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2015年7月28日火曜日

面白いものは面白い・・・第5回なかよし落語会をみてきた

30年ぐらい前は、生田と下北沢付近に住んでたから小田急線は、よく利用してたけど新宿駅から各駅停車で三つめ、「代々木八幡駅」には降りたことがなかった。

今回、東京が猛暑日を記録した日曜日、この駅を降りた。

ちょっと早めに、着いたので、周辺をぶらぶらする。

頭がボーとする暑さの中、近くの公園のグラウンドでは、少年野球の練習と、見守るご父兄のグループが汗をダラダラ流しながら、炎天下で頑張ってた。・・・・・・みんな元気だなー・・・・







公園の入口の貼り紙

そーだ、去年は「デング熱」で大変だったんだっけ・・・・・この辺は渋谷区なのか・・・











お昼を過ぎて、どんどん暑くなる坂道をのぼって着いた「代々木八幡区民会館」














しかし、何となくの情報とたぶん、これは面白いんではないかという、自分のアンテナだけを頼りにやってきました「第5回なかよし落語会」・・・・

東海大学OBのアマチュア落語の「頭下位亭 虎奴」さんが主宰する寄席・・・・・あの二松学舎大学落研の春空亭ひばりさんが出るらしい。
國學院大學落研の方も、・・・出るらしい。・・・・・・・以前から、気になってた「かきあげ団」さんも出るらしい。

情報と言えば、それぐらいの情報しか無いのに、水戸から電車を乗り継いで・・・・・俺は何をやってんだろう・・・・・いくら入場無料とは言え、電車賃かけて・・・・・結論、スゲー面白かった。
いるんだな、こんな連中が・・・・・

開口一番からノリノリの南京玉すだれ
演者それぞれが、自分のやりたいことをやりたいように・・・・それでいて一つの寄席番組としてきちんとまとまってるのが嬉しい。

お客さんも、毎年来てたり、身内で知ってる方々なんでしょうが、楽しむぞー、楽しませてくれるはず、楽しんでって下さい、の信頼関係が出来上がってるようで、演者も臆することなく熱演する。

情報もなく初めて来た俺みたいなもんも、出てくる方、出てくる演者初めて見る方々ばっかりなのに、リラックスして、楽しませていただきました。いい寄席でした。





自称アイドル女子大生・・・・三文の会で見た時よりはじけてた「孝行糖」いいっすね。






















國學院大學落研さん・・「松山鏡」・講談の方みたいなきちっとした発声、うまいっす。






















芸名みてプロかと思った・・・春雨や通風さん・・・プロではないのね。






















             ―――――――――― 仲入り ――――――――――

女子大生の「紙入れ」上級生になるとしもがかったくすぐりもなんちゃない。






















牡丹灯籠の朗読から三味線で東京音頭というこの方の自由さが寄席にはいいと思う。






















ゆかたの似合う上方落語の「無い物買い」・・・うまいなぁ・・楽しそうでいいなぁ






















―――――――――― 仲入り ――――――――――

はるかぜ亭はれんちさんは、うまいなー「片棒」・・・・と思っているうちに写真撮り忘れた。

おもしれーなー「かきあげ団」さんの「スーパー歌舞伎」





















エンディング


















トリは「抜け雀」熱演でありました・・他の噺も聞いてみたいと思いました。





















勝手に写真載せましたけど・・・・遠目の写真でピンボケ選んで、サイズ小さ目を選んでみましたので大丈夫でしょうか・・・・ご迷惑でしたら言ってください。削除しますので。お疲れ様でした。楽しかったです。

2015年7月18日土曜日

熱血、「松竹亭松弥」と台風一過の第五十回「みな好き会」

ちょっと前の事件らしいが・・・・ネットのニュースで見つけた

グラブ盗難被害に遭った上尾高校野球部員が自力で犯人割り出す

2012年07月頃のことらしい・・・・・

 大切な野球用具の盗難被害に遭った野球部員が、自力で犯人を割り出すお手柄を立てた。

 被害を受けたのは埼玉県立上尾高校(上尾市浅間台)野球部で、7月8日、部員が朝練の際にグラブ約10個とボールが盗まれたことに気付き、学校が上尾署に届け出た。

 金子章野球部部長、「このままで悔しくないのか。自分たちで犯人を捜そう」と部員に呼び掛け、盗まれた道具を自力で探し出すことで意見が一致。部員は練習後、手分けして、中古品販売店などで聞き込み。その結果、8日夜、とあるリサイクルショップに、自分たちのグラブが置かれているのを発見した。犯人がその店に売る際に、身分証明書を提示していたため、足がつき、20歳と21歳の男2人組が窃盗容疑で12日までに逮捕された。グラブは同校に返却された。

