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2011年7月11日月曜日

開演10分前・・・客3人・・大丈夫か?・・7月の「みな好き会」

7月8日・・夕刻の上野は暑かった。

専修大学落語研究会の「みな好き会」も第46回だそうだ・・・代表さんのあいさつ文が第46代代表の斉藤さんとなっているから、毎年欠けることなく開催されてきたってことか・・・
俺達の現役の頃が、たぶん・・・16回とか17回とかだから・・・だいぶ・・時間がたったもんだ。

上野広小路亭が40~50人も入れば満席になるところだから・・・アットホームな雰囲気で・・じっくり落語を・・・客の顔が見えるところで・・・・ったって開演寸前にこの人数・・・スリルとサスペンス緊張感・・・ほんとにやるんだよね?の不安ももろともせず・・・スーツ姿の部員さんも客席にまわって席もそれなりに埋まってきて・・開演。・・・・そうそうこんな感じ・・・俺達の現役の頃だってこんな緊張感・・・だったのかも知れない。

今は、看板も特に出てないし・・呼び込みもなし・・・俺達の頃は本牧亭で発表会の時は、上野署に事前に道路の使用許可とりにいって・・・発表会のチラシ配りながら呼び込みしたもんだったけど・・・今は、許可、厳しくなってるのかな・・・呼び込んで入れるほど客席多くないしな・・・

開演前の通路で・・・部員らしい女の子が携帯で話してた・・・
「・・・・・んーーん・・今日は上野で落語・・・サークルの発表会なの・・・それは・・8時頃には終わるんだけど・・・その後、バイト入ってんの・・・・朝まで・・・・ねぇー・・」
学生さんも大変だ。

仲入り には、恒例の新入部員紹介もやってた・・・なつかしい自己紹介・・俺達もここから始まったっけ。
文学部歴史学科1年(今はこんな学科あるんだなぁ・・)松本留五郎です。(仮にね)・・高座名は・・(俺らの頃は「芸名は」・・って言ってたけど、今は「高座名は」でやってた。)夢三亭大福です。(これも仮にね)・・・・・・・昔は、ここで一分線香即席噺入れてた・・・「雷は怖いねぇ・・なる(鳴る)ほど」とか「隣の空き地に囲いが出来たってねぇ・・・へぇ(塀)ー」とか「風呂屋に飛行機がおっこったぞ!・・・そりゃ戦闘(銭湯)機だ」・・・ってやつ。俺が1年の時に作ったのは「おぃ。このインスタントコーヒー中身が入ってないぞ!・・・・・ねぇすか?ふぇ?(ネスカフェ・・・違いのわかる男)」
よろしくお願いします。と頭を下げて・・次の新入部員に交代。

今の子のは、ここに小噺を入れるんで長いぞ・・・・「川崎市役所行って、市民課はどこですか?って聞いたら・・・課は、先です。(川崎です)」なんてえのはかわいいもんで・・・「外国人留学生に10回クイズやった」なんてのをしゃべってた「ピザって10回言って!ピッッザ、ピッッザ、ピッッザ・・・・・・ピッッザ」・・・(ひじを指差して)じゃあここは?・・・・・・「エルボー!」

大丈夫かぁー?・・・受ける受けないじゃねえよな。・・・嬉しそうな顔してしゃべってたもんな。楽しめ、楽しめ・・・楽しい時間は短いぞぉ・・・・落語もいいもんだぜ。頑張って楽しみなよね。

暑いのを気遣って・・・仲入りで、お茶のサービスがあった。部員の女の子にペットボトルから紙コップに冷たいお茶を入れて貰った。おっさんには、こんなサービスもありがたい。おいしかったです。ありがとう。

昔の、俺の大好きな落研の空気を少ーしだけ思い出させてもらいました。
重ねてありがとね。楽しかったです。

第46回 みな好き会
    日時:平成23年7月8日(金) 午後6時開演
    場所:お江戸上野広小路亭

饅頭恐い       松風亭 不死人
福は内         夢三亭 非常

強情灸         桂 小文治

だくだく        夢三亭 呟人

――――――  仲入り ――――――
         新入生紹介
六尺棒        立川 談修

いろもの   漫才
死神          夢三亭 河童

写真の後頭部は、初代の風柳 先輩でしょうか・・・御挨拶もせずすいません。