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2013年9月14日土曜日

ひとりラブホと俺の「もう半分」と新郎の友人

アパートのクーラーが壊れている。扇風機と氷枕で夏を乗り切るつもりでいたが、先日、夜9時過ぎに部屋にいたら暑くて我慢ができなくなり近くのラブホテルに一人で泊まった。風呂入り放題・ダブルベット転がり放題エロビデオチャンネル見放題・・・・などを満喫した後、クーラーガンガンかけながら部屋の電気を真っ暗にして有線の落語チャンネルをボリュームを大きくして聞きながら眠った。夜中に目が覚めてぼんやりした頭に聞こえてきたのは夏の・・お盆シーズンということで亡くなっている上方の落語家さん方の特集で桂吉朝さんの「深山隠れ」だった、初めて聞く噺・・・不思議な噺だった。主人公だと思ってきいていた落語家が噺の途中でいなくなる、それっきり最後まで出てこないストーリーは、落語版インディージョーンズみたいで・・とび蹴りは出るつり天井もでる、悪漢どもの首がポンポン飛ぶ、新作落語なのかと思ったら、古典で昔からある噺なんだそうだ・・・上方落語も奥が深い、俺なんかの聞いたこともない噺がいっぱいあるんだろうな・・まだまだ、長生きして聞きたいもんだ。聞かずに死ねるか!であります。
特集のもう1本は、桂枝雀さんの「高津の富」こっちでやるところの「宿屋の富」だった。ほとんど無銭宿泊でいざとなったらにげてしまおうと考えている男が苦し紛れに自分がどれだけ金持ちか話す自慢話・・・「ほんとに、嘘かホントかわかりそうなもんじゃないか・・・・・なんだけど、やっぱり笑っちまう・・・・そのあたりでまた眠っちまったようだ・・・・落語に包まれて幸せな気分で・・眠った。

忌野清志郎さんの葬儀なのか・お別れの会なのか青山葬儀場では、その間ずーっとロックンロールが流されてた、と聞く。
俺が死んで、葬式あげてもらえるなら・・・葬式の間落語の録音流して貰おうかな。それなら、死んでしまうことも少しは怖くなくなるかもしれない。

で、富くじにあたる。と言えば・・・・先日宝くじが当たった、と言っても10万300円(何等かの当選額10万円と末等の300円の重複)である。人生変わるほどの額ではない。みずほ銀行の窓口に行き、別室に通されることも、口座開設のおすすめもなく、書類に住所とか名前とか書いて待ってたら通常の窓口で名前を呼ばれて、あっさり頂けた。
 さて、ここで思い出した、今、お付き合いさせていただいている方と以前宝くじの話をして「もし、当たったら半分あげる」と言ったことがあったことを・・・・堅い約束をしたわけではなかった。冗談話の流れの中で言ったことだ。落語の「もう半分」は、永代橋近くの居酒屋の夫婦が一合の酒を半分ずつ注文して「もう半分」と言って飲みに来る爺さんが娘が吉原に身売りして作った金を忘れてったのをねこばばしたことのたたりで爺さんそっくりの女の子が生まれる因縁話だけど・・・俺のもう半分は言わなければ誰も知らない「もう半分」の話
とりあえず、約束だから、たぶん彼女は、もう忘れてる約束だったけど、半分あげた5万150円・・・いらないよ。と言った彼女に「約束だから・・」と押し付けるようにあげた。「あたしが当たったらあげないからね。貯金する。」と言ってた。それがいい。そういうドライさが必要だ。俺の愚直なちょっと偽善的な約束なんか、笑い飛ばして、言わなければ誰も知らない約束なんかより、貯金して将来の自分たちの為に使う方が現実的で有効だ・・・・こうゆう人が俺には必要なんだろう。・・・・・・でも、たぶん、今後100万円当たっても1,000万円当たっても(もう当たらないだろうけどね)半分あげるんだろうと思う。約束だからな。俺のもう半分。

その、彼女の息子さんが結婚式・披露宴をあげる。俺にも招待状をくれた。涙出るほど嬉しかった俺も彼女のチームに入れてくれるらしい。(まだ、補欠で、見習いだろうけど)・・・・座席表には、新郎の友人となるらしい。・・・自己紹介・・・何と自分を紹介すべきか・・・・ご親戚中の総スカンをくらって、針のむしろになるか・・・わからんが、式のテーマは子供さんの結婚を祝福すること、それなら俺にも出席する資格はあるよな・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・たぶん。