 逮捕容疑は、2人が7日夜から8日朝にかけて、同校の敷地内に侵入し、用具置き場に置いてあったグラブとボール(総額約18万円相当)を盗んだ疑い。埼玉県内では5月に私立栄北高(伊奈町)で、6月に県立伊奈学園総合高(同)でグラブが盗まれており、同署は2人との関連を調べている。

 上尾高校野球部は公立ながら、春夏合わせて7度の甲子園出場を果たした名門校。75年夏の甲子園ではベスト4にも進出。これまで、2000本安打を達成した山崎裕之(ロッテ、西武)、会田照夫(ヤクルト)、仁村徹(中日、ロッテ=現楽天二軍監督)らのOBを輩出した。

 「全国高校野球選手権埼玉大会」は11日に開幕。試合直前の用具盗難に、村田進教頭は「大会の直前であり、練習への支障や精神的な影響はあったと思う。憤りを感じている」と激怒した。


台風一過の新宿歌舞伎町は蒸し暑い風が吹いていた・・

例年のように仕事を早めに切り上げて常磐線に飛び乗っても・・・・・6時開場には間に合わなかった・・・

だいたいほんとに、今日ここで専修大学落語研究会の「第五十回みな好き会」
をやるのか、どうかも半信半疑で・・・・
技術顧問であろう桂小文治師匠は、別の落語会の予定が入っているのをHPで確認したから補導出演はないんだろうし・・・・

立川談修さんのHPにも出演予定はなかったし・・・・
とりあえず、歌舞伎町二丁目「永谷ホールFu-」を目指して、呼び込みのお兄さんや座り込んでるホームレスっぽい婆様の所帯道具を踏まないように汗を拭き拭き歩く。途中の洋菓子店で買った差し入れんの洋菓子パン15個(部員が何人いるのかも知らない・・・足りるのか?)の入った紙袋を抱えて西武新宿線沿いを歩く。

例によって看板も貼り紙も、ハッピ着た呼び込みもない薄暗がりの入口を入る・・・・会議用テーブルの上に、「みな好き会」の番組表?らしきものと来場者用の記名帳が開いて置いてある。・・・・・・・・どうやらやってるようだ。・・・・・・あわてて受付に戻ってきた着物姿の学生さんに、差し入れを渡して番組表をもらい仕切りのカーテンから中に入ると、


ちょうど「立川談修」さんがあがったところだった・・・・・・「つる」をやっていた・・・メスの首長鳥は・・
何と言って飛んできた・・・・・今年も補導出演、出てくれたんだなぁ・・・・・学生時代からなじんでる落語会とは言え、やりにくいだろうに・・・プロの落語家さんが出てくれると、こういう落語会は締まる。
「談修の「修」は専修の「修」・・・・・大事にしてくれていることに感謝しないとね・・・・

続いては、「夢三亭定食」君・・・・・・・「愛宕山」


座布団の前に扇子、いわゆる「かぜ」をおいて
そこが演者と客の間の「結界」とするというのを聞いたことがあるけど・・・・

かけていた眼鏡をはずして「結界」なのかな・・・面白い・・・・っていうか、ここで外すならかけてこないで高座にあがるという手もあったかと・・・・作戦ならばそれも面白い。









手拭い、まんだらも・・・・面白い・・・何の模様なんだ?・・・・このまま座布団の上に出しっぱなしが気になったけど・

でも、定食君、顔は濃い。端正な顔してる・・・つまり、いい男だと思うんだが・・・・

熱演してた・・・一八が谷底から帰ってくる原理が、わかりやすかった。







で、・・・・・・・・・・仲入り・・・・・・・
やってました、新入生紹介・・・・・・・
トリを務める夢三亭無角(さーくる)君の司会・口上で5人の新入部員の自己紹介・・・・
昔なら、芸名名乗って「一分線香即席噺」で、よろしくお願いします・・・・だったけど、今は「駄洒落を言います」・・・・になってる。

すごいよ。「18歳ですが、童貞です。どうっていことないです。」だもん・・みな好き会でカミング・アウト・・・勇気ある新人。








三本締めで締めた後は
松竹亭直心(じきしん?)・・・・・上方弁の「ちりとてちん」
以前、二松学舎大学・國學院大學と一緒に開催してた「三文の会」んときに「松竹亭がなり」で出てたと記憶してる子だと思う・・・・・・とても面白い・・・・関西の出身なのかな・・・・・

















最近の子は、痩せてるから噺やってるうちに着物がズルズルになってくる・・・着物の着方については、研究の余地ありだね。












で、いろものの漫才・・・・「めくり」に「いろもの」じゃなくて、コンビ名とか入れたあげてもいいんじゃないかと・・・・・

ネタが、「どうやって自殺を思いとどまらせる」というのは、どうなんだろ・・・暗くねーか?






