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2015年4月26日日曜日

春と「百年目」と落語をやらない落語研究会?

これを書いているのは、既に4月も終盤。忙しさに紛れていろんな出来事を忘れていく。


少し、まとめて書く。


3月14日の土曜日、ホワイトデーに今年も水戸偕楽園の「夜・梅・祭」に行ってきた。3月の週末は水戸は観梅デー。偕楽園は、庶民の公園だから入園料はかからない、・・・・・・・・つっっても、この時期だけ普段無料の駐車場が、有料になったりする。・・・・・・・・ライトアップされた夜の観梅も、いいもんだけど


こういうの寄席文字でやってくんないかな。さてなんという字を書いたのでしょうか?



















4月になれば、桜
常総市の桜を見に行く,川っぺりをずーっと歩く。
イルカの打ち上げられた鹿島灘の端っこ・・・何があったんだろう



そして

立川 談春さんの独演会・・・・「百年目」を持って全国を回っているらしい。







なぜか、「百年目」という噺には、今まで興味がなかった、・・・・たぶん、大好きだった立川談志さんがやってない噺だったり、大店の主人と番頭、奉公とか「部下を育てるとか育てられる」とか言ったテーマに興味がなかったんだろうなぁ、
・・・・・・・五天竺の中の南天竺に栴檀(せんだん)と言う立派な木があり、その下にナンエン草という汚い草が沢山茂っていた。ある人がナンエン草を取ってしまうと、栴檀が枯れてしまった。後で調べると栴檀はナンエン草を肥やしにして、ナンエン草は栴檀の露で育っていた事が分かった。栴檀が育つとナンエン草も育った。栴檀の”だん”とナンエン草の”ナン”を取って”だんなん”、それが”旦那”になった。
だから、私と番頭さんも、一心同体、どちらかが枯れては、どちらも育たない・・・・・・

そういう、とってつけたような教訓めいたのが好きじゃなかったんだろうな・・・若い時分は・・
もともと、上方の噺だそうだから・・・・家に帰ってからCD探して、桂米朝さんの「百年目」と古今亭志ん朝さんの「百年目」を聞く。上方の商家の日常と春先の花見に浮かれる川っぺりの風景の描写がにぎやかでいい。米朝さんの方は下座の音曲がはいるから、いっそうにぎやかでいい。
、・・・・長年勤めて、もうすぐ暖簾分けというところで、芸者・幇間もち引き連れて、花見にくりだしたのを見つかって・・・・・もう駄目だ・・・・店を出される・・・・いやまてよ、今回が初めて見つかったこと、勘弁してもらえるかも・・・・・いやいや、そんなわけはない。もう駄目だ・・・・・・・一晩中眠れない番頭の苦悩が面白い。、




立川志の輔独演会
平成27年4月19日
水戸芸術館


開口一番・・・・・・
立川志の麿・・・・・「子ほめ」


立川志のぽん・・・「初天神」
         志の輔さんの水戸の独演会では、何度か見た二つ目さん。石岡市出身で筑波大学  の落研だったと、記憶している。以前に見たときは、前座さんで、メガネはかけていなかった。今回は、二つ目さんになりメガネをかけての高座。もう少し頑張ってほしいなあ。中途半端に覚えた噺を完成形にしてほしくねえなぁ。


立川志の輔・・・・・・・「スマチュウ」
         普段、おしゃべりな地元の富山のマネージャーが、コンビニを探して運転中ほとんどしゃべらなかったのは、トイレに行きたいわけではなかった。・・・・・・・・・・一面雪で真っ白のコンビニの駐車場の降り積もる雪の中に落としたものは・・・・・・そんなまくらから・・・・・・・
        
 「薬物中毒」が「ヤクチュウ」で薬物依存症なら「スマチュウ」とは?


――――――――― 仲入り ―――――――――


立川志の輔・・・・・・・「江戸の夢」
       大河ドラマみたいな・・・・文藝大作・・・・とでも言うのか・・・・大きく展開する創作落語・・・・三遊亭圓生さんのために作られた噺らしい。
登場人物は、きちんとしてるしドラマチックに感動的な場面もある。でもなぁ・・・・
スーパーマンみたいな謎の婿さんは、なぜ人殺しにならねばならなかったのか・・・・そのあとなぜ、村に流れ着いたのか・・・・・・そのあたりの方がドラマとしては面白いんじゃないのか・・・・壮大な物語にしないで、場面を切り取ってもいいんじゃないかと思う。
お茶の栽培は種でも出来るんだろうが、枝とか株分けとかでも育てられるのかな・・・・・お茶の葉として収穫できるまでには、何年もかかるだろうに・・・・・・
そうか、落語なんだもんな・・・・・噺のテーマなんか考えずに、一人娘に謎の婿をもらう村の庄屋さん夫婦のドタバタを楽しめばいいのかな・・・・1時間を超える長講の一席でした。



昔、所属していた大学の落研さんの新入部員勧誘のためのイベントがYouTubeにアップされていたのでみる。・・・・・・・漫才とかコントとかだった。落語は、やらねーのかな。・・・・・仲間内でうけるだけでいいのかよ・・・・・・心霊スポットリポートのコントなんかよりは、落語の「もう半分」とか「江島屋」なんかの方が怖いし「幽霊の辻」とか「野ざらし」なんかの落語の方が笑えるぜ。・・・・・・・・クイズ、ミリオネヤみたいなのを持ってきた漫才よりは「やかん」とか「浮世根問い」とかの根問いものの落語なんかの方が色んなもん詰め込めてやったら、面白いと思うんだけどな・・・・・・漫才とかコントとか落語に劣るなんて思っちゃいないが・・・別のもんだろう・・・・・野球部でサッカーやってるみたいで中途半端な気がする。さては、君たち落語が好きじゃない落研なのか?・・・・・・・落語はいいぞー、もっとたくさん落語聞きなよ、いろんな人の・・・・・、新入部の後輩さんもも寄席に連れてってあげるといい。聞いたこともないテレビなんかで見たこともない芸人さんがいっぱいいるぞ・・・・・大きなお世話だけど・・・・・・


付録
今年も、笠間稲荷の絵馬の展示



































やっぱり寄席文字で書いてみて・・弘道館の「弘」