーズン
今年も、午前中「二松学舎大学創縁祭の「噺’寄席」(点で噺にならない寄席)を見に行く
ここは、俺たちが昔活動してた落研の雰囲気が残ってる気がする、スゲー安心できる落研なのでほんとは、たっぷり見たいのだが、午後は、あの坂の上の大学にも行きたいのでしょうがない、・・午前中だけ「噺’寄席」をみる。
春空亭ひばりさんが、まくらで話してたけど、ここの落研は集合練習?でサークルの仲間の前で
覚えた噺を何度も見てもらって批評を受けて、持ち帰って自主練して発表会までに練り上げて、最後に顧問の先生に見てもらって高座にあげていいとの許可が出たものだけを寄席にかけるシステムだそうだから、そりゃあ完成度の高いものをあげてくる。
1年生、2年生の高座でも安心して、見てられるもんな。その上で、春空亭ひばりさんみたいな暴走する落語にも、楽しければいいでしょうとOKだす、顧問の先生もエライと思うぜ。
「ちょうのすけ」じゃない、「ちょうのかい」だと、力説してた。
・・・・・「鮑のし」
よく稽古してるよな。舌っ足らずんとこが、
カワイイ。
こちらも「あんこう」ではない、「あんこ」だと力説。
ここの落研さんの女の子は、屈託がない、明るい。いいことだと思う。
・・・・・・・「初天神」
だんごを食べる仕草は、かぜ、扇子使った方がリアルだと思います。
この人のも何度か見たなあ・・・
・・・・・・・「悋気の独楽」
独楽のサイズってどれぐらいなんだろ?
爆発する「ひばりさんワールド」、以前にも増してパワーアップしてるな。
まくらで、写真撮って!撮ってと!要求される高座は、そうはない。
縦じまの手ぬぐい?が・・・・・・あっという間に・・・・
手ぬぐいの・・・・・・・・空中浮揚
こんなのがあって、・・・・・・「ん回し」に入る。
「ん」が入る文句も、ほぼ、全編オリジナル。
こういう、落語を練り上げてるときは、楽しいだろうな・・・・・
髪型が70年代フォークソングの人みたいだった・・・・たとえがわからんかな
この人は、まじめな、人なんだろうなぁ・・・たぶん・・・「無精床」の床屋の親父が無精親方になりきれない
カミソリを扇子で表現するときって、少し広げた方がリアルじゃねーかな・・・・
この人のこの、落語は台本も演出もしっかり作ってあるし、お稽古の量も豊富なんでしょう、安心して聞いてられた、
うまいもんだ。・・・・・・・・・「茶の湯」
青きなこも、むくの皮もちゃんと調べて入れごとで説明してる。学生落語っぽい。いいな。ちゃんとしてて・・・・
ちゃんとしてると言えば。さて、午後から地下鉄や小田急線を乗り継いで、坂の上の大学へ
通常、一般的な落研OBのご意見としては、「学生のみなさん、それなりに頑張ってましたよ・・・若さがあって、いいんじゃないですか・・」なんでしょうが・・・・
全部、見たわけではないし、それぞれの話を聞いたわけでもない上での意見だけどさ。
学生だから、この程度とか、身内で受ければ客に伝わらなくてもかまうもんか、ってところでやってないか・・・・・
落語でも、コントでも、漫才でも台本練り上げて、何度も稽古して修正して完成度あげて・・・・
仲間でこれなら、対外発表・学園祭に出しても大丈夫て確認して寄席作るもんなんじゃねーのかな・・・だいたいの構成だけで、大した練習もせず・・・・・アドリブの出たとこ勝負が面白いってのは、身内だけのところでやるべきだよな・・・・・笑う方も笑う方で、ほんとにおもしろくて笑ってんのか・・・
なんだかなー・・・・・・国学院大学・二松学舎大学の落研さんとの「三文の会」4回目やるらしい。彼らの落語おもしろいぞ・・・・・勝ち負けじゃないけど、頑張れよ。負けるなよ。・・・・えっ?おっさんが、何言ってんの、学生が遊びでやってることに、余計なこと言うな?・・・・そうなんだよな、なかなか物事わきまえた、おっさんにはなれん。気持ちは、あの頃のまんまだ。