さて真打は・・トリは、4年生、就職活動中と言ってた、「夢三亭無角」君の「紙入れ」

三文の会でも、落語芸術協会のらくご祭りでも見たなぁ・・高速のガマの油とかやってたっけ、芸名も「夢三亭六角」で。六角なのにペンタゴンと読ませててわけがわからんかったっけ・・・・

「紙入れ」・・・・については、間男相手のおかみさんが、みょーに色っぽい。
手紙の入った紙入れを見つかったかどうか心配で、確かめに来る翌日の場面は、噺を聞いてる俺たち客にも、兄貴分の亭主が気が付いているのか、いないのかわからない会話で進行させた方がスリルとサスペンスが増すし、たぶん変えた下げも生きてくるような気がする。


みな好き会も50回だそうだ・・・・・俺達がつないっでった伝統(大そうな言い回しだなぁ)ってのか・・・・そういうものが、30年たってもつながってるってのは、・・・素直に嬉しい。

つないでくれた、現役の落研部員達にに感謝する。

ありがとうございました。
君たちが大好きだ。

2015年7月5日日曜日

「第5回 げいぶん寄席」と「黒門祭」が・・・秋田単独行動で怒られる・・俺は短命だ


最近気になった絵馬
笠間稲荷神社にあった・・勝利の目標が具体的すぎる


















「第5回げいぶん寄席」である

社会人落語日本一とか二位とかそうゆう方々の落語会
水戸市の常陽芸文センターのいつもは、研修室みたいなところでやってたけど、今回は300人は入るであろうホールでの開催。

個人的には、世間でいう社会人落語の方の中には、セミプロです。ほぼ落語家です。平気で名乗る方もいるけれど、ここに出演される方々は、分をわきまえていらっしゃるというか、「社会人落語」というところでの立ち位置はぶれていないので安心して聞いていられる。しかも俺たちと同じ時代の「落語研究会」の「落研」のにおいがするのだ。もちろん落研に所属したことなどなく社会人になってから落語を始めた方もいらっしゃるようだけど、きちんとやってる感じが好きです。
どっかの学校の教頭先生らしい
演題「熊の皮」は、・・・・・・
・・がよろしく申しておりました。というのを思い出すのは、敷いてあった熊の毛皮が、「尻に敷かれる・・・・」というところから思い出す展開でやってらしたが、・・・・・・・下ネタ好きの私としては、熊の皮の毛をいじってるうちに「かみさん」を思い出すパターンが頭をよぎる。
こどもさんが落語を始めたので負けじと落語を始めた親父さん











髭ずらの苦み走ったコワモテのおっさんが、「孝行糖」・・・・・・緊張もあるのか笑わないおっさんと与太郎のキャラクターの落差が面白い。













桂枝雀さんを二回り小さく若くしたような風貌

見台をおいて関西弁でのオリジナル創作?かな・・・・演題「憧れの甲子園」

甲子園1回戦敗退の高校生チームを前に始まる監督のひとり酒盛り・・・・・・後半部分で噺がグズグズになっちまったけど・・・・出来のいい時の高座は、たぶん大爆笑ものだろうなぁ・・と想像できる。もう一度ちゃんとしたときに聞きたいと思う。







あいかわらずパワフル「筍」とか殿様と家来とかの噺おもしろいよな



社会人落語らしく、勤めていた会社で2回倒産を経験した・・・というまくらが面白かった。プロの落語家さんではない普通のサラリーマンが経験する日常が聞けたりするのが社会人落語の面白いところだと思う。

この方の、粗忽ものの噺の登場人物は、ほんとに強烈でパワフル・・・ほんとにおもしろい。






水戸の乳酸菌飲料の会社の・・・・・つまりは、水戸ヤクルトの社長さんだそうで・・・・

旦那芸というか品のいい語り口・・・・・その分、博打の怖さを教える「親分」のアウトロー的な凄味が薄い。いいんだよね。噺も、たたずまいも健康的で安心できる。

「こうぶんていぶんぶん」と読む・・・「こうもんてい もんもん」とは読まないらしい。・・・まさか、けつめど様ってこたあない。




プロと同じ高座に上がっても、着替えは廊下で。と聞いた・・分をわきまえる姿勢が好きだ



















俺たちの学生時代、その大学には「黒門祭」という6月下旬の学園祭があった。
学術文化会という組織に所属する文科系サークルの展示・発表があり、秋の鳳祭という学園祭ほどではなかったが、そこそこの人出があり、その中で落語研究会も「黒門寄席」として寄席を開催していた。・・・・・
というか、今もしていると思っていた。
なので、ちょっと行ってきた。

