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2013年6月14日金曜日

取り返しのつかないエラー?・・・落語「居酒屋」と・・・今度は、おごらしてください。

大洗にいたカップル・・梅雨の晴れ間
野球の江夏豊さんがいつかテレビで話してた。
高校野球の地区大会、3年の決勝かなんかの試合で最終回で打ち取ったはずの外野フライ・・・・そんなばかな・・の、外野手の落球・・・サヨナラ負け・・・それが、高校最後の試合で・・・

歳を重ねて、その時のメンバーが集まって飲む・・・・その度に、そのエラーの話が出て・・・・エラーした選手だった友達が泣くんだそうだ・・・・

プロ野球があって・・・・高校野球や社会人野球もある・・・
プロの落語家がいて・・・・・落語研究会・・・落研・・があってもいいと思っている・・・もちろん分をわきまえて・・・だけどね

落語家の前座修業は・・そりゃー大変だというけれど・・・・サラリーマンの営業回りや殴られても殴り返せない教師の生徒指導だって・・・・面と向かって「税金泥棒」と言われながら「はい、はい・・」と仕事する地方公務員も・・・・それぞれに・・それぞれの場所で・・・それぞれの方法で頑張っている。・・・・・・・・・・・・・でもさぁ・・立川談志も・・・古今亭志ん朝も・・・三遊亭円生も・・・・生で見たことはないけど桂文楽も古今亭志ん生も・・・・あんな噺してたら死んじゃうよなぁ・・と思ってたらやっぱり死んじゃった桂枝雀も・・落語家さんはかっこいい。すごかったもんなぁ・・

メモ帳には伝助さんに聞いとくべぇ・・と書いてある
水戸で伝助さんと飲んだ・・・・・俺は、ウーロン茶だけど。

「宮下へお掛けなふぁーい」・・・・・・先代の三遊亭金馬・・・「居酒屋」・・・大神宮様のお宮の下の席は・・・・あいてなかったけど・・・・「出来ますものは・・つゆはしらたらこぶあんこうのようなもの・・ぶりにおいもにすだこでございます、ふぇーい。」・・・・・小僧さんは、こないけど・・おねーちゃんが注文を・・・・

・・・・伝助さん何にします?・・・えーっと・・最初にビール生中で乾杯すると、ひと品半額サービス?・・・ひとりがウーロン茶だと?・・・・だめ?・・・・・と・・・伝助さんにビール2杯お願いします。・・・・・あとは・・その半額になる「ハムとベーコンのチーズフォンデュー」・・・なにそれ?・・・・
「もちもちの揚げ出し豆腐」と「ホッケの焼き魚」・・・・・そんなとこで・・・はぁービールは続けて持ってくんじゃなくて・・・2杯いっぺんに持ってくんのね・・・いいけどね。・・

ほんじゃぁ!(ビールとウーロン茶で)乾杯・・・・・カチン。

そっから・・・・3時間落語と落研の話。

これに溶けたチーズつけて食べろってか?・・半額
出てくる、出てくる・・・「たがや」・・・「らくだ」・・「猫の災難」・・・「豆屋」・・・・桂小文治さんの「シラミ茶屋」・・・「殿様団子」・・・「牛ほめ」・・・1度は自分でもやってみるべきだぜ、みんなの好きな「芝浜」・・・・金原亭伯楽?・・・いいじゃない・・・・・柳家三三 ってどうよ?・・・春風亭一朝・・春風亭一之輔ですかね・・・・・桃月庵白酒も好きよ・・・・入船亭扇辰・・・立川談修、どう思います?・・・

あっという間の・・・3時間・・・・楽しかったです。伝助さん。ごちそう様でした。



2013年6月3日月曜日

金玉のでかいおじいさんは・・・「落語 抜け雀」・・・かなちゃんが泣いている

フラワーパークのばら・・・金玉の話には関係ない
以前にこのブログに書いた・・・金玉のでかいおじいさんのその後・・・
鼠径ヘルニアで金玉でかかった、うそ泣きを得意技とする、気に入らないことがあると、「帰るんだー!」と関係者を困らせるだけ困らせ・・・・でも、みんなに「しよーがねーなぁー」と言われながら・・・どっか憎めない、おじいさんは・・・施設から病院に転院し鼠径ヘルニアの手術を受け・・・金玉が小さくなるとともに・・・急激に弱っていった・・・・弱ったからと言って・・・・油断はできない・・・・

