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2013年11月28日木曜日

笠間落語会しょの18とB.Bとウ・タント事務総長

最近好きな巨人・阪神さんの漫才ネタ
世界の有名人 M.Mと言えばマリリン・モンロー。C・Cと言えばクラウディア・カルディナ―レでは、B・Bと言えば誰?・・・・・・・・・・・・ブリジット・バルドー?・・・・ブー残念でした ボボ・ブラジル
「かさま落語会しょの18」に行ってきた。低反発の座布団をリュックにつめて笠間稲荷神社裏っての嘉神殿、畳敷きの大広間、200人ぐらいは入ってるのかな、脱いだ靴を入れた白いレジ袋が縁側の廊下に並んでる脇を通って最前列の空きスペースに持ってきた座布団を広げて座る。ほどなくして毎度おなじみ「喜楽家楽喜(きらくや らっきー)」さん。上から読んでも下から読んでも・・・・高田文夫さんの大学時代の落研のお仲間ということで、ずーっとこの落語界の前座を務めている方だ、素人さんといえずーっと出ていらっしゃるかただから、人のよさそうなこの顔をみるたび、今年も落語会始まったなあ・・・と思う

開口一番   「やかん」・・・・・喜楽家楽喜

演者紹介を兼ねたご挨拶

高田先生を先頭に林家ぺーさん、三遊亭遊雀さん登場

高田先生、お帰りなさい。昨年はご病気で欠席されたんだよね。・・・元気そうだ。

今年は、ピンクのスウェット上下にピンクのハンドバッグの林家ペーさんが「落語をやるぞ」宣言。山崎邦正さんの活躍に影響されて林家たい平さんに教わったとのこと。今日は、パー子さんは欠席。わいわいと会場の雰囲気を盛り上げて・・・

 「悋気の独楽」・・・・・・・・・・三遊亭遊雀

 伝助さんもブログに書いてた三遊亭遊雀さんの一席目は「悋気の独楽」

風邪気味なのかな、鼻詰まり気味。この人の女性の、特に奥さんとかお上さんのキャラクターの作り方はすごいよなぁ・・・化け物みたいな女性や小僧さんが出てくる、出てくる。

で、「歳そば」?・・・・・・林家ペー
 
すごいよ、師匠林家三平の形見分けでもらったという、黒紋付きにピンクの帯にピンクの足袋、これにスパンコールの入ったピンクの羽織で登場。芸歴50年近いんだそうだ。

 昔、立川談志さんが「ヤシの実」を買いに行く話をしていて・・・「いくらだい?16文?」
錢は細かい、手えだしな。ひぃ。ふぅ。みぃ。よぉ。いつ。むぅ。なな。やぁ。・・これは、なんだい?「ここな(の)っつ(ココナッツ」・とぉ。じゅういち。・・・・・
ってやつを聞いたことがある。ペーさんの噺も「ときそば」の改作「としそば」?

ぺーさんの蕎麦屋の客が面白い「余談ですが・・おやじ生年月日ある?・・そりゃぁありますよ。・・・・いつ?11月1日、そりゃあ・田中マー君と同じだ、ほかにいかりや長介・今洋子・・・ピンキーとキラーズ♪忘ぁす~れられないのぉ~」・・・「蛇足だけど俺の誕生日が1月22日・・・・ウ・タント国連事務総長と同じなの・・・」とか誕生日ネタでひとくさり・・・有名人の誕生日覚えてるってことが芸になるってのもすごいなぁ・・・・
蕎麦屋の看板、行燈が・・・ものは器で食わせる・・・箸が割り箸で・・・鰹節おごったな・・うどんみたいなそばを食わせる・・・・・かまぼこが麩で・・(この辺のくだりは教わったからやってるんで、早く下げにいきたいんだな、急いでる、急いでる)

勘定はいくら?16文?・・銭は細けぇんだ、手えだしな・・・ひぃ。ふぅ。みぃ。よぉ。いつ。むぅ。なな。やぁ・・・・ところで、お前んとこは孫がいるってな。いくつになる?「よっつです。」・・「何ぃ。よっつう?」・いつ。むぅ。なな。・・・そんな下げ