おっさんの膝が笑い出す山登り・・・昔はあんなに通ったのに











ここを登りきれば生田キャンパスが・・・見えるはず

6月28日(日)午前10時30分・・・・誰もいない・・・黒門祭は?
正門前で、声優研究会かなんかのおねえちゃんが正装して立ってたんで・・・・・「黒門祭って今日は、やってないの?」・・・・
「やってるところは、各教室でやってるんで、・・・・・詳細はわからないんです。」・・・・・「開催内容のチラシとか一覧表とか配布して無いの?」・・・・・「ないんです」

この、看板だけが、掲示板横のスペースにポツンと・・・・・・

今の「黒門祭」は、こんな感じだ

学外のもの立ち入り禁止だったけどOBだから、まんざら無関係でもあるまいと・・・・・でっかい新しい、でも誰もいそうにない10号館という建物の中に入り男子トイレを拝借。ウンコしてきた。もちろんちゃんと流してきたが・・・・・・ここにきた足跡は残したぞ。「黒門寄席」は、もう無いんだな。

人どうりのない坂道を・・・・とぼとぼ降りて、向ヶ丘遊園駅から新宿に・・・・・新宿末広亭に12時過ぎに入る。昼席・・・・両側の桟敷席も含めて、ほぼ満席・・・・よく入ってるなあ。・・・・・昼夜入れ替えなしの夜席主任が人間国宝 柳家小三治師匠、そのせいかな?・・・・・あ、でも今日は休席だ。
新宿末広亭6月下席・・・・昼夜入れ替えなし3,000円は、それなりのお値段。8時間も9時間も座ってはいられない。

何のかんので、昼から夕方4時頃まで過ごす。寄席はいいっす・・・・ねぇ伝助さん・・・

入れ替わり立ち代わり、漫才から紙きりからギター漫談から・・・・・確かに立川流一門だけの寄席では、こうはいかないんでしょうね・・・・・立川談志さん亡き後、立川志の輔さんが地元に来た時か専大落研の対外発表会「みな好き会」に補導出演する立川談修さんみたぐらいで、上野鈴本でも新宿末広亭でも寄席で見ることないわけで・・・・・

確かに、寄席は生温いと感じ、自分たちが落語をやる場所は自分たちで作り出す。・・・・・・というのも個人事業主の落語家さんらしいのかもしれません。・・・・・・でも、俺のように独演会や一門会を追っかけて聞くことが難しい地方在住の落語ファン・・・・たまに都内に出たときに定席に寄るのを楽しみにする。田舎者の落語好きには、立川流は遠いなあ。

二つ目に昇進したという「林家けい木」さんが、肛門にたけのこが刺さる落語「鈴ヶ森」をやっていた・・・・兄貴分の泥棒が番犬のことを泥棒の符牒で「姑・舅(しゅうと)」というと子分に教える・・・・・なんでそういうかってえと「うるせえ」からよ・・・・・・そんなくすぐりを聞いて前の席の若い主婦らしいご婦人ペアが顔を見合わせて「クスッ」と笑う、・・・・・どこの舅・姑もおんなじなんだろうな・・・・・

林家木久蔵さんが「太鼓腹」だ、口調が素人っぽく聞こえるけど、噺は丁寧だ。
色んなものに飽きた若旦那が扇風機とストーブを向い合わせてどっちが勝つかやってみた・・・なんて、発想は小学生じゃねーか・・・・馬鹿さ加減が笑う。

「すず風にゃんこ・金魚さん」ていったい何歳なのよ・・・サルのマネすげーな。
あいかわらず・・三遊亭歌武蔵さん体も声もでかいなあ・・・相撲ネタの漫談は、説得力あるなぁ
入船亭扇遊さんが「手紙無筆」をやっている・・・午前中の生田の山登りの疲れが出て・・・気持ちいい・・高座の声が睡眠導入剤・・・・うつらうつらして・・・寄席いいな・・・

紙きりの林家正楽さんが、お客のリクエストで「ほおずき市」とか「スカイツリー」とかを下座のお囃子にあわせて体を動かしながらきってる・・・定番のネタ・・「なぜ体を動かすのか・・・と聞かれますが・・・・(動かすの止め・ピタッと静止状態で紙を切る)・・・・・・こうして切っていますと、地味で暗ーくなってしまいます・・・(動き出す)・・・・・