体に着けられた延命措置の管や点滴を・・・・自分で引き抜き・・・・・吐いたおう吐物を両手でベット周辺にまき散らし・・・・・彼にとっては、延命措置の意味なんてわからない・・・そういうものが不快だからそうするんだ・・・たぶん・・・またまた、みんなに「しよーがねーなぁー」と言われながら・・・あたりまえに・・・・亡くなった。

たぶん、向こうに行っても・・・おじいさんのことだから・・「帰るんだぁー!」と言いながら、閻魔大王や鬼たちを困らせているんだろうな・・・あなたの80数年・・・いろんな人が心配して、世話をしてくれたんだぜ・・・・向こうであったらちゃんとあいさつしないとね・・・・もう、帰れないんだからさ。


大子町の常陸よさこいソーラン踊り・・静かな通りに・・踊りの波
4月20日に柳家喬太郎独演会 多賀市民会館に行った。(もう6月なんだけどね・・)
前座さん出さないで・・・開口一番に喬太郎さんが上がったんだけどさ・・・落語「花筏」・・・・・で、終わって降りるでしょ・・・・次に上がったのが・・去年も日立に来た入船亭辰じん さん改め 小辰 さん・・・前の喬太郎さんが座布団返してないし、めくりも喬太郎のまんまだから・・・小辰さんが自分でめくりは直したものの・・・座布団はそのまま座って・・・・「金明竹」に入る・・・・・いいのかなそれで・・・・噺は唐傘だの猫の断りあたりは端折って・・・・・加賀屋佐吉さんの使いの人が訪ねてくるところから・・・・きちんとやってる分だけ・・・・・座布団返ししてないんだよなぁー・・・・・気になる。・・・・下げて降りるときに、座布団返して・・・・・めくりめくって・・・・・

続いて喬太郎さん上がって2席目・・めくりと座布団返しの件、謝って・・・・新作「夜の慣用句」かな(ツボにはまったのかな・・一人のおばさんが笑う笑う・・・異様に笑う・・そこで笑うかな?ってとこでかん高く笑うもんだから、ほかの客が引く引く)・・・

ーーーーーーーーー 仲入り ----------

喬太郎さん3席目・・・・まくらで懐に手を入れたとたん・・・・・皆さんも驚くと思いますが・・私も驚いた・・・・タバコとライターが入ってました・・・・・(仲入りで喫煙所でタバコ吸ってそのまんま懐に入れて高座あがっちゃったのね)・・・・・・・噺の途中で何度も痰を切るような咳をするのが、いろんな登場人物で、出るから気になった・・・・・タバコ吸いすぎかな・・・・・舞台そでにタバコとライターをほおって・・・・噺に入る・・・「抜け雀」・・・・描いた画像から生きた雀が抜け出す・・名人噺・・・でも、個人的には親を駕籠かきにした。っていう下げはあんまり好きじゃない。

画像から抜け出すって言うと・・・・・・・今お付き合いしてる、方から借りた20年前のビデオ・・・新宿のビデオ屋さんにカビ取りとDVDへのダビングを頼んだのが終了して・・・送られてきた。
初めて見る「かなちゃん」は、3歳・・・・真っ白なワンピースに赤の水玉の入ったお洋服が可愛い・・・まとわりついてくる1歳下の弟は、噛みつき攻撃で撃退して泣かしている・・・ふっとい眉毛と難しい顔をしてるけど、カメラに気が付くと一生懸命、首をかしげながら笑おうとする・・・・画面の隅っこで、お兄ちゃんと弟をじーっと見つめながら、ちょっと難しい顔をしている。

20年前のビデオだから、現実には、かなちゃんは23歳か・・・きれいな御嬢さんになっている。

俺は、父親になることは、・・・・たぶん求められてはいない。
りっぱに成人した子供さん方には、・・・・お父さんが、そばにいない君たちには、味方がひとり少ないから、必要なら味方になる・・・とは、言ってあるが、その必要は多分・・・・ない。
お母さんとは、お付き合いさせてもらっていても・・・・・「そして、父になる」・・・ことはない。

でも・・・20年前のビデオの中で・・かなちゃんは、大きなひとみから、ぽろぽろと涙を出して泣いている。
理由はわからないけど・・・悲しいことがあったのか・・・3歳のかなちゃんが泣いている・・・・それを見ながら俺も泣いてた。