続いて
遊雀さん二席目
    「堪忍袋」・・・・三遊亭遊雀
 以前に弁当を「梅干し」から「たくあん」にしてくれと言ったことに端を発して始まる夫婦喧嘩の噺
、を聞いたことがあったんだけど・、これは何の噺なのかなとおもってたけど・・今回やっとわかった「堪忍袋」の発端部分を膨らまして・・ひとつの噺にしてたのね。一席目の「悋気の独楽」の下げ「しんぼうが狂っております」もわかりずれえ、けど・・・この「堪忍袋」のさげも難しいと思った。たぶん、下げの意味なんかわからなくてもいいのね、・・そこに行くまでの過程を楽しんでねってこたなんだね。
終焉後、恒例の抽選会。入場券の通し番号で遊雀師匠のてぬぐいやらサイン色紙、高田先生作詞のペーさんのCD何かが当たる当たった方は、誕生日を自己申告すると同日誕生日の有名人をペーさんが教えてくれるというおまけつき・・・・でも俺は今年は、何にも当たらず・・・通し番号001番だったんだけどなぁ・・・・・

帰り道、菊祭りだけど人気のない笠間稲荷神社の参道をぶらぶら歩く、寄席や落語会の帰り道は笑った後の高揚感がゆっくり覚めていく・・・この感じが好きだ・・・いい夜だった。
神社の参道入り口のきつねさん




2013年11月10日日曜日

結婚式と自己紹介と落語「付馬」

花嫁さんも新郎さんもすげー可愛い、もったいないから見せない
結婚式である。もちろん私のではない。お付き合いしてる方の御長男の結婚式だ。以前に何回かお会いしてるが、母親のボーイフレンドの立場で、当時、彼が入学していた仙台の有名大学の大学院の近辺を今度結婚して奥さんになった女の子の運転する車で案内してもらったことがある。震災前のことだ。そいんなこともあって今回結婚式に呼んでいただいた。
式と披露宴は両家合わせて20人ぐらいの、ほんとに親族、身内だけの集まりで・・・私の立場は異質だった。ご親類の方から”「えっ!?呼んだの?」「へーっ!出席するんだ?」という声も遠まわしに聞こえてきた。・・・きついかなぁ・・・と、思いながらの参加になった。

式は神社で神式の結婚式、紅葉にはもう少し、台風一過の静かな神社で写真撮影と・親族紹介・・・対面式に座ったところで式場の係りの人がそれぞれを紹介してくれた。
新婦の母・・父・・いとこ・・・叔父・・・・ひととおり縁故関係と名前が呼ばれる。・・・新郎側の最後が俺、・・ところが係りの方の名簿に俺の名前が抜けてたようで・・・(小声で)「すいません。お名前を・・・叔父様でよろしいですか?」と聞いてきた・・・少し口ごもる俺・・・となりでそれを聞いていた母親の姉、貫録のおばさんが・・・・間髪を入れず「そう、おじさんですよ!!」とフォロー・・・・・係りの方は「失礼しました・・・叔父の大福様です(本名言ってるけどね)とご紹介、事なきをえた。

神社出るときにおばさんに聞いたら・・・・いいのよ、あなたは、おばさんじゃないでしょ・・・・おじさんじゃない!そういう歳でしょ。叔母ですって言ったらウソついたことになるけど・・・・おじさんと呼ばれる歳の男性を「おじさん」て呼んだんだから間違ってないわよ・・・・・とのこと・・・・・・・あれ、この言い逃れは・・・落語の「付馬」である。

かねも持たずに吉原遊郭で遊んだ男が、借金とりの「馬」を付けられて早桶屋のおじさんに頼めば、すぐに返せると、道の向こうに付馬の若い衆を待たせて大声で「おじさーん!」、小さい声で「あの男の兄貴ってのが夕べ腫れの病で死んだから、気が動転してるどこでも断られた、頭抜け大一番小判型の早桶を作ってやると言ってくれると安心する、すいませんが大きな声で「こしらえて下さい。」「いいですよ!」「作ってくれますか?」「いいですよ。」・・・これで付馬をすっかりだます、あの噺だ。

結局、披露宴の席上でも新郎新婦の思い出を語る自己紹介があり、そんときには、新郎の母と親しくお付き合いさせていただいてる者です。と正直に話した。新婦のご両親にも挨拶してけど、新郎さんから聞いてますから大丈夫ですよ・・今後ともよろしく・・・と暖かい言葉貰って・・・・・針のむしろかと思ってたけど、とりあえずみなさん暖かく迎えてくれた・・・・ありがとう・・・偽物のおじさんだけど、二人の幸せを願う。