出た、仲トリ・・・・鈴々舎馬風・・・・昔は、柳家小さん会長時代に寄席で見るたび「(落語協会)会長への道」やってたのを聞いたっけ・・・・・もう、会長を一度やっちゃっもんな・・・・・小さん会長・・・蝶花楼馬楽副会長・・・理事で円歌・・・・小せん・・・円菊・・・志ん朝・・・・そのうち談志が戻ってくるんじゃねーかと、なんてのを当時やってたなぁ・・・・・
今日は、時間の関係もあったのか、あるいは手抜きか・・・・漫談ちょこっとしゃべって引っ込んだ・・

仲入り・・・・・・売店に弁当とエビアン(暑かったんだ)を買いに売店に・・・・弁当売り切れ・・・満席だもんな・・・・

春風亭朝也さんが「粗忽の釘」・・・・おっと、「昭和こいる&あした順子さん」の漫才、ともに相方が入院中のためコンビ組んでの高座らしい・・・・順子さん80歳をすぎたらしいけどお元気だ・・・「この間。舞台で倒れたんです。・・・・・化粧が厚すぎて呼吸困難で・・・・・」いつものネタが聞けるのがうれしい。こいるさんも「へーへーほーほー」歌ってました、漏れ具合がいいなぁ・・・・・・・プログラムにない隅田川馬石さんが出てきて・・・誰の代演かな・・・「たぬき」

4時をまわると、もうー座ってる尻が限界だ・・・・まだ、混み混みの末広亭を出る。
じくじくと厚い新宿三丁目を駅に向かう。

寄席というところは、生温い環境といえば、そうなのかもしれない。ガチガチの古典芸能をみにきたら、けっこうあっさり、やってお後楽しみにって、・・・・まず、あんたが楽しませてよと思ったりするが・・・・
立川流のようにとんがった、立川談志ファンのお客さんの前で、ある意味純粋培養された、寄席に出ない立川談志一門のようなやり方は、貧乏学生の頃、立川談志さんを追いかけて聞いてた(っつても貧乏学生ができる範囲で・・・だけど)者としては、それは、それで今後も見ていたい。・・・・・でも一門が目指すのが「立川談志」だとすれば、そこからは、立川談志以上のすごいのは、出てこない気がする。
俺も含めて客は、わがままだ、自分の予想をはるかに超えるまくらや、見たこともない解釈で古典落語も創作落語も見せてほしいと思ってる。と同時に、昔からある何にも考えずに入った寄席で、昔ながらの、初めて寄席にはいいる人もいろんな人の落語・演芸を見てきた人も、単純に楽しめる空間も大好きなんだと思う。・・・・・のは、俺だけ?
伝助さん・・・・俺の「けど」はそんなもんだと思いました。

先日、孫の面倒を見るため秋田に一緒に行ったお付き合いしてる方を、長男さんのアパートに残し一人で猫娘、楽家にゃんにゃんさんの故郷を訪ねた顛末をブログに書いた。
それを、最近スマホに代えて、どこでもこのブログが見られるようになった彼女に見られ・・・・・怒られた・・・・・「あたしがいない間に、昔の彼女の故郷見に行ってたりしたんだ?あんたは・・・・」

「違うって・・・・秋田で思いついたんだ・・・第一、彼女とは付き合ったことなんてないし・・・手も握ったことないし・・・・・・あの頃の落研は地方から出てきた、なんだかわからない連中が手さぐりで生活してて・・・・言ってみれば、戦友みたいなもんで・・・・・」

「何言ってやがる・・・・(こんな言葉づかいはしてなかったけどね)・・・・手も握ったこともないっても、晩御飯ごちそうになったりしたんでしょう?・・・・・三畳一間のアパートで・・・・・バイト帰りの夜のアパートで差し向かい・・・ご飯よそってもらって・・・見れば秋田美人・・・・白魚五本並べたような細い指でよそっってもらったご飯を受け取る・・・・手と手が触れる・・・・・周り見ると誰もいない・・・・・「あー俺は短命だ・・・」なんてことやってやがったんだろう・・・・まったくもう!!
・・・・・(こんなにきつく怒られたわけではないけどね・・・ちょっと会話内容ふくらましましたけど・・・)


「五番街のマリー症候群」なんだよね、・・・・・・わからねえかもしれないけど・・・
昔の仲間や、落研が今どうなってるか知りたくなるんだよね・・・・年取るとさ・・・
行ってみたって、昔のままのものが残ってるはずなんてないし・・
今の現実に、何をしてあげることだって出来はしないの・・・わかってるくせに
「・・・どんな暮らししているのか・・・見て来て欲しい・・・」ってことで

でも、そんなもの、他人に頼むもんじゃねぇ・・・体が動くうちは自分で確かめて来いって!そう思ったのさ。



2015年6月4日木曜日

「銀座カンカン娘と志ん生」と「潮来花嫁さん」と「猫娘のふるさと」

「銀座カンカン娘」という映画をDVDで見る。
若き日の古今亭志ん生が落語をやってるシーンがあるというのを聞いていたのでみたかったのだ。・・・・・・・・1949年の映画。高峰秀子さん主演で笠置シズ子さんが共演。







古今亭志ん生が「疝気の虫」でそばを食べるあたりとエンディングに向けて「替り目」をやってる。若かりし頃の志ん生は、ちょっと、気難しそうな顔をしている。俺には、晩年の愛嬌のあるおじいさん顔に比べるとちょっと取っつきにくい顔だ。五代目志ん生の生まれが明治23年、1890年の生まれだそうだから59歳ごろ。満洲から帰ってきたのが1947年とすると、その2年後ぐらい・・・

志ん生が茶の間でやる「替り目」のエンディングが映画のエンディングにかさなる。けど特に、ストーリーにからんだ落語ではないし、ストーリーそのものがたわいない話がポワーンと進行するそんな映画だった。・・・・高峰秀子の可愛らしさを楽しめばいいのだろう。そして、今となっては、貴重な動く志ん生を楽しめば、・・・・「疝気の虫」でそばを食べるシーンとかこんな感じなんだな・・・・映画の題名で挿入歌の2番の歌詞がカルピス飲ん~で、カンカン娘~ぇ・・・・・カルピスがモダンな飲み物だった時代の映画なんだわね・・・



恒例の潮来あやめ祭り・・・最初の週の日曜日だったから、あやめ満開には、あともう少し・・・途中の道も震災後の改修工事完成まで、もうすこし・・・・・
あやめ


そして、お付き合いしてる女性の長男さん・・・・・呼んでいただいた結婚式で新郎の母のボーイフレンドと言えず落語「付き馬」の”おじさん”・・・・おばさんじゃないんだから”おじさん”でいいのだ・・・として紹介をうけた・・・・あの、長男さんに子供ができた・・・・正しくは、長男の嫁が子供を産んだのだけど・・・・・・おつき合いしている人(おばあちゃんになるのか・・)を、孫のいる秋田までお連れした・・・
退院した嫁が実家に戻る前の、数日を横手市のアパートで過ごすので、長男夫婦が心細いから居て欲しいということで・・・・横手駅に迎えに来た長男に出産祝いを渡して、彼女を引き渡したら・・・
帰るまでの二日間、私は、単独ホテルで過ごすことになる。・・・・孫みたいな子?には、会わない。・・・・俺は、「おじさん」、ほんとのおじいちゃんは、たぶんどっかにいる。・・・俺は彼女の付き馬みたいなもんだから・・・・・でも、写真で見せてもらった赤ちゃんは表情豊かな、可愛い女の子だった。元気に育ってくれ・・・「おじさん」は、心から願う。

次の日、秋田は今年の「東北六魂祭」の開場ということで、横手から秋田市へ向かう奥羽本線は混んでいた。俺は逆方向の湯沢に向かう・・・・・・湯沢駅は改修中で小さな駅舎と大きなクレーンがそびえていた。駅で聞いて羽後交通の路線バスに乗る・・・・・羽後町へ。
雪をかぶった鳥海山

進行方向の車窓に見える・・・・・遠くに雪をかぶった山が見える・・・・5月の終わりに雪か・・・・遠くへ来たなぁ・・・・
平坦な・・・田んぼ沿いの道を3人ぐらいの乗客を乗せた路線バスはゴトゴト、ゴトゴト走る。
運賃が600円を過ぎたあたりでもうすぐ終点、その一つ前のバス停で降りる。もう誰も乗ってない。


















ここが、秋田県雄勝郡羽後町・・・本当は、もう少し先の集落まで行きたかったのだけど・・・バス路線が廃止になっている。・・・秋田県でも有数の豪雪地帯と聞く。鷹匠といわれる人もここが最後で途絶えたとか・・・・・夏になると有名な「西馬音内盆踊り」(にしもないぼんおどり)が行われるそうだ・・・深編み笠や彦三頭巾で顔を隠して踊る・・・・亡者踊りからの由来とも聞く・・・・顔を隠していれば、死人や先祖の霊が混じって踊っていてもわからない・・・・幽玄な・・・・と形容されるのか・・・そんな踊りだそうだ・・・・・・

大学落研で「楽家にゃんにゃん」という猫娘と一緒だった。・・・・・何度も言うが「にゃんにゃん」という言葉に卑猥な意味が付加されていない時代の「にゃんにゃん」さんのことね。


彼女は、井の頭線新代田駅前のスーパーでバイトしていた。何度かバイト先のお惣菜で晩飯をごちそうになった。近くのアパートに住んでいて半畳の台所がついた三畳一間だった・・・・そんな、女の子の部屋に転がり込んで晩飯よばれる俺も俺だけど・・・・何をはなしたかなんて覚えていないが、終電間際まで話をしていい加減、帰れと怒られたりしていた。
彼女の故郷は、秋田だと聞いた・・・・・雪深いところで、冬には父親が出稼ぎに出ることもあると・・・
そんなところから、両親は娘を東京の大学にだし・・・・・・娘はアルバイトをしながら、三畳一間のアパートで頑張っていた・・・・・彼女は、それがどんなものかわからなかったけど何者かにならなければ、ともがいていた気がする。・・・・・もがく・・あの頃の落研の部員はみんな似たようなもんだったかもしれない。・・・そんな彼女に相談されたことがあった。「母親だか父親だかが病気」らしく・・・すぐにでも秋田に帰りたい・・・・・でも、交通費が7千円何がし、足りないと・・・・・あの時俺はお金貸したんだっけ?・・・・いや、・・・・・・大福には迷惑かけられないもん。近くに住む親類に頼んでみるから・・・・・わかったそれでもどうにもならないときは、何とかするから、もう一度相談して・・・・そんな会話をした気がする。

30年以上前でも・・・・みんな貧乏だった。、7千円ちょっとの手持ちも無かった。・・・・・・秋田は遠かった。・・・・・・その町を今回ひとりで尋ねた。静かな町だった。・・・・君はここで育ったんだ。・・・・あの時飛んで帰りたかったこの町は、こんなに遠かったんだ。・・・・・・
そばも名産らしい「冷やかけそば」がおいしかった。

それから、しばらくして2年生になって彼女は落研を退部した。
親に無理をかけて大学に行かせてもらい・・・・・なにものかになるためには、「長生きの野菜は百歳(はくさい)」とか「お母ちゃんパンツ破けたよ・・・・また(股)かい?」・・・やってる場合じゃないよな、と思ったんだろうな・・・・辞めなければいけない、そう思ったんだろう。それが、彼女の選択だった。



その後、しばらくは彼女のアパートを訪ねることも、晩御飯ごちそうになることも何度かあったけど・・・疎遠になっていった・・・・・・・大学卒業後、彼女が俺の知らない人と結婚した時には、式の二次会には呼んでもらった・・・・・俺の知らない幸せそうな花嫁さんが会社の方々にせかされて、俺の知らない花婿とキスをしていた。・・・・・幸せそうだった。


あれから、30年たって俺たちはなにものかになったんだろうか・・・・彼女は、あの頃のことなど忘れたかな・・・・・・・君のふるさとは、静かな穏やかな町に見えた・・・・・たぶんあの時の君の思いなど、何もわかっちゃいないんだけどね。

おまけ

狛江の牛丼君の住んでたアパートと思われるアパートが残ってました。






















狛江を歩いた時に見つけたけど、絶対この建物かどうかの自信はないです。
アパートの名前も変わってたし。












2015年4月26日日曜日

春と「百年目」と落語をやらない落語研究会?

これを書いているのは、既に4月も終盤。忙しさに紛れていろんな出来事を忘れていく。


少し、まとめて書く。


3月14日の土曜日、ホワイトデーに今年も水戸偕楽園の「夜・梅・祭」に行ってきた。3月の週末は水戸は観梅デー。偕楽園は、庶民の公園だから入園料はかからない、・・・・・・・・つっっても、この時期だけ普段無料の駐車場が、有料になったりする。・・・・・・・・ライトアップされた夜の観梅も、いいもんだけど


こういうの寄席文字でやってくんないかな。さてなんという字を書いたのでしょうか?



















4月になれば、桜
常総市の桜を見に行く,川っぺりをずーっと歩く。
イルカの打ち上げられた鹿島灘の端っこ・・・何があったんだろう



そして

立川 談春さんの独演会・・・・「百年目」を持って全国を回っているらしい。







なぜか、「百年目」という噺には、今まで興味がなかった、・・・・たぶん、大好きだった立川談志さんがやってない噺だったり、大店の主人と番頭、奉公とか「部下を育てるとか育てられる」とか言ったテーマに興味がなかったんだろうなぁ、
・・・・・・・五天竺の中の南天竺に栴檀(せんだん)と言う立派な木があり、その下にナンエン草という汚い草が沢山茂っていた。ある人がナンエン草を取ってしまうと、栴檀が枯れてしまった。後で調べると栴檀はナンエン草を肥やしにして、ナンエン草は栴檀の露で育っていた事が分かった。栴檀が育つとナンエン草も育った。栴檀の”だん”とナンエン草の”ナン”を取って”だんなん”、それが”旦那”になった。
だから、私と番頭さんも、一心同体、どちらかが枯れては、どちらも育たない・・・・・・

そういう、とってつけたような教訓めいたのが好きじゃなかったんだろうな・・・若い時分は・・
もともと、上方の噺だそうだから・・・・家に帰ってからCD探して、桂米朝さんの「百年目」と古今亭志ん朝さんの「百年目」を聞く。上方の商家の日常と春先の花見に浮かれる川っぺりの風景の描写がにぎやかでいい。米朝さんの方は下座の音曲がはいるから、いっそうにぎやかでいい。
、・・・・長年勤めて、もうすぐ暖簾分けというところで、芸者・幇間もち引き連れて、花見にくりだしたのを見つかって・・・・・もう駄目だ・・・・店を出される・・・・いやまてよ、今回が初めて見つかったこと、勘弁してもらえるかも・・・・・いやいや、そんなわけはない。もう駄目だ・・・・・・・一晩中眠れない番頭の苦悩が面白い。、




立川志の輔独演会
平成27年4月19日
水戸芸術館


開口一番・・・・・・
立川志の麿・・・・・「子ほめ」


立川志のぽん・・・「初天神」
         志の輔さんの水戸の独演会では、何度か見た二つ目さん。石岡市出身で筑波大学  の落研だったと、記憶している。以前に見たときは、前座さんで、メガネはかけていなかった。今回は、二つ目さんになりメガネをかけての高座。もう少し頑張ってほしいなあ。中途半端に覚えた噺を完成形にしてほしくねえなぁ。


立川志の輔・・・・・・・「スマチュウ」
         普段、おしゃべりな地元の富山のマネージャーが、コンビニを探して運転中ほとんどしゃべらなかったのは、トイレに行きたいわけではなかった。・・・・・・・・・・一面雪で真っ白のコンビニの駐車場の降り積もる雪の中に落としたものは・・・・・・そんなまくらから・・・・・・・
        
 「薬物中毒」が「ヤクチュウ」で薬物依存症なら「スマチュウ」とは?


――――――――― 仲入り ―――――――――


立川志の輔・・・・・・・「江戸の夢」
       大河ドラマみたいな・・・・文藝大作・・・・とでも言うのか・・・・大きく展開する創作落語・・・・三遊亭圓生さんのために作られた噺らしい。
登場人物は、きちんとしてるしドラマチックに感動的な場面もある。でもなぁ・・・・
スーパーマンみたいな謎の婿さんは、なぜ人殺しにならねばならなかったのか・・・・そのあとなぜ、村に流れ着いたのか・・・・・・そのあたりの方がドラマとしては面白いんじゃないのか・・・・壮大な物語にしないで、場面を切り取ってもいいんじゃないかと思う。
お茶の栽培は種でも出来るんだろうが、枝とか株分けとかでも育てられるのかな・・・・・お茶の葉として収穫できるまでには、何年もかかるだろうに・・・・・・
そうか、落語なんだもんな・・・・・噺のテーマなんか考えずに、一人娘に謎の婿をもらう村の庄屋さん夫婦のドタバタを楽しめばいいのかな・・・・1時間を超える長講の一席でした。



昔、所属していた大学の落研さんの新入部員勧誘のためのイベントがYouTubeにアップされていたのでみる。・・・・・・・漫才とかコントとかだった。落語は、やらねーのかな。・・・・・仲間内でうけるだけでいいのかよ・・・・・・心霊スポットリポートのコントなんかよりは、落語の「もう半分」とか「江島屋」なんかの方が怖いし「幽霊の辻」とか「野ざらし」なんかの落語の方が笑えるぜ。・・・・・・・・クイズ、ミリオネヤみたいなのを持ってきた漫才よりは「やかん」とか「浮世根問い」とかの根問いものの落語なんかの方が色んなもん詰め込めてやったら、面白いと思うんだけどな・・・・・・漫才とかコントとか落語に劣るなんて思っちゃいないが・・・別のもんだろう・・・・・野球部でサッカーやってるみたいで中途半端な気がする。さては、君たち落語が好きじゃない落研なのか?・・・・・・・落語はいいぞー、もっとたくさん落語聞きなよ、いろんな人の・・・・・、新入部の後輩さんもも寄席に連れてってあげるといい。聞いたこともないテレビなんかで見たこともない芸人さんがいっぱいいるぞ・・・・・大きなお世話だけど・・・・・・


付録
今年も、笠間稲荷の絵馬の展示



































やっぱり寄席文字で書いてみて・・弘道館の